シェキナー【1】
「弓で敵を狙うということは、敵に狙われる覚悟を決めたということ」 シェキナーは常に戦いの中に身を置いてきた。そのため戦場にいなくとも、彼女は常に鋭く、抜かりなく周囲を見渡す。 |
シェキナー【2】
「風の流れ、空気の湿り気、敵の動き……そのすべての理解して、はじめて矢は思ったところに飛ぶの」 シェキナーほどストイックな弓使いは多くないだろう。彼女は弓を究めるために、自然のすべてを学んでいるのだ。 |
シェキナー【3】
「敵に向けて放った分だけ、自分の心臓にも矢が向けられる」 人を殺めれば、必ず大きな憎悪を向けられることになる。シェキナーはそのことをよく理解している。彼女もまた、最愛の人間の命が奪われているのだから。 |
シェキナー【4】
「私は言い訳をしない。戦場に身を置いた以上、私は敵を射るし、敵に射られても文句はいわない」 シェキナーは今日も弓をひく。彼女の矢が貫くのは、誰かが愛する人の心臓だろう。多くの恨みと憎悪を集めながら、彼女は戦い続ける。 |