パルテノス【1】
「お互いに傷つけあうようなことはもうやめましょう。争いは何も生みません」 熾烈さを増す戦争は、多くの悲劇を生んだ。血で血を洗う争いの中で、その無益さを叫び続けたのがパルテノスである。 |
パルテノス【2】
「私たちは必ず分かりあえます。これ以上の犠牲者を出すのはやめましょう」 敵味方問わずに、けが人を治療するパルテノスの行為は、神々の間で問題となった。しかし、彼女は自分の信念に基づき、あらゆる生命を救うために活動を続けた。 |
パルテノス【3】
「敵だとしても、傷ついた者を放っておくことなどできません。邪魔をしないでください」 どれだけ非道な悪魔でも、パルテノスはケガを負った者ならば無条件で手当をした。その行為は多くの批判を集めたが、彼女は全く意に介さなかった。 |
パルテノス【4】
「これほど激しい戦いの中で、私は何を成せばいいの」 死屍累々の戦場で、パルテノスは己の無力さに打ちひしがれる。救おうとした命は無情にも失われていくだけで、自分にそれを止めることはできない。だが、彼女は諦めなかった。 「現実に絶望してはいけない。一人でも多くの人を救うのが私の使命なのだから」 |