ヘラクレス【1】
「また……この剣が役に立つときがきたか……」 自分の身の丈よりも大きな剣を携え、ヘラクレスは遅れて戦地に駆けつけた。歴戦を知る、この剣が再び唸りを上げる! |
ヘラクレス【2】
「もうこれ以上……犠牲者を出すわけにはいかない」 その手に正義の炎を燃やし、戦いの最前線へ訪れたヘラクレスは、己の活躍で劣勢だった戦況を一変させようとしていた。 |
ヘラクレス【3】
「さあ、残るは貴様らだけだ。地獄へいくがいい!」 あれだけ猛威を振るった敵の軍勢も、もう数えるだけになっていた。眼前の残兵も、ただ怯えるのみ。勝利は目前だ。 |
ヘラクレス【4】
「邪魔な奴らは消さねばならぬのだ!」 崩れ落ちた城壁を、とても人の力とは思えぬ怪力で担ぎ上げると、残る敵兵へ向けて投げつける。断末魔の叫びすら、聞こえない。 |