マウソロス【1】
「墓守とは孤独な仕事だな。話し相手と言えば、もの言わぬこの墓標くらいなものだ」 神界の墓守マウソロス。彼女はもう何百年も天界の墓守をしている。今は亡き友との約束を守るために。 |
マウソロス【2】
「あんたが死んでから、もうどれくらいが経つ?この世界は相変わらず、争いにまみれているよ」 かつてマウソロスは神々の軍勢の戦士だった。そこで彼女は同じ部隊に配属された戦士と意気投合する。 |
マウソロス【3】
「あの戦いは今でも忘れない。あんたが私のために死んだ、あの戦いは」 悪魔との大規模な戦闘にマウソロスと友は向かった。激しい戦いの中で、マウソロスに悪魔の炎が襲い掛かった。その炎を、身を挺して守ったのが彼女の友だった。 |
マウソロス【4】
「私はあの時、約束した。たとえ、死してもあんたを一人にはしない、と」 天界の墓を狙う不届き者は多い。墓標に使われている宝石には神力があるからだ。だが、マウソロスが守る墓が墓荒らしの被害にあったことは、ただの一度としてない。 |