マルス【1】
「私がこの剣で……醜い地上の戦乱を終わらせよう」 端正な顔つきをした一人の戦士が、鍛え上げられた剣を手にし、決意を新たにしていた。誰よりも大きな野望を秘め……。 |
マルス【2】
「旅立ちの時は迫っている。私に備わった勇気よ、少しだけでいい、力を与えてくれ!」 覚悟を決めた勇敢な戦士は、己の中の恐怖を打ち払い、単身で戦場へ向かおうとしていた。 |
マルス【3】
「なんだ、おまえも準備がいいみたいだな。さあ、戦いに赴こうではないか」 彼のよき相棒ともいうべき聖鳥が震える背中を強くおす。これ以上ない後ろ盾に、闘志がわき上がる。 |
マルス【4】
「これしきの劣勢など跳ね返してくれよう! 力こそ正義だ!」 暗闇の中に炎のオーラをまといし戦士が立っていた。彼の名はマルス。後に軍神とまで呼ばれた勇敢に戦いし男――。 |