ユーピテル【1】
「うおおおぉぉぉ。我の身体に力がみなぎってくる……。さあ、戦いはこれからだ」 地上の戦乱に遅れてやってきたユーピテルは、力を蓄えながら己の時がくるのを待っていた。 |
ユーピテル【2】
「この全身にあふれる怒りを力に代えて……。我の名はユーピテル!」 雲の切れ間より光が差し、朝靄の中に巨大な男の姿が現れる。彼が地上に現れし時、戦乱は終結に向かう。 |
ユーピテル【3】
「地上の者たちよ、その身を震え上がらせるがいい。我の怒りは頂点に達した……」 ユーピテルは癇癖が強い男。次元の狭間より地上の行く末を見守ってきたもどかしさが爆発する。 |
ユーピテル【4】
「ぶはははは!!! 我の全身から滲み出る怒りを受け止めよ! そして、泣き叫べ!!」 一騎打ちなら負けなしのユーピテルが、ついに拳を振るう。その刹那、大地は裂け、嵐が巻き起こる。 |