【創生の女神】ティアマト【1】
「しばらく遊びに行っている間に様々な歴史が紡がれたようね。フフフ、どのように世界が変わったのか楽しみかなぁ。」 空と大地、そして最初の神を生み出せし者の名は「ティアマト」。彼の者は一瞬で世界を作り変えるほどの強大な力を持つと言われ、その奔放な性格から世界の終末を恐れた神々により虚無の世界へと封印された。 |
【創生の女神】ティアマト【2】
「な、なにっ!この冷たくて甘い食い物はぁ・・・・・・こっちはフワフワもちもちぃぃぃ!この世界を壊すには惜しかもぉ。」 ティアマトが封印されてから幾億の昼と夜が繰り返され、神々が己の眷属として生み出した人間は様々なものを作り出した。その中で目覚まし進歩を遂げた食が世界の終末を阻止することに成功したようだった。 |
【創生の女神】ティアマト【3】
「なんかぁー気に食わないかもぉ。我が遊びにいってる間に好き放題やってぇ。世界を作り変えちゃおっかなぁー。」 ティアマトは怒りを感じていた。ほんの些細な事かもしれないが、彼女にとっては深く誰にも理解されない怒りなのだ。今まさに世界は危機的状況に陥る寸前である。 |
【創生の女神】ティアマト【4】
「その程度の土産で我の怒りが収まるとでも思っているのぉ!うーん?書物?・・・・・・つ、続きがきになるんだけどぉ。」 ティアマトの復活を察知した神々が次々と彼女のもとへと集まってくる。その手には美味なるものを携えていた。しかし、ティアマトの怒りは収まらない。その時、一人の神が差し出した「マンガ」と呼ばれる書物にハマり空の半分を吹き飛ばす程度で終末の危機は去ったのであった。 |