【盗影神魔】パンゲア【1】
「お前たちが本当に恐れなければならないものは、いつだってお前たちの近くあるのさ」 影の悪魔パンゲア。彼女が使う武器は、鋭利な刃物でも魔力が込められた杖でもない。それはどこにでもあり、どこにもないものである。 |
【盗影神魔】パンゲア【2】
「私の魔力に感化された影は、その主に刃を向けるのさ」 パンゲアは影を自在に操り、鋭い刃に変える。恐るべきことに、その影は彼女自身のものにとどまらない。あらゆる影が、彼女の武器となりえるのだ。 |
【盗影神魔】パンゲア【3】
「闇は怖い?光を見ると安心する?その光が影を生むのだとしてもか?」 パンゲアが生み出す影の刃から逃れることは難しい。なぜならば、それは自分の影から逃げることに等しいからだ。 |
【盗影神魔】パンゲア【4】
「あなたの見えないところに影はある。あなたはいつだって影に囲まれているのよ」 パンゲアと対峙する相手は、彼女との戦いの中で、自分がいかに多くの影に囲まれていたかを思い知らされる。自分の影、パンゲアの影、岩の影、木の影、雲の影……。それらをすべて数える前に、無数の刃に切り刻まれてしまうだろう。 |