【円刃】チャクラ【1】
「我が刃から逃れられるものは無し!」 無数のチャクラムに囲まれた悪魔。その姿を見た者の運命は決まっている。それはバラバラに切り刻まれることだ。これまで、それ以外の結末を迎えた者はたった一人しかいない。 |
【円刃】チャクラ【2】
「我が円刃は魔力を宿している。斬れぬものはない」 チャクラの魔力のほぼすべてが、彼女の武器に注入されている。防御に回す分はまったくない。それこそが彼女の戦いの流儀であり、彼女の知りうる最強の戦法なのだ。 |
【円刃】チャクラ【3】
「我が刃が通じなかった相手はただ一人」 かつてチャクラは大きな戦場で、一人の戦士と出会った。それは普通の人間だったが、悪魔との契約で魔腕を手に入れた戦士だった。その戦士との戦いで、初めてチャクラは敵を倒すことができずに戦をおえた。それは、彼女にとってこれ以上ない屈辱の記憶となった。 |
【円刃】チャクラ【4】
「あの戦士と再びまみえるまで、我が闘争の日々は終わらぬ!」 チャクラは何かにとりつかれたように戦場を渡り歩く。因縁の戦士と出会うために。再びあの戦士と出会い、倒すことができたらチャクラは何か変わることができるだろうか。恐らく何も変わらないだろう。彼女は次の相手を探し、無限に続く戦いの日々を生き続けるだけだ。 |