アムドゥスキアス【1】
「ヒヒヒィィィン!!!」 甲高い嘶きとともに、白銀の一角獣が鈍い金属音を奏でながら姿を現す。その一角獣の名はアムドゥスキアス。何者かの召喚により、この地にやってきた。 |
アムドゥスキアス【2】
「地獄の公爵と恐れられる我をこの地に呼びつけた者は誰だ?」 威圧的な低い声で頭の中に直接問いかけてくるアムドゥスキアス。しかし、どこか様子がおかしいようだ……。 |
アムドゥスキアス【3】
「時間がないんだ。早く我と契約を果たすがよい!」 呼び出した者を急かすように言葉を投げかけるや否や、アムドゥスキアスはなにかにもがき苦しむような呻き声をあげだした。 |
アムドゥスキアス【4】
「これが最後! 我の音楽会を愉しむがよい!」 アムドゥスキアスの全身から邪気が放たれると、周囲の木々たちが一斉にざわめきだす。死の旋律に天地が揺れているのだ。 |