ジャックランタン【1】
「救いを求め彷徨う者よ。ここから先、我が案内をしてやろう!」 ジャックランタンは煌々と灯された魂の燈火を手に、天国と地獄の狭間を彷徨う者を道案内するという。 |
ジャックランタン【2】
「ここに堕ちてしまったことを、せいぜい後悔するんだな」 彷徨う者に向かって放つその言葉には、妙な重みがあった。それはまるで、自分自身に言い聞かせるような……。 |
ジャックランタン【3】
「いまさら命乞いか!? 身も心も捧げようとも、もう遅い!」 ジャックランタンの態度は豹変し、彷徨う者を強く叱責する。それは償いきれない罪を背負った己に対する自責の念。 |
ジャックランタン【4】
「うぇへへへ! 何もかもが嘘だと思いたいだろうが、これが現実だ!」 行き先を失った彷徨う者は、ジャックランタンの言葉にすべてを悟る。その魂は、天国でも地獄でもない場所へ。 |