ドラキュラ【1】
「永遠の生命、ほしくはないか、定命の者よ」 吸血鬼に血を吸われた者は、永遠の命を得る。人としての尊厳と、誇りと、日の光を浴びる生活と引き替えに。 |
ドラキュラ【2】
「この私に挑むとは、無知とは罪だな」 夜の吸血鬼に闘いを挑むのは、翼もないのに高い塔から飛び降りるようなものである。つまり、待っているのは確実な死だ。 |
ドラキュラ【3】
「その程度か。面白くもない」 剣で切られた傷が、見る見るふさがっていく。吸血鬼に普通の武器は通用しない。清められた聖水か、銀の武器が必要になる。 |
ドラキュラ【4】
「人の身では、私の叡智には決して届かぬ」 永遠を生きる吸血鬼の中には、人には知ることの出来ない真理に到達する者もいる。そのような存在を倒すのは、もはや不可能に近い。 |