マルコシアス【1】
「私の名はマルコシアス。如何なる要件で私への謁見を望んだのだ?」 マルコシアスを呼び出した者は最初にその恐ろしげな容貌に、次にその紳士的な態度に驚くだろう。 |
マルコシアス【2】
「オマエが誠実である限り、私はお前に従おう」 マルコシアスは魔界の住人にしては珍しく、義に篤く正直な人間を好む。誠実である限り、裏切られることはない。 |
マルコシアス【3】
「私を騙そうとはな。あきれ果てた奴だ」 裏切り者に対しては、マルコシアスは容赦しない。鋭い牙と、大蛇になっている尾でバラバラに引き裂かれることだろう。 |
マルコシアス【4】
「よかろう。我が力を思い知るがいい」 マルコシアスは大きく口を開けると、灼熱の炎を吐き出した。魔界の炎は全てを飲み込み、魂さえも焼き尽くしてしまう。 |