難陀竜王【1】
「ぬうぅんっ!! 貴様らの命はこれまでだっ!!」 見上げるほどに巨大な難陀竜王が、永劫な眠りから覚めた。解き放たれた力は、地上の民が制御できるようなものではない。 |
難陀竜王【2】
「ふおぉんっ!! しばし待つ。早く立ち去るのだっ!!」 難陀竜王の口から、猶予つきの退去命令が出される。素直に従ってもいいし、逆らって彼と剣を交えるのも、それは自由だ。 |
難陀竜王【3】
「なあぁんっ!! 聞こえなかったというのかっ!?」 それは好奇心からか、それとも恐れ知らずからか、難陀竜王に刃を向ける愚か者がいる。命を落としてから後悔しても遅い……。 |
難陀竜王【4】
「かああぁぁぁっ!!!」 難陀竜王が胸の前で手を合わせると、その目からは金色の光が放たれる。しばらくの後、遥か彼方で爆発音が響く。焼き尽くせ、魔性の血が枯れるまで……。 |