【妖星】ルシファー【1】
「小さき者よ、その短い時を惜しむがよい」 ルシファーは自分に従順な人間には優しい。才ある者には世界の真理を教え、積極的に自らの配下に加えていく。 |
【妖星】ルシファー【2】
「もはや神ですら余を止めることはできぬ」 かつての主である神を撃ち、その玉座を黒く染め上げる。それこそが地に落ちたルシファーの望みである。 |
【妖星】ルシファー【3】
「余が自ら剣を振るうのは久かたぶりよ」 宵の明星の光で鍛えたルシファーの愛剣は、天使の翼をたやすく切り裂き、堕天の証である黒き翼に変えてしまう。 |
【妖星】ルシファー【4】
「さあ征くぞ、本来の我らの在処に」 六枚の黒い翼をはためかせ、ルシファーは空に飛び立った。古の昔に堕ちてきた空に、数千年の時を経て凱旋を飾るのだ。 |