メフィスト【1】
「はぁ……どうして外の世界に出ちゃダメなのよ……」 自分の身の丈よりも大きな椅子に腰掛けた悪魔族の少女は、退屈しのぎに分厚い本をペラペラとめくりながら軽い愚痴をこぼす。 |
メフィスト【2】
「でも、この先人が書き記した書物というものは、なかなかおもしろいわね」 父親の書斎で見つけた書物の山は、幼き少女にとって非常に興味深いもの。時を忘れるほど、読みふけってしまう。 |
メフィスト【3】
「えっ、胸が大きくなる魔法……!? こ、この胸を大きくできる……の?」 悪魔族の少女は、ある一冊の書物の中に気になる一文を見つける。自分の胸を手で押さえ、ゴクリと唾を飲み込む……。 |
メフィスト【4】
「きゃあ!? ちょっと、こんなに大きくなるなんて聞いてないわよ、もうっ!!」 悪魔族の少女の悲鳴にも似た叫び声!! 魔法により大きくはれ上がった胸……書物に記されたことは真実だったようだ。 |