イルマタル【1】
「風のにおいが変わった……人間が近くにいるね」 多くの人間は空気を意識せずに生きているだろう。体の周りを取り囲む空気が、すべて凶器だったらどうなるのか、など考えもせずに生きている。だが、イルマタルと出会ってしまえば、そんな考えを改めざるをえなくなるだろう。 |
イルマタル【2】
「空気は武器であり、防具さ」 イルマタルの戦闘スタイルは常に同じだ。常に同じ戦い方をしているのならば、対策は簡単だと考えるかもしれない。だが、実際にイルマタルと対峙すれば、その認識がどれだけ甘かったのかすぐに分かる。 |
イルマタル【3】
「空気の疎と密を操れば、私に倒せないものはない」 圧縮された空気による物理攻撃と、真空状態を作り出したことによる窒息攻撃。イルマタルが行うのはこの二つだけだ。だが、このシンプルな二つの見えざる攻撃を完全に回避することは極めて難しい。 |
イルマタル【4】
「どうやら、私を本気にさせたみたいだね!」 同じ戦い方ばかりするイルマタルだが、ほとんど知られていない隠し技もある。だが、彼女自身もその技は極力使わないようにしている。なぜならば、その技で発生する巨大な竜巻は、イルマタルすらも制御できないからだ。 |