タルタロス【1】
「冥界にあるすべての魂は我がものだ」 タルタロスはあらゆる死者の力を支配する。死者の魂は彼の武器となり、防具となり、ある時は食料となる。この世界に死者が存在する限り、タルタロスの力は衰えない。 |
タルタロス【2】
「魂のエネルギーは強大だ。その力がある限り、私は決して衰えない」 タルタロスの恐るべき力は常に供給され続けている。冥府を埋め尽くす無数の死者たちは、その意思がどうであれ、すべてタルタロスの力の源になっているのだ。 |
タルタロス【3】
「この暗い冥府は、私にはあまりに不釣り合いだ」 タルタロスには野望があった。それは、いつの日か地上を支配することだった。しかし、それを実現するためには兵力が必要だった。地上を蹂躙するための無数の兵が。 |
タルタロス【4】
「世界のルールを覆す魔具。それがあれば、私はすべての支配者となれる」 あるとき、タルタロスは気付いた。冥府には自分に従う軍勢が、数えきれないほどいることに。死者たちを地上に送り出すことができれば、これほど強大な軍勢は他にないだろう。そう考えた彼は、死者の軍勢を地上に派兵するための魔具をつくりあげた。 |