天草四郎【1】
「私は諸君らを救いにきた」 絶望にうちひしがれた人々にとって、救世主は待望の存在となる。圧政に苦しむ人々の目の前に現れた天草四郎。彼は神の使いか、あるいは悪魔の手先か。 |
天草四郎【2】
「私の力を恐れるのも無理はない。これは外法によって手に入れた力だからね」 多くを語らぬ天草四郎は人々に猜疑の目を向けられた。しかし、彼はそれを気にせず、民衆は戦うために立ち上がるべきだと説いて回った。 |
天草四郎【3】
「私もかつては神を信じていた。だが、清く正しい神の力では救えぬものもあると知ったのだ」 天草四郎はより大きな力を求めて、封じられた魔の力に手を出した。それにより彼の魂は天国に入れなくなったが、代わりに恐るべき力を手に入れた。 |
天草四郎【4】
「人間は醜い生き物だ。神の正しい力だけでは救えない。だが、私はその醜さも愛そう」 ついに民衆は圧制に対して蜂起した。凄惨な戦いを起こした彼を、神は許さないかもしれない。しかし、天草四郎に後悔はない。神に照らされるのを待つのではなく、自らが人々を照らす光になることを選んだのだから。 |