ネットに残るMM改造の知識

Last-modified: 2011-09-24 (土) 23:41:25

ネットに残るMM改造の知識

 

ネット上のMM改造の知識は、それほど多くありません。
私がBDJにメールで問い合わせて教えてもらったのは、
http://www.celestialheavens.com/
というMMフォーラムで、多くの知識が眠っている様子は機械翻訳でなんとなくつかめたものの、どちらかというとここは改造した結果を披露したり、質問を書き込む場で、大事な知識はメールで交換されているようでした。
しかし、いくつかのリンクが張られていて、そのリンク先を探ると意外なものが多く発掘できました。

 

たとえば、MM7HexEx.pdfという名のファイルがネットにはあります。
http://iwiwiw.hu/mm/BDJ%20Documents/MM7HexEx.pdf
にあるようですが、これはBDJによる、MM7でモンスターのサイズを変えるための手順書です。(http://www.megaupload.com/?d=ZJKI9I8Y に置きました)
このように、己の知識を(出し惜しみはしているようですが)PDFにして作成、配布してくれているところが、私がBDJにこだわる理由です。
他に、Sprite_Sets_in_MM7.pdfというのもありますが、これはMM7に新しく(既存のものと差し替えて?)モンスターのグラフィックを組み込むための注意点を書いた手順書です。6や8からかっこいい(怖い)モンスを移植できるといいのですけど。

 

http://www.mediafire.com/BDJs
ここは、BDJがMM7Rev4modを公開した場所ですが、今(2011/09/24現在)は彼の作ったMM7改造基本マニュアルCreatureCreationGuideとCreatureControlGuide、それにQuestGuideのPDF、他にMM7のキャラクターエディタ(セーブデータのキャラクターの、所有スキルやスペルの追加ができる)が置かれています。
この基本マニュアル、画像が多数あって中身は素敵にわかりやすいのですが、CreatureCreationGuideの最初にある4人のNPCをエメラルド島に配置するところで、私は挫折しました。4人のNPCデータを複写し、出現位置を決めてMM7を起動しても、フリーズするのです。ここで私は、日本語版は英語版より強力な制限がかけられているか、制限のかけ方が変わっていることを確信しました。
上記改造基本マニュアルは、英語版MM7において、エメラルド島でNPCを4人登場させ、宿屋内にNPCを追加し、指輪を取ってくるという簡単なクエストを追加する過程をこと細かに説明してくれています。このマニュアルとMM7イベントランゲージがそろえば、簡単なMODなど(ゲームバランスの調整は難しそうですが)すぐ作れそうに思ったんですけどね‥考えが甘かったようです。日本語版は手強い‥

 

さすがに、マニュアルにしてまで知識を配布してくれる奇特な技術者は世界にも多くありません。
しかし、糸口はあります。
それは、公開されたいくつかのMODやツールそれ自身です。
たとえば、日本語版では今のところ使えないskill progression editor v1.2というツールがあります。
http://www.megaupload.com/?d=JK5QZMZG
これは、英語版MM7でスキルテーブルを変更して、たとえばナイトでも魔法を学べるようにしたり変更できるツール(のよう)です。
このツールが参照しているoriginal.binは、スキルテーブルの並びがどんなものになるはずなのかを示してくれます。もちろん、MM7.EXE中ではそれらは圧縮あるいは暗号化されているようで、そのままの並びで収められているわけではありません。
ま、変更箇所だけを知りたければ、英語版で同ツールを試してみて、変更前と変更後のMM7.exeを比較すれば、場所だけはすぐにわかるとは思いますが。

 

MM6Path v1.1という、おそらくはアンオフィシャルなパッチには、MM6で常時走る設定にできるなどの機能がありますが、ここのReadMe.TXTには、キーコードの説明が載っています。このパッチのmm6.iniの中身を説明を参考に変更すれば、キーの配置を好みのものに変えられそうです。

 

資料は全然足りませんが、少なくとも我々はオリジナルのMM7を持ち(少なくとも、英語版であれば7と8、9はUBI SOFTが発売している廉価版を秋葉原で新品で購入できます。2980円でした。Vista compatibleとシールに書いてあるので、何らかの修正が施されているかもしれませんが)、ネットに残るMODを手に入れることができます。
これらを比較しじっくりと研究すれば、MM改造の知識は決して手の届かないものではないと、私は思っています。

PS(2009/09/13)
 MM7.EXEは日本語版も英語版も、231kbもしくは274kbです。しかし、日本語版はパッチをあててもさしてサイズは変わりませんが、英語版は公式1.1パッチをあてると2092kbにサイズが変わるようです。そして、非公式1.2パッチをあてるとMM7.EXEは一気に数十kbに縮小する代わりに、Mm7-Rel.EXEというファイルが2mb以上のサイズをもって登場します。
 この、1,1もしくは1.2を当てた状態の英語版の実行ファイルに対しては、skill progression editor v1.2(通称Ski_Edit)によるスキルテーブルの変更は有効なようです。
 MM7を日本語で楽しみつつスキルテーブルの変更を行うには、現時点では、しか方法がなさそうに思えます。
 もちろん、英語版を直接日本語化できれば、それが最善なわけですが‥

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