プレイ時の工夫/試行:DOSBOXはWin98se+MM7の夢を見るか

Last-modified: 2010-01-16 (土) 14:52:10

 XP環境でMMを動かすうまいインストール方法を探す中、DOSBOXと出会いました。
 たしかにDOSBOXは英語版のDOSソフトには無敵状態です。しかし、日本語版OSを走らせることができないので、日本語版ソフトの保存環境としては若干の不満がありました。
 しかし、DOSBOXは規定のOSだけでなく、imgmountコマンドでイメージから起動することもできると知り、どの程度できるものか、調べてみました。
 すると、DOSBOXはBochsで作成したイメージで起動することができる、とありました。
 そこで、あまり気は進まないながら、BochsにWindowsをインストールする試みが始まりました。

 

○どのBochsを使うか
 Bochsの現時点での最新版は、2.42です。しかし、他のサイト(たいてい、LinuxやMAC上でWindowsを動かす試み)の記載を参考にしてもなかなか、イメージで起動してくれません。結局、バージョンが2.35以前と以降で設定ファイルの書式が若干変わっていたらしいことを知り、2.21で試みて、ようやく起動イメージの作成に成功しました。
○現時点のbochsrc.txtの中身


## how much memory the emulated machine will have
megs: 128

## filename of ROM images
romimage: file=BIOS-bochs-latest, address=0xf0000
##vgaromimage: file=VGABIOS-lgpl-latest
##vgaromimage: file=vgabios-0.6c.cirrus.bin

## Enable CL-GD5446 PCI
vga: extension=cirrus
vgaromimage: file=VGABIOS-lgpl-latest-cirrus
i440fxsupport: enabled=1, slot1=cirrus

## what disk images will be used
##floppya: 1_44=b.img, status=inserted
floppya: 1_44=DOS71_1.IMG, status=inserted
floppyb: 1_44=d.img, status=inserted

##cdromd: dev=/dev/cdrom, status=inserted

## hard disk
##ata0: enabled=1, ioaddr1=0x1f0, ioaddr2=0x3f0, irq=14
##ata0-master: type=disk, path="512m.img", mode=flat, cylinders=20000, heads=16, spt=63
##ata0-slave: type=cdrom, path=E:, status=inserted
##diskc: file=512m.img, cyl=1040, heads=16, spt=63
ata0-master: type=disk, path="c.img", cylinders=4161, heads=16, spt=63
ata0-slave: type=cdrom, path=F:, status=inserted

## choose the boot disk.
##boot: cdrom
##boot: cdrom, floppy, disk
##boot: floppy
boot: disk

## where do we send log messages?
log: bochsout.txt

## enable key mapping, using US layout as default.
keyboard_mapping: enabled=0, map=
##keyboard_mapping: enabled=1, map=./x11-pc-us.map


 ことに困ったのが、vgaromimageです。
 最初、なんとかWin95をインストールしたものの、VGAの16色しか使えませんでした。
 そこで、http://members.at.infoseek.co.jp/kapper1224/UNIX8.htmlにあった
   Cirrus Logic GD 5446 VGAドライバー
を用いて、なんとかTrueCorol16を実現することができました。
 また、CD-ROMがなかなか認識しなかったのですが、Linuxなどで使われていた書式はまったく参考にできず、「path=F:」で、実ドライブ(私の場合は仮想ドライブですが)を指定することでなんとか読ませることができました。もっとも、起動中のCDの交換はうまく認識してくれず、CDを交換するたびにBochs上のWindowsを終了させられています(今は)。
 Bochsをインストールしたら、
①FDの起動イメージを入手する。入れる予定のWINDOWSのCDのイメージを作る
②Bochs内のbximage.exeで仮想HDDイメージを作る(MMを入れるのだから、容量に注意。設定ファイルに書くcylinders、 heads、 sptをメモ)
③FDとHDDを認識させてBochsをFDDから(boot: disk)起動し、HDDをFAT32でフォーマットしてDOSを組み込む
④CDとHDDを認識させてBochsをCDから(boot: cdrom)起動し、HDDにWindowsをインストールする
⑤Windows上で、画面のプロパティからCirrus Logic GD 5446 VGAドライバーを組み込む
という手順になります。

 

 まあ結局、そんなこんなでWindows98seをインストールしてそこにMM7をインストールしてみましたが、CDを入れ替えてBochsを起動し直し、MM7を起動したら、CD-ROMを読みにいくところでエラーが出て終了しました。
エラーの出た理由が、CDのデータが重いからなのか、仮想環境でオープニングの動画を再生するには荷が勝ちすぎていたのか、それは今後のテストで明らかになるかもしれません。
 とりあえず、英語版にNo-CDパッチを当てて、再度インストールしてみなければ‥
 まず、他のゲームでもエラー終了するのか、それを確認していきます。
 あるいは、今のHDDイメージでDOSBOXの起動テストをしてみるべきか‥

 

参考にしたサイト(一部)
http://pcq.furu.org/thread.php?thread=102742&keyword=%A5%D1%A5%BD%A5%B3%A5%F3%A4%C7+PS
http://wiki.osdev.info/?Bochs#content_1_7
http://members.at.infoseek.co.jp/kapper1224/UNIX8.html
http://mcn.oops.jp/lab/bochs/bochs.htm
http://matanet.ath.cx/bochs/bochsrc
http://good-stream.com/goodstream/bochs/index.html
http://ebisa.hp.infoseek.co.jp/bochs/index.shtml