雲龍

カタログスペック

隼鷹に次ぐ日新型ＣＶルート上のＣＶ３。

ＣＶ４と比肩しうる良好な積載能力と優秀な機動力から来る生存性を併せ持つ。
残念ながら日ＣＶの特徴である同時発進数の少なさが同級にも適用されており、
同時発進数は７にとどまる。

運用法例

積載面では１次爆では６７機、２次爆で５６機が搭載可能。
積載能力はＣＶ４と殆ど変わらないといって差し支えない。
同時発進数の少なさから継戦能力は逆に同級の方が優秀だろう。

中途半端な同時発進７機をどう勝利に繋げるかに最大の難しさがある。
積載が最大の武器であり、損害前提にマークの厳しい目標も狙いにいけるため
少々無理な片道攻撃を繰り返さないといけない場面もあるだろう。

溜め爆は4:3＋2*3の１３機が定番と思われる。
Ｐ６編成の場合、残り１スロットで爆７を準備させれば連続溜め爆攻撃も可能である。
２個の溜め爆編隊を全て失ってもまだ半分以上の余裕があるため、隙あらば狙っていくのも良い。
無傷のＢＢ５を完全撃破するには日爆の威力を考慮しても火力不足であるが、
上面に全てＨＩＴすれば一撃で撃沈できる事もある。

生存性

Ｒマウントは隼鷹と変わらず。
銀星ＦＤからの自衛程度の用途の役には立つ。

回避面ではＮＦＣＶ中最も優れているといっても過言ではない。
優秀な日空母機関Ⅲは機関兵無しでも満載で最高速度44knotを出せるため、
良好な舵力も加わってクルクルと大回転できる。
当たり判定も非常に小さく設定されておりＯＨを効かせて走り回っているうちは
敵航空機にも余裕を持って対抗できるだろう。

ただし機関兵を積載しない場合はＯＨがすぐに切れるため、過信は禁物である。
優秀な足を利用して味方ＡＡの圏内に逃げ込むなどの工夫をするべきでろう。
仮に機関兵を積載した場合はミスをしない限り殆ど回避が可能となる。

総括

ＣＶ３としては破格の積載量と生存性を持つ極めて優秀なＣＶである。
同時発進数の少なさはそのまま攻撃力の低下に繋がっているが、
余裕のある航空機を使っての積極的な展開でカバーするしかないだろう。

敵爆が真上に飛来しても十分に勝負が可能なため、
これは自衛能力を持たない事が多い全爆ＣＶにとって、非常に大きな利点である。

色々な運用を試せるだけの余裕があるので、試行錯誤して次に繋げるといいだろう。
総じて全爆の母体として非常に優秀な艦でろう。