最も危険な空域を飛ぶ覚悟

Last-modified: 2010-02-11 (木) 01:41:51

BB4/5にもなると英国以外であれば効果的な対空火器を装備する事が出来る。
その中には真正面から爆撃する事が不可能なIDが沢山いる。

基本的に、そういったIDは後回しにするのが定石だ。
だが、どうしても狙わなくてはならない。沈めなくてはならない。
そういった境地に立たされた同類の為にこの章を記述する。

自衛AAの巧者に対抗する

AAの範囲内=危険な空域となる。
まして、AAの巧者どもの範囲内で生き延びる事は戦闘機を相手にする事よりも難しい。

しかし、AAが届く範囲であっても砲配置・速度や経験といった要因で
不得意とするエリアが存在する事も事実だ。

下図は自衛AA艦を中心に取った場合の危険度を表す。
AA危険範囲図.JPG

危険度
最高
オレンジ

上部を進行方向とした場合の危険度になる。
自衛AAの巧者は爆弾が必中するコースへの反応力が優れている為、
爆撃機が取りうるコースである真横から後方にかけては命中率が非常に優れている。
しかし、完全な真後ろに関しては砲配置の関係上弾幕が1点に集中する為、危険度が下がる。

また、前方に関しては相対速度が早い為、AAが追従しきれない事と
前方からの進入経路を取る爆が少ない関係で最も安全となる、

護衛艦対策

敵のキルゾーンを爆弾を投下するまで生存するには、
敵主力艦の周りを取り巻く護衛艦の防空網を効果的に突破することが必要不可欠である。

優秀な護衛艦には護衛対象の護衛パターンが大きく分けて二種類存在する。

  • 常に正確な位置取りをし護衛対象の直上を集中的に防空するタイプ
  • 広範囲に展開し、偵察機や爆撃機を駆逐するタイプ

これら二種類の脅威と弱点を記述していこう。

常に正確な位置取りをし護衛対象の直上を集中的に防空するタイプ

主に鈍足だが火力があるエムデンやクリーブランド、CAクラスの艦がこのタイプに該当する。
彼らが存在して有効な弾幕を張る限り、並大抵の爆撃は通用しないと言っても過言ではない。
下手に教科書通りの爆撃必中航路を取ろうとすれば、相手の思惑通り破滅の道を歩むことになるだろう。

確かに強力な対空を備えているタイプなのだが、対処法が無いとは言えない。
機動力や速度が、若干足枷となっている所がポイントだ。
狙い所は、味方BBの強襲により敵艦の陣形が乱れ、砲撃に集中しなければならない状況だ。
このタイミングで相手の死角から接近することにより、CA群の対空はある程度はザルになるだろう。
だが、エムデンなどの重対空艦はこういう局面ですら警戒を怠っていないだろう。
こういう艦は、「爆撃機は主力艦に爆撃をする」こと前提で
対空をすることにより対空精度をアップしている。
それを逆手に取り、余裕があるならばフェイントで良いので
爆撃コースを護衛艦狙いに切り替えて一度こけおどしにロックしてみるといい。
並大抵の護衛艦は回避行動を取らざるを得なくなり、
対空も護衛対象ではなく自衛としてのAAに一瞬なりさがるはずだ。
その気を逃さず、すかさずに敵主力艦に爆撃を決めよう。

一応、最後の手段として護衛艦から先に撃沈していくという方法も存在はする。
しかし、この方法では敵BBが脅威ではジリ貧となりあまり効果的とは言えないだろう。
主力艦を集中して沈めて戦線を崩壊させる技量型ではなお更のことである。

広範囲に展開し、偵察機や爆撃機を駆逐するタイプ

爆撃機発見後からある程度まで目標地点まで移動可能な快速艦が挙げられる。
Z99やエメラルド、10式最上などがこのタイプに該当する。

このタイプの厄介な所は戦線を自由に動き回り偵察機を落とすことにより視界を消すことである。
それにより我々CV陣の爆撃航路を決定することを妨害し、BB陣の戦線維持を困難にするのだ。
爆撃機に対する対空も厄介であり、一度発見されれば離れた場所からも
しつこく向かって来ることにより、航路を妨害して爆撃の命中率を低下させるのだ。

これらの艦は、あまり爆撃に時間をかけると、主力艦の上空を
狙い撃ち出来るポジションに付いてしまうので、スマートな爆撃を心掛けたい。
Rマウントを使用するタイプなので、死角からの接近が弱点。
対空能力も重対空艦に比べればまだマシな方ではある。
やはり、護衛艦を狙うと見せかけるフェイントも効果的なので積極的に狙って行きたい所だ。

だが、何よりもこの艦の厄介さを表す特徴に、生存性の高さが挙げられる。
重対空艦やCAとは違い、被弾面積が小さく、高速であるので
最後の一艦になるまで戦線でしぶとく粘り最後の最後まで防空をされる可能性が高いだろう。