【オアイーブ】

Last-modified: 2022-10-08 (土) 13:59:25

RS2

謎の女魔道士。
ゲーム序盤で【バレンヌ帝国】【アバロン】に訪れており、度々【レオン】に接見を求めていたであろうことが分かる。

戦闘に不向きな【ジェラール】をわざわざ戦闘に連れ出すことを【ヴィクトール】が父に苦言を呈していたところで接見を求めたため、話を打ち切るダシとして接見を決めたことで初登場。

この時のレオンとオアイーブのセリフからもここが初対面であることが分かる。

レオンとオアイーブの会話内容は聞くことが出来ないものの、その後のレオン曰くは「【クジンシー】が危険な奴だと注意しにきた」とのことである。
もっとも、その後、ヴィクトールが死亡した際に、真っ先にオアイーブを呼びつけることから考えるとこの際に単純にクジンシーが危険だと注意しにきただけというわけではないものと考えられる。

ヴィクトール死亡後にはレオンに記憶や能力を他者へ承継する【伝承法】を伝え、この伝承法により自らを犠牲とした上で、クジンシーの必殺技【見切り】ジェラールに受け継がせた。
その受け継いだ力を活かしてジェラール(またはその後の皇帝)はクジンシーを撃破、レオンの遺志を継ぎ和平のために七英雄の排除と全土統一を目指すこととなる。

このイベントで出現した後は基本的に出会うことがほとんどない。
というのも、彼女は普段は【トーレンス】【忘れられた町】に居るためである。

忘れられた町を訪れるか、【最終皇帝】の代になると彼女に再び出会うことが出来る。

最終皇帝の代になるまでにオアイーブと再会した際には彼女らと七英雄の因縁について語ってくれるため、特に七英雄の背景を知りたければ必ず聞いておきたいところである。

物語の黒幕?

そんなオアイーブであるが、プレイヤーによっては彼女を真の黒幕と見做す考えもある。

その根拠の一つが最終皇帝になる前にオアイーブと出会った際に聞けるセリフである。
曰く、七英雄は古代人にとっての脅威であるモンスターを倒していたが、その力が古代人に向くことを恐れ彼らを異世界に追放した。
彼らが復讐のため戻ってくることを察したオアイーブ(及び一部の古代人)はこの世界に残り、結果的に彼らは世界に戻ってきた。
しかし、もはや彼らは英雄ではない。(自分達は彼らに滅ぼされても仕方ないが)彼らに対抗するために伝承法を当時の皇帝であるレオンに伝えた、ということである。

この時皇帝も言っているように古代人が七英雄を追放した上で、この世界に戻ってきた七英雄を排除させようとしたという見方も出来る。
これに対して、自分達は彼らに滅ぼされても仕方ないと言うオアイーブであるが、明らかに七英雄から隠れるようにして忘れられた町に身を潜めているのだからあまり説得力がない。

また、彼女が七英雄から身を守るため、という名目でレオンに教えた伝承法については、クジンシーが復活する、つまり七英雄をほぼほぼ撃退出来た時代に計算されたかのように限界を迎えるという流れであることも彼女が黒幕なのではないか、という考えを助長している。

実際に彼女が黒幕であるかについては本作の範疇で言うと残念ながらそれ以上の背景について知る術がないため、正しいとも間違ってるとも言い難い。

しかしながら、ESなどの後の作品では過去の七英雄とオアイーブの関係性について本作では分からない内容も描写されているので、そう言った一面を見れば彼女が黒幕ではない、ということはおおよそ分かると思われる。

もっとも、結果的に現在の七英雄(特に【ノエル】)を止める素振りも見せていないのは事実なのだが。