【伝承法】

Last-modified: 2023-01-24 (火) 03:47:03

RS2

自身の能力や記憶、意思を別の者に継承するための技法、術法。

ゲームの序盤で【ヴィクトール】を殺害された【レオン】【クジンシー】に対抗する術を知るべく以前訪れていた魔道士である【オアイーブ】を呼びつける。

その際にオアイーブがレオンに伝えたのがこの伝承法である。
レオンはこの技法を利用し、自らが犠牲となり、クジンシーの必殺技である【ソウルスティール】を見切り、息子である【ジェラール】に継承した。
以後、皇帝はこの伝承法により能力や記憶、意思を受け継ぎながら長く続く七英雄との戦いを続けていくことになる。

伝承法の詳しいメカニズムは明らかにされていないが、レオンの説明によれば「伝える者と受け継ぐ者に強い意志があれば」志と能力を受け継ぐことが出来る、というものであり、かなり眉唾物の技法、術法である可能性もある。
事実、このメカニズムについてレオンもただのでまかせかもしれない、と述べていることからも信憑性は薄いが、縋れる方法はこれくらいしかなかった、というのが実際のところだと思われる。
結果的に、そんな方法を父に教え、父の死を招くことになったオアイーブはジェラールから「女ギツネ」と呼ばれてしまうことになるのだが。

もっとも、オアイーブがこの方法をレオンに伝えた際に何かしらの術式をレオンに掛けることで伝承法の要件を充足したという可能性もあるが、それ以上の詳細は不明。
ただ、【古代人】が別の肉体に記憶を引き継がせる【同化の法】を利用しているため、この亜種であることは間違いないと思われる。

以後、帝国では当然のように伝承法が使われている様子なので、(プレイヤー目線では皇帝死亡時や【全滅】時に新たな承継者を決めているが)皇帝に就任した際に次に意思を受け継ぐ者を決めておくという形になっているものと思われる。
【最終皇帝】出現時も、自身は復活したクジンシーを刺し違えてでも倒し、最後の戦いは他の者に任せる、といった旨の発言をしていることから伝承法がフル活用されていることは見て取れる。
しかしながら、この伝承法にも限界がありクジンシーが復活する際の皇帝が最後の皇帝となるようである。
この途切れる理由も明らかにはされていないことから、もし、オアイーブが伝承法の為にレオンに何かの細工をしたとすればクジンシーをトリガーとして伝承法を行った可能性はある。

ちなみに、古代人や七英雄以外でこの伝承法と類似の方法を行った作中の登場人物(?)としては【クィーン】が挙げられる。

クィーンは死亡時に皇帝に卵を引っ付けていたわけだが、その卵から孵った【リアルクィーン】は伝承法で受け継いだかのようにクィーンの時に皇帝に敗れたことやクィーンが最期に卵を残した事実、そして更に昔自分達が七英雄の脅威となっていた旨を語ってくる。
これが伝承法であるかどうかは不明。

リマスター版での【追憶の迷宮】に登場する【◯憶】【ドレッドクィーン】(かつて七英雄が戦ったモンスター)は、七英雄を同化の法・吸収の法ごと倒そうとする力を持ち、事実そうしようとしていたため、皇帝も全滅すれば伝承法が機能しないままゲームオーバーになる。

IS・ISEC

【真アデルルート】【共通ルート】にて、バレンヌ帝国の伝承法を真似て【アデル・ベリアス】が伝承法を用いる。
おそらく既にアルタメノス帝国傘下になっていたバレンヌの面々から教えてもらったものと思われるが、真アデルルートにおいては魂の継承に徐々に滞りがみられる描写があった。
伝承法の限界とは、魂の継承が滞り過ぎて継承に失敗してしまう状態を指すようだ。
 
また、魂を継承させるという性質上、それを直接吸い取り蓄える能力を有する【エッグ】は伝承法使いの天敵で、【エッグルート】ではアデルの魂が奪い取られた結果、あやうく伝承法は突然の終わりを迎えかけた。

関連項目