サガフロ2

Last-modified: 2011-10-28 (金) 23:51:49

サガフロンティア2(1999年・プレイステーション)
 ─とある世界の、とある時代の、裏と表の歴史

 

概要

プレイステーションで発売されたサガフロンティアシリーズ第2弾(サガシリーズとしては8作目)。
「ヒストリーチョイス」でギュスターヴ編・ナイツ編に分かれサンダイルという世界の表と裏の歴史を体験して行く。

俺は世界観で泣く

今作のウィル編(裏の歴史)は数世代に渡って倒すべき強大な力に挑むという大河的な物語である(そういう意味ではロマサガ2に近いかもしれない)。それぞれの感情が絡み合い、壮大でありながらどこか悲しげなストーリーとなっている。
その雰囲気を存分に引き立てているのが、グラフィックと音楽である。
まずグラフィック。これまでのサガシリーズとは一線を画した水彩画風の淡い色使いが特徴的であり、中世的ファンタジーである今作に非常にマッチしている。
そして音楽。担当は前作までの伊藤賢治氏から変わり浜渦正志氏が担当。氏は西洋音楽に対する造詣が深いこともあり、クラシック風の楽曲が多い。その優しい音色はプレイヤーをサガフロ2の世界に引き込む一端を担っている。(ちなみに今作の曲名は全てドイツ語である。これは氏がドイツで産まれたため)

ヴァン先生、こんな戦闘システムだって知ってて私を行かせたんですか? ヒドイです><

閃きシステムは前作から登場の連携システムを引き続き採用。サガシリーズらしい戦術性に富んだ戦闘システムは健在である。
新システムとして敵モンスターと1対1のバトルになるデュエルやコマンドを入力していき選択したコマンドによって新たな技・術が繰り出される合成などがある。
合成はデュエルバトルの際に行うのだが、コマンドさえ知っていて敵モンスターにそれなりの強さがあれば最序盤でも強力な技や術を使用することができる(ここで合成して習得した技・術は今後通常バトルでも使用できるようになる)。
しかし、デュエルは1対1のバトルであるためこちら側のキャラが倒れてしまえば敗北、すなわちゲームオーバーである。合成で有益な補助術を狙っていたがなかなか成功しない。そうこうしているうちにHP回復を忘れ気づいた時にはタイトル画面。ということが結構あるので気を付けたい。