スマブラ個人小説/こんこんの小説/第一回戦の③

Last-modified: 2010-11-14 (日) 10:30:54

現在の勝利者候補・・・カンザキナオ=ピーチ、アキヤマシンイチ=リンク、フクナガユウジ=ワリオ、タムラケンタ=ピット、イアイナナミ=ゼロサム、アズマノブミチ=デデデ、ナカムラジュン、タケウチジロウ

そのころモニター室では・・・
エリー   秋山はとりあえず第一ピリオドを通過したみたいね。
谷村    これでザコは消えた。後はこの中でいかに相手を出し抜けるか・・・。
エリー   そう。この中には一人、事務局が選出したくせ者がいる・・・。
谷村    だれだ?そいつは?
エリー   今モニターに移っている・・・こいつよ。
谷村    ああ、あの刺客か。アキヤマはこいつになら・・・。
エリー   ええ。負けるかもしれないわね。天才詐欺師、アキヤマでも・・・。

そのころプレイヤーは・・・
カンザキ   なんで分かったんですか?秋山さん。
アキヤマ   簡単だよ。あのな。お前が言ったとおり人数は女が二番目に多かった。当然みんなBの女に入れる。普通のアンケートならな。でもこのゲームは正しい回答をしたものが勝つんじゃない。勝つのは二番目に回答者が多い選択肢に入れた奴だ。ここまではあいつ等も分かっていただろう。しかし・・・あいつ等はここまで考えたところでBという選択肢を排除した。理由もないのになぁ。そして,みんな男とオカマでは普通に男に入れるだろうと考え、男も排除してしまった。みんな男に入れて、男が一番多くなると考えたんだろうと思ったんだ。そして最後にはCが残った。一見思考の上の選択に見えるが、よく考えるとなんの根拠もない。あいつ等はそれに気付かなかった。だから負けたんだ。
カンザキ   すごい・・・。そこまで考えて・・・。あれ?でもそれだとАとBのどっちが残るか分かりませんよ。
アキヤマ   そうだ。だから俺は手を回した。おいお前ら・・・来い。
フクナガ   ヤッホー!
ナカムラ   どうも・・・。
アキヤマ   この二人にBに入れるよう言った。お前に言ったのと同じようになぁ。
カンザキ   つまり・・・秋山さんはCが一番多くなるって分かってて、で、АよりもBが多くなるように手を回したってことですか?
アキヤマ   そういうことだ。お前ら三人は途方に暮れていたから、味方にするにはちょうどいいと思った。
フクナガ   秋山の言うとおりにしといてよかった!オッケーオッケー!
ナカムラ   で、次の投票はどうしましょう・・・。
ディーラー ただいまより、第二ピリオドを行います。では、質問する人を発表しましょう。・・・ナカムラジュン様です。
ナカムラ  俺だ・・・。秋山、質問はどうしたらいい?
アキヤマ  なんでもいい。お前の好きにしろ。
ナカムラ  うん。えっと、次のうち、最終的に勝つのはだれでしょう。Aカンザキナオさん、Bフクナガユウジさん、Cアキヤマシンイチさん
アズマ   他の奴選択肢に入ってねえのかよ!
ナカムラ  あれでよかったかな?
アキヤマ  なかなか華麗な質問じゃないか。しかし・・・いや、なんでもない。