スマブラ個人小説/チャカラの小説/エインシャントストーリー

Last-modified: 2012-12-28 (金) 18:39:13

紹介

ここは、エインシャント卿…ロボットについての物語…それが明かされる場所。
ロボット視点で話が進みます。というかロボットの回想と思って下さい。では、どうぞ!

小説



さて………





偶には自分の部屋で、昔の事を思い出すのも良いものだ…





あれは…そう、結構昔になるな…





あの日…静かなエインシャント島に亜空軍が攻撃してきた時は、とても慌ただしかったな…






「マスターロボット様!何とかして下さい!」





「くっ…対抗手段が無い…くそっ…皆、良く聞け!我等は、一時期奴らに味方する!」





「ええっ?」





「もっとも、この決定には不満が有る者も多かろう。だがしかし!今は、対抗出来る術はないのだ…」





「解りました。我等、マスターに従います!」






そう…皆、私に従ってくれた。





この、愚かな私に…





用が済んだら開放する、との条件はあった…





それを信じ、私達は悪事に力を貸す事になった…





皆との静かな日々を取り戻す事を誓って…





それから、亜空間爆弾を作り出した…





それで彼方此方に亜空間を作っていった…毎回毎回、2機もの仲間を失った…





皆、生きてエインシャント島の土を踏みたかっただろうに…





皆、私に手を振ってくれたのに…





さらに、世界は「亜空間」という穴だらけになった…





世界が…世界のパーツが…次々と私の手で…闇へ飲み込まれていく…





私は、耐えられなかった…





そして、自分が…抗えない自分が情けなかった…






ある時…ガノントロフが私の同胞を操り…







亜空間爆弾を起爆した…





その時、私は思った…










裏切られた、と





約束は、所詮奴らには屑同然…私は、そう思った…





私は決意した…





今、私一人だが、同胞を失った今は関係無い!亜空軍を裏切る!、と…





だが、決意よりも、同胞を失った悲しみの方が大きく、私は動けなかった…





しかし、スマブラの皆に連れられて、私は今此処に居る…










新たな仲間の傍に





エインシャント島の土は踏めないが、それでも…





仲間が居るのなら、それも問題ない…










そう、が有るから…