この小説は?
この小説は、名前のまんま、ホラー短編小説だ。
前編と後編に分かれてるから、両方とも見てくれよ。
では…。
小説
†うしろのしょうめんダァレ?†
さて、みなさん、怪談の種類を、幾つぐらい知っていますか?
たとえば、七不思議。これは結構代表的な怪談ですね。
では、今回は、その七不思議の話をしましょう。
初代スマブラメンバーの身に起きた、七不思議の話を……。
それでは、いってらっしゃい。
…スマブラメンバー全員がそろった6月のある日の合宿所…。
そこでは、夏に行うことを少し早くやっていました。
「ふう…これで会議室のクーラーの準備はいいですかね?」
と、リンク。それに対して…
「まあ、こんなもんだろ。」
と、マリオが返事を返しました。
「ねぇリン君、何でこんなことを6月にやるの?別に夏になってからでもいいじゃない。」
そういったのはカービィ。その言葉に対して、リンクは返事を返しました。
「早めがいいのですよ。」
リンクの言葉を聞いて「ふ~ん…。」とカービィも納得。
「ご苦労だな、3人とも。」
誰かが来ました。浮いている右手…マスターハンド…通称マスターです。
「ふふっ、マスター、まだ1人いますよ。」
リンクが軽く鼻で笑いました。すると、リンクの言葉に答えるように、
「ピッカ!」
という声が、少し下のほうから聞こえてきました。
すると、それに気づいたマスターが、
「あぁ、ピカチュウもいたのか。ごめんごめん。」
と、下のほうから聞こえてきた声の主…ピカチュウに軽く謝りました。
「よう、こっちの作業は終わったぜ。」
「そっちの作業も手伝ってやろうか?」
また、誰かが会議室に来ました。
「あ、みんなの部屋の扇風機の準備、ご苦労様です。フォックスさん、ファルコンさん。」
リンクが、今来た二人…フォックスとファルコンに言葉をかけました。
「あ!フォッ君、きゃぷてん!来たんだね!…それと…ボク、いいこと考えたんだ♪」
そういったのはカービィ。
「いいこと?何ピカか?」
ピカチュウがカービィに尋ねます。すると、カービィはこう答えました。
「う~んとね…えへへ☆…折角、みんな仲良くなれたんだから、ちょぉっと…謎とかない?」
・・・?・・・
みんなには、カービィの言っている言葉の意味がわかりませんでした。
すると、マスターが、言葉の意味を察したのか、みんなにこういいました。
「…多分だが、カービィが言ってるのはあれだ、夏の夜によくやるあれだ。」
マスターのその言葉を聞いて、みんな納得。
「あぁ、怪談か…。」
マリオが、みんなの代表で答えました。
「えへへ☆そ~だよ♪でもね、ボク、怪談の中でも七不思議ってやつ!その謎を解きたいの!…できれば、交流が一番深い初代のメンバーで行きたいんだけど…。」
カービィが元気よく言いました。
「初代メンバーですか…。私は別にいいのですが…皆さんは?」
リンクがみんなに問いかけます。
「俺も当然いいぜ!なんか面白そうだし!」
「ボクもいいピカよ!」
「まあ、いい暇つぶしにはなりそうだな。」
「俺も行くぜ!」
「…お前らだけじゃあ心配だから、私も行こう。」
リンクの問いかけに最初に応じたのはマリオ。そのあとは順番に、ピカチュウ、フォックス、ファルコン、マスターの順で返事をしました。
「よっし決まり☆じゃあ、ほかのみんなにも聞いてこようよ☆」
カービィが元気よくそう答えました。
ここにいるメンバーも、七不思議なんて、そう恐ろしいことはないだろう…そう、思っていました。
ア ノ ト キ マ デ ハ
…さあ、始まるよ。暗い、暗~い…一つの部屋でのパーティーが…。
あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
…その日の夜…。会議室に、初代スマブラメンバー全員が集いました。
理由はもちろん、七不思議のこと。
「…この合宿所に七不思議なんてあんの?」
そう言ったのは、赤い帽子をいつもかぶっている少年…ネス。
「実は…この合宿所にもそうらしいことがあったんだ…。」
マスターが答えます。
すると…。
「へえ~…。知らなかったわ。だって、この合宿所には危ないことなんて一つもないと思っていたもの。」
「そうだよな、そうだよな…。」
そう、ある二人が言いました。
片方は、マスターが言ったことに対して意見を述べた女性…サムス。もう片方は、サムスが言ったことに対して賛成をしたゴリラ…ドンキーです。
すると、この二人の意見を食い止めるかのように…
「まあ、とにかく七不思議の内容を聞こうよ…。」
という弱々しい感じのする声が聞こえてきました。
この声の主はマリオの双子の弟…ルイージです。
ルイージが言葉を言い終わってからすぐに、二人の声が聞こえました。
「そうプリそうプリ!内容を聞かなきゃ何にも始まらないプリ!」
「う~ん、まあそうですねぇ~。」
最初に、意見を言ったのは、ふうせんポケモンのプリン…。そのあとに意見を言ったのが、マリオのパートナーともいえる恐竜…ヨッシーです。
「…じゃあ、話してもいいな?」
マスターがいいました。それに対してみんなは、コクリ、とうなずきました。
「…まずは一つめ。実は、この合宿所の近くに、「ダムドダイヤ」…というダイヤがあるらしいんだ。そのダイヤは地中深くに埋まっているらしい。」
ここまで話したところでカービィが…
「え~?ダイヤ?いいじゃん、別にあってもさぁ。困らないよ。」
と言ってきました。するとマスターは冷静に…
「まだまだ話の途中だ。ちゃんと聞け。」
とカービィに言いました。そのあと、話の続きを語りだしました。
「失礼。続きを話すぞ。しかしそのダイヤはただのダイヤじゃあないんだな。実は、このダイヤは、ある「ルル」という女性が持っていたダイヤなんだ。しかし、その女性は、そのダイヤがどうしてもほしかった男にダイヤを取られそうになって抵抗したところ、殺され、ダイヤを奪われたらしいんだ。そのあとなんだな。おかしなことが起こるようになったのは。」
ここまでマスターが話すと、またもやカービィが…
「うわーッ!怪談っぽくなってきたよ…。早く続きを教えて!」
と口を挟んできました。するとまた冷静にマスターは…
「静かにしろ。今から続きを話すから!」
と言って、話の続きを始めました。
「…そのダイヤを男が手に入れて、家へ戻ったあとにすぐ夜になったから、その男は眠ろうと思ったんだよな。その時に、そのダイヤが急に…
すすり泣き始めたんだ。」
マスターは、冷静に、しっかりとメンバーにこう伝えました。
正直、この話を聞いて、メンバー全員、「恐ろしい」とか、「怖い」とか感じました。
ただ一人を除いては。
「きゃあーッ!背筋が冷えるようなお話だねえ!」
ありえないほどの静けさの中で、大声をあげたのは、カービィでした。
カービィの能天気さには、もう誰もかなわない。
そう、ここにいるメンバー全員は思いました。
「ま、とりあえず行ってみようよ、そのダイヤが埋められている場所へ。」
「…そうだな。行くか、みんな。」
カービィとマスターが言いました。
何か逃げようとしているメンバーもいた気がしますが、とりあえず、スマブラメンバーはダムドダイヤが埋められている場所へ行くことにしました。
…フフフ…。
愚かなスマブラメンバーめ…。
私の住んでいたこの場所を勝手に荒らしやがって…。許さない…。許さないわ…。
だから、絶対に逃がさない…。一人残らず、このダイヤの呪縛におびえるがいいわ…。
籠目、籠目。
籠の中の鳥は、いついつ出会う。夜明けの晩に、鶴と亀が滑った。
後ろの正面…
ダァレ?
NEXT…?