*重要*
ファクション機能はまだ実装途中の試験版(WIP)で、ファクションにはまだまだ沢山の追加要素が予定されているとのことです。
解説動画
ファクションが追加された1.037アップデートでは紹介動画が解説動画になっていました。
この解説を有志のエンジニア様が翻訳してくださったのでこちらに転載しておきます。
Factions(ファクション)について
14年7月のアップデートでファクション(派閥/勢力)機能が追加されました。
Faction*1は派閥や党派を示す語で、他のゲームで言うギルドやクラン、グループやチームといったものに近い概念です。
ファクションは小さな国や軍のような存在で、敵と味方を識別するための仕組みです。
例えばターレットは敵対しているファクションに所属しているキャラクターや船のみを攻撃しますし、
同じファクションに所属しているプレーヤーたちはお互いに施設を共有したりすることができます。
ファクションのリーダー達は他のファクションに和平交渉を持ちかけたり、宣戦布告をすることもできます。
ファクションの作り方
新しくファクションを作ってみましょう。
Kキーを押してターミナルメニューを開き、Factionsタブを選ぶとファクションの設定画面を開くことができます。
画面左側は存在しているファクションのリスト、右側は情報画面になっています。
新しくファクションを作るにはCreateボタンを押しTagとName、Public Info、Private Infoを記述してOKボタンを押します。
- Tag / タグ
- ファクションの簡易名称です。
- Name / 名前
- ファクションの正式名称です。
- Public Info / パブリックインフォ
- プレーヤー全員に公開される紹介文章です。
- Private Info / プライベートインフォ
- 同じファクションのメンバーにのみ公開される文章です。
これらの情報は画面右のEditボタンを押すことで編集できます(権限を持っている場合に限ります:後述)
ファクションに参加する
リストからファクションを選択するとPublic Infoと既に参加しているメンバーを見ることができます。
参加したいファクションを選択したらJoinボタンを押すと参加申請を出すことができます。
申請を出した後は申請が認められるか却下されるかを待つだけです。
リーダーなどファクションを管理する立場の人はファクションへの参加申請を許可・却下することができます。
Factions画面から自分のファクションを選び、メンバーリストから申請中のプレーヤー(Applicant)を選択、参加を許可する場合はAcceptボタンを、却下する場合はDeclineボタンを押します。
ファクションのランク
ファクションのメンバーにはランクがあり、それぞれ権限が異なります。
- メンバー
- 基本的なランクです。ファクションのターレットの攻撃対象から除外され、またファクションで共有されているブロックにアクセスすることができます。
- リーダー
- 上位のランクです。ファクションのInfoを編集したり、他のメンバーの昇格・追放、加入申請の承認や和平交渉の締結など様々な事が可能です。ただしリーダーは他のリーダーやファウンダーを降格させたり追放することはできません。
- ファウンダー
- 最上位のランクです。ファクションを作成した本人以外はこのランクになることができず、権限の譲渡も不可能です。全ての権限を持ち、独断でファクションを解散させることも可能です。
和平交渉と宣戦布告、解散について
ファクションはデフォルトでは全てのファクションに対して敵対するようになっています。
和平交渉を持ちかけるには敵対しているファクションを選択してPropose Peaceボタンをします。後は相手の答えを待つだけですが、許可・却下される前にCancel Requestボタンを押すと和平交渉を取り消すことも可能です。
他のファクションから和平交渉を持ちかけられた場合は相手のファクションリストの横に白い旗のアイコンが付きます。
受諾したい時はAccept Requestボタンを押すと晴れて和平協定を締結することができます。
同盟関係にあるファクションと敵対した場合はDeclare Warボタンを押すことで一方的に和平協定を破棄して宣戦布告することができます。
ファクションの解散は全てのメンバーがいなくなった時に自動で行われます。
つまりファウンダーが全てのメンバーを追放した後自身も脱退することでファクションを解散することが可能です。
HUDの表示について
HUDに表示される文字は所有者のファクションとの関係で色が変化します。
- 敵性
- 敵対する勢力や所属不明なプレーヤーなどは赤で表示されます。
- 友好
- 同盟関係にあるファクションのプレーヤーなどは白で表示されます。
- 味方
- 同じファクションのメンバーや共有されている施設などは緑で表示されます。
- 所有
- 自分自身の所有物のマーカーは青で表示されます。
所有権について
ファクションを補う要素としてOwnership(所有権)が追加されました。
コンピューター(建材のアイテム)を持つブロックには全て所有権が設定され、所有者が許可しない限り他人には操作ができなくなりました(Access Denied/アクセス拒否と表示されターミナルを表示することもできません)
この機能を使う事でプレーヤーは自分の船を他人の操作から守ったり、仲間同士で倉庫を共有することができます。
スラスターやジャイロスコープなどのブロックも例外ではなく、船をまともに操縦するには所有権を持っている必要があります。
アップデートで変更がありスラスターの建材からコンピュータが除外され、コックピットの所有権さえあればジャイロスコープの所有権は問われなくなりました。
誰が所有者になるかはモードや設置方法で異なってきます。
- クリエイティブモード
- クリエイティブモードではブロックは設置者の所有物となり、設置者のファクションに所属します。
……と、公式にアナウンスされていますが実際には設置したブロックはNobody(所有者なし)となります。
このままではターレットはミサイルなどの自動迎撃対象となっているもの以外には一切攻撃を行いません。(逆に誰かの所有権が有効なターレットはNobodyのブロックを敵と見做して攻撃を仕掛けます)所有権が必要な場合はターミナルメニューから変更してください。
ある程度複数の機体を作った後の場合は最低限ターレットを全て外しておいてから、或いは反応範囲の外まで互いを離してから所有権を設定してください。
さもないと、最悪自分が作った機体同士が互いを敵と見做してターレットで撃ち合いを始めてしまいます。
なお、同じ機体に設置されているターレット同士の場合はNobodyターレットが混ざっていても攻撃対象から除外されるようです。 - 手持ち溶接機
- サバイバルモードでは所有権は手持ち溶接機でコンピューターを溶接した人物に与えられます。
溶接を開始したり、溶接機の右クリック機能を使う事でブロックの必要とするパーツを設置*2する事ができますが、
こうしてコンピューターを供給しただけでは所有権は与えられず、あくまでプログレスバーの青い線を超えるまで溶接しなければ所有権を得ることはできないため注意が必要です。
つまり"最後にプログレスバーの青い線を超えるまで溶接した人物"に所有権が与えられる仕様になっています。
クリエイティブモードでもこの仕様は有効なので所有権が発生するブロックを設置した後一度グラインダーで所有権を無効にした後溶接機で所有権を手に入れたほうがラグや操作ミスによる設定ミスも防ぐことができます。(一括選択なら一気に設定変更できますが、動作が重いと操作ミスを起こす危険性があります) - 艦載溶接機
- 船のWelderでコンピューターを溶接した場合、基本的に所有権はWelderの所有者に与えられます。
例えば他のプレーヤーから工作艦を借りて自分の船を作った場合などは建造した人が船を使えなくなるなど問題が起きてしまいますので注意が必要です。
14年10月のアップデートで船用のウェルダーに"help others"のオプションが追加されました。
このオプションが有効になっている間は、溶接したブロックの所有権は船の所有者の物となります(所有者がいない場合はNobodyになります)
頻繁に共用・建造を切り替える場合はGメニューからコックピットホットバーに登録すると楽になるでしょう。
上記アップデート以前は、共用のWelderの所有者をNobody(後述)にするこという解決策もありましたが、これは他人にWelderを乗っ取られる(後述)可能性があるためセキュリティ的に非推奨となります。
所有権の譲渡
所有者はコントロールパネルから所有権と共有について設定することができます。
所有権は譲渡する事も可能で、OwnerがMeになっている部分を他のプレーヤーに直接変更する事で譲渡ができるほか、Nobodyにすることで所有権を放棄することも可能です。放棄されたブロックは誰でも自由に使用したり、新たな所有者を設定することも可能です。
設定可能な所有者は以下の通りです。
- Me
- 自分自身が所有者になります。
- 他のプレーヤーの名前
- 同じファクションに所属している他のプレーヤーへ直接所有権を譲渡します。
- Nobody
- 所有権を放棄します。誰でも設定の変更が可能になります。
なおファクション機能が追加される前に作られた船などは全てNobodyに設定されています*3。
Nobody設定になっている船を丸ごと自分の所有物にするには、コントロールパネルから全てのブロックをを選択し、OwnerをMeにすれば良いでしょう。
なお所有権を書き換えたブロックは全て"Noshare"となり、所有者以外はアクセスすることすらできなくなります(下記参照)
所有物の共有
ブロックの所有者は自分のブロックを他人が使用することを許可し共有することができます。
ブロックの共有設定はコントロールパネルの所有者の下のボックスから変更可能です。
- Noshare
- 共有しません。所有者自身以外からは操作できなくなります。
- Share with my faction
- 所有者の所属しているファクションのメンバーが使用可能になります。
- Share with all
- 全てのプレーヤーにブロックの使用を許可します。他のプレーヤーはブロックを自由に使えますが所有権の変更などはできません。敵対勢力の人物も使用可能になるため注意が必要です(特にメディカルルーム)
なお電力は船ごとに共有されるため、電力の供給先を変更する事はできません。
所有権に関して何か問題が発生した場合はLoad Game→World Option→Advanced→Reset Ownershipにチェックすることで次回のロード時に全てのブロックの所有者をNobodyにすることができます。
Reset Ownershipオプションはワールドがセーブされると自動でチェックが外れる仕様になっています。
ハッキング(物理)
他人の所有物を無理矢理自分の所有物へと変更する事も可能です。
ブロックをグラインダーで解体してコンピューターを外し、自分で溶接し直す事で所有者を自分へと変更することができます(プログレスバーの青い線を下回るまで解体し、青い線を上回るまで溶接することで乗っ取りが可能です)
この方法を使えば他人の所有物を乗っ取ることが可能ですが、所有者設定はブロック単位なので、
一つのブロックをハッキング(物理)したからといって船ごと乗っ取れる訳ではないため注意が必要です。
また他者の所有物は解体速度が低下するうえ、船にアンテナがあるとハッキング(物理)されていることが通報されてしまいます(HUDに解体されているブロックが点滅表示されます)
リスポーンの仕様について
プレーヤーは死亡した後、リスポーン地点となるMedical Roomを選択することができるようになりました。
Medical Roomは自身の所有物か、または共有されている物を選択可能です。
リスポーン画面はリアルタイムで更新されている物ではないため、死亡後に共有されたMedical RoomはRefreshボタンを押すまでは選択することができません。
Medical Roomでリスポーンした場合は宇宙飛行士は九死に一生を得た事になり、同一人物として扱われます。
Permanent Deathについて
プレーヤーが使用可能なMedical Roomが一つもない場合はRespawn Shipでのリスポーンになりますが、
この場合は前任の宇宙飛行士は死亡し、新たに他の宇宙飛行士がやってきたという設定になります。
ワールド設定から"Permanent Death"(永続的な死)が有効になっている場合は死亡した宇宙飛行士の所有権はそのままとなり、例えば"プレーヤー名(Dead)"という風に表示されます。
こうなってしまうとハッキング(物理)を行わない限り所有権の変更ができなくなってしまいます。
そのためMedical Roomを共有することは多くのプレーヤーの助けとなります。しかし、敵対するファクションのメンバーにも公開してしまうといざというとき危険かもしれません。共有する対象はよく考えて決定しましょう。
遺体について
死亡した宇宙飛行士は(リスポーン方法を問わず)5分間死体となって宇宙をさまよう様になりました(1プレーヤーにつき1死体まで)
遺体は選択してIキーやKキーを押すことでアイテムを強奪することが可能です。
コメント
- 怖い -- d? 2017-01-17 (火) 08:09:49