出力形式
とりあえず、レンダリングができるようになったってことで
先ほどのRIBについてとりあえず解説していきましょう!
sample1.rib
Display "sample1.tif" "tiff" "rgba" Projection "perspective" "fov" [40.11] Format 300 300 1.0 Translate 0 0 3 WorldBegin Sphere 0.5 -0.5 0.5 360 WorldEnd
Display
はじめに、Display命令から解説していきます。
Display命令は以下のような構成になっています。
Diplay "ファイル名" "画像形式" "チャンネル" "パラメータリスト"
書くパラメタの説明
ファイル名 | 出力ファイルの名前 |
画像形式 | "tiff"や"framebuffer"などの画像形式を書きます。レンダラによって設定できる物が違います。 |
チャンネル | "rgb" "rgba" "rgbz"などを指定するaqsisは4チャンネルまでです。 |
パラメータリスト | 仕組みが難しいのでここでは説明はしません。基本的に省略しておいてOKです。 |
指定可能な画像形式
以下に主な物を書いておきます。
tiff | tiff形式の画像を出力する |
framebuffer | レンダリングの途中経過を表示する |
shadow | シャドウマップを生成する |
sampleでの例
sample1では以下のように設定しています。
Display "sample1.tif" "tiff" "rgba"
sample1.tifと言う名前でtiffファイルをrgbaの4チャネルで作成するという意味になります。
応用例
Diplayは以下のように使用します。
Display "sample1.tif" "tiff" "rgba" Display "sample1.tif" "tiff" "rgb" Display "sample1" "framebuffer" "rgb" Display "sample1.z" "zfile" "z"
"+"をつける
また、以下のように2番目のDisplayの名前に"+"をつけると2つDisplayが設定された事になります。
もし"+"をつけなかったら一番したが有効になります。
Display "sample1.tif" "tiff" "rgb" Display "+sample1" "framebuffer" "rgb"
画像サイズ
画像サイズはFormatと言う命令を使って変更する事ができます。
Format
Formatは画像のサイズを指定する事ができます
Format "横のサイズ" "縦のサイズ" "アスペクト比"
特に難しい事はなく縦横のサイズを指定してください
最後のアスペクト比は縦横の比率です。いろいろいじってみると良いかもです。
例:
Format 300 300 1.0