「もう観念して何があったのかを洗いざらい吐くっす…」

Last-modified: 2017-05-28 (日) 01:26:19

0284名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止2017/01/23(月) 00:22:50.79 ID:6lLD9+7T0
コソクムシ「もう観念して何があったのかを洗いざらい吐くっす…」
コソクムシ「あっしの友人にオニシズクモさんがいたんすよ…今はもうカロスに引っ越してしまったんすがね…」
コソクムシ「しかしね…オニシズクモさんは今から5年ほど前にこの地にやって来た育ちも何もかも恵まれたスワンナさんに恋をしていたようなんでさぁ」
コソクムシ「だけどオニシズクモさんは、俺は見た目もタイプもスワンナさんとつりあうような男じゃないからこの思いは胸に留めておくって言って、なかなか踏み出せなかったんすよ」
赤ウツロイド「ほう……」
コソクムシ「その後オニシズクモさんのカロスへの引っ越しも決まり、告白するなら今しかないとオニシズクモさんが告白できるようにって、あっしらがいろいろ根回して告白させたんっすよ。その結果が惨敗だったんすが」
コソクムシ「……あっしらもオニシズクモさんに恥をかかせてしまって今思い出しても申し訳ない気分っす… ですが、話はここで終わらなかったんでさぁ…」


0290名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止2017/01/23(月) 22:59:42.27 ID:6lLD9+7T0
ウツロイド「オニシズクモさんがふられただけで終わらなかったってこと?」
コソクムシ「そう、話はそこで終わらずまだまだ続くんっスよ… スワンナさんには取り巻きもとい親衛隊がいましてねぇ」
カプ・テテフ「その親衛隊ってもしかして・・・」
コソクムシ「察しの通り、あそこで電飾の兄さんが蹴散らしてくれたバルジーナとオドリドリ、そしてあそこにはいないっすがオオスバメの三匹の女達がスワンナさんの熱狂的なファンでして」
コソクムシ「スワンナさんがピク○ンに出てきそうな虫と付き合っている誤解を招きかねない元凶を作った張本人だとあっしらをマークしたんでさぁ」
ウツロイド「う~ん・・・そういうことがね… そういうトラブルって後始末の解決が難しそう」
コソクムシ「それが… その後最悪な事に本当に恐れていた誤解が広まってしまったんっすよ… その時ホウエンから旅行に来ていたアメモースって奴が、そいつもスワンナさんのことが好きで…」
コソクムシ「あろうことかオニシズクモさんのことをストーカーだの歪んだ愛情を抱いてるだの酷い噂を流したんす…」
ウツロイド「酷い……」
コソクムシ「前から目を付けられていた所に追い打ちのように広まった取り沙汰。これをスワンナさんの取り巻き達が見逃すわけがない。取り巻き達はオニシズクモさんに執拗な嫌がらせをしたんでさぁ…」
コソクムシ「あっしらは何とか弁解しようとしたが効果はなく、あっしらまでいじめられるようになってしまったんす…」


0291名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止2017/01/23(月) 23:00:05.71 ID:6lLD9+7T0
コソクムシ「スワンナ親衛隊に追われてかれこれ2週間でさぁ… しかもあっしだけでなくあっしと協力したイトマルさんやヒンバスさんたちまで標的にされて…」
コソクムシ「もう何度も弁解を繰り返したり謝ったりしたんすが許してもらえる気配すら無し…… 話が通じないならいっそのことあいつらを返り討ちに出来るぐらい強くなりたいって思ったんすよ…」
カプ・テテフ「何てこと……」
赤ウツロイド「最低だな、そいつら」
カプ・テテフ「ごめんなさい・・・テテフ達はポケモンとポケモンとのいざこざに基本介入できないんです・・・ 昔から個人のどちらかに肩入れすれば、それは不公平になるから・・・だから・・・」
コソクムシ「いや、謝る必要なんて全くないっすよ。これはあっしらの力で解決すべき問題なんすから」
コソクムシ「それで傷心のまま引っ越してしまったオニシズクモさんのために、あっしらはあいつらを倒そうとしてたんす…」
ウツロイド「なるほど… ありがとう…(“本当に”それだけかな?・・・それに…旅行して一目ぼれしたっていうそのポッと出の虫ポケモンがなんでそんな噂を流したんだろう?)」





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