《エネミー》/【タラスク】

Last-modified: 2023-12-16 (土) 07:04:56

タラスクは、南仏はローヌ河畔の森に棲んでいたといわれる、甲羅を背負った六本足という姿を持つ邪竜。“世界最強の生物”レヴィアタンと怪物ボナコンの仔で、毒の息を吐き、灼熱の糞を撒き散らすとされた。
人肉、特に子供を好んで喰らうため人々から怖れられていたが、キリスト教布教のためにこの地を訪れた聖女マルタ(ベタニアのマルタ)の信仰の前に折伏され、自らが苦しめていた村人たちによって殺されたという。
現在でも南フランスにはタラスクにちなんだタラスコンという名の都市があり、祭りも催されている。
また、1991年に同じく南フランスのピレネー山脈麓で化石が発見された肉食恐竜も、この怪物にちなみ「タラスコサウルス」という名が付けられた。


WAシリーズにおけるタラスクは、そんな元ネタによく似た亀と竜をかけ合わせたような姿の魔獣。2ndにおける通り名は「毒撃鎧殻亜竜」。
物凄い強敵というわけではないのだが、何気にラギュ・オ・ラギュラと並びゲームシリーズで登場皆勤賞を果たしている。


設定

アニバーサリーファンブック?において、その身体の詳細が公開された。

  • タラスク脳
    「戦いに勝つ」ことが本懐……というかそれしか考えられないらしい。怒ると毒液分泌を促す。
  • タラスク目
    サーチライトのように光を発することで、視界が悪い暗闇や地底でも問題なく戦闘できる。
  • タラスク甲羅
    ダイナマイトの爆発にも耐える強靭さがウリ。攻撃を受けるたびに強固さが増すらしい。
  • タラスク心臓
    僅か一滴の血液が象200頭を殺してしまうほどの猛毒ということもあって、当然ながら強靭な心臓。
  • 毒ガス肺
    外部から取り込んだ清浄な空気もここに入れば一瞬にして毒ガスに早変わり。ポイズン(トキシック)ブレスを生み出す元凶。
  • 猛毒袋
    摂取した毒草や鉱石から毒物を産生し、身体のあちこちに供給する役目を持つ。
  • 毒液貯蔵袋
    身体のあちこちにある毒液の貯蔵袋。ここが空っぽになるとさしものタラスクも元気がなくなってしまうらしい。
  • 生体ミサイル
    背部の甲羅中央にある、鉄より硬く大きなトゲ。無くなってもいくらでも生やすことができるので弾切れを起こす心配はない。

1st

初代ではパンデモニウム序盤のボスとして登場。40レベル、HP21000で雷属性が弱点。
DEF750、MGR999と防御面がかなりタフな上にシールドでさらに防御を固めてくるため、レベルが十分でないと弱点属性を突かずに有効打を与えるのは非常に厳しいだろう。

  • デモノプロフェットバラムもそうだが、パンデモニウムのボス3体はいずれも所持ギャラが多い(タラスクは28400ギャラ)ので、お金に困っているようならラッキーカードでガッポリ大儲けを狙うのも一興。余裕があるならがまぐち装備で裏ドラが乗るまで粘るのも良いだろう。

2nd

ストーリー中盤に計3回(ハルメッツ?ゴルゴダ刑場ゲートブリッジ?)対戦する。このうち2戦目はナイトブレイザー化したアシュレーとの一騎打ち。
1戦目・2戦目は本体HP3600、クリスタルパーツHP1800で、後者を破壊すると麻痺効果もある生体ミサイルを阻止できるので経験値稼ぎも兼ねて早めにパーツ破壊をしておくと戦闘が楽になる。またポイズンブレス対策にアンチドーテを用意しておく(ただしハルメッツでは事件解決まで購入できないので、タウンメリアヴァレリアシャトーで事前調達する必要あり)のは勿論、エアスクリーンムーンストーンで予防するのも有効。


2戦目は一騎打ちとは言えナイトブレイザー化しているアシュレーはパラメータ・オリジナル共に相当強いため、事前にムーンストーンを持たせておけばほとんど苦戦することなく勝利できるだろう。あるいは麻痺を防ぐブルーブレスレットか。
ただしこの時点ではまだアクセスを正式に習得していないので、バニシングバスターを使うとその後の再アクセスは不可能。
トドメに使うなら通常攻撃かナイトフェンサーである程度HPを削ってからにしよう。


3戦目はトカに改造を施されてのリターンマッチ。
改造されたためかポイズンブレスは使えなくなったが、代わりに全体魔力攻撃ソニックハウルを身に付けており、また生体ミサイルも健在なのでHPが低いとたちまち劣勢に追い込まれてしまうことうけ合い。弱点属性も無くなった点でも厄介。
クリスタルパーツを破壊すると貴重なフルリヴァイブをドロップするので、制限プレイなどでない限りはなるべく破壊して頂戴しておきたいところである。

3rd

カ・ディンギルのFLOOR007で対戦。
戦闘開始時点ではDEF999+全属性半減という鉄壁の防御を誇り、周回プレイでもなければまともに傷をつけるのはほぼ無理。
だがクレイボーンの本から得られるヒントにある通り、火属性→氷属性の順に攻撃することでDEFを0にした上で属性耐性を引っぺがすことが可能。
クリメイトリフリジレイトは勿論、ファイアジェムとフローズンジェムが潤沢にあるならそちらを使ってもよいだろう。
攻撃面では物理攻撃に対しビッグプレス、魔力攻撃に対し生体ミサイルを使って反撃してくる。AIMがあまり高くないことを考えると物理攻撃メインでさっさと片付けてしまう方が被害も少なくて済む。

  • 周回プレイ時に倒すなら、クライヴやジェットのARMを攻撃重視で改造しておき、フラジャイルで防御力を下げてからのガトリング押しで行ける。

タラスク・パワード

本編でのタラスク撃破後、キャラクターの背後に積層型封術式(ホログラムアーカイブ)が出現し、後にラクシスランドで手に入るクレイマードールズを使用することで隠しボスであるタラスク・パワードとの戦闘となる。
50レベル、HP80000で全属性を無効化する上、地殻汚染?によって毎ターンの最後にダメージを与えてくる。
物理攻撃に対して生体ミサイルで逐一反撃を行ってくるので、安全に戦うのならばアルカナやマテリアルなど魔力攻撃を中心にしてダメージを与えよう。特に全属性無効ということを逆手に取ってギャロウズに魔剣ルシエドを使わせれば大ダメージを与えることが可能。それをコマンドリプレイで繰り返せばなお良し。また少々強引だが予め状態になって戦闘に入り、シンクロナイザーで無理やり毒に冒すのも手。
勝利するとゴールデンドーンが手に入る。

4th

巡礼地キュレーンのFLOOR002にあるブレイクポイント手前で戦闘に突入する。
攻撃手段はトキシックブレスしかなく、アンチドーテによる治療およびHP回復を怠らなければまず負けることはないが、「硬い」特性を持っているので「スマッシュヒット」持ちのラクウェル以外の物理攻撃はほとんど効果がない。
ラクウェル以外のキャラで有効打を与える場合にはフラジャイルで硬い特性を打ち消すか、ブラストや各種ジェムによる魔力攻撃を中心とするのが良いだろう。


何故かオープニングムービーの終盤で戦っている。

5th

往きて行き交いし路のFLOOR013で対戦。「硬い」特性によりほぼ全ての物理攻撃を無効化するタラスクゴラスと、抵抗が高く魔力ダメージが効きにくいタラスクモンスという2体のコンビで出現する。
バトルフィールド向かって左端の水レイポイントに「ゴラス」、右端の風レイポイントに「モンス」が配置された挟み撃ちの状態で戦闘が始まるので、いずれか片方に集中攻撃を浴びせて早めに倒してしまいたいところ。
「モンス」の方がHPが低い&風属性が弱点なので、予め剣のミーディアムをフォワードの誰かに持たせておき、「モンス」が風レイポイントから動いたところを狙ってジャンプで風レイポイントに移動し、クラッシュで一気に倒してしまうと良いだろう。

  • なお、「ゴラス」の初期配置である水レイポイントには防御アップルが埋もれているので、欲しい場合はトドメをさす前に誰かに占拠させておくようにしよう。

F

1st同様にパンデモニウムに登場。本作では突入直後にいきなりコイツとの戦闘に突入するので、事前にスキルやアイテムなど準備を怠らないように。
レベル43でHP9000、毎度お馴染みのトキシックブレスに加え、物理攻撃を受けると生体ミサイルで反撃してくる。
防御が350とかなり高い上に通常のショットは40%という高確率で弾かれてしまうので、攻撃はセシリアのフリーズとアイシクルエンドを中心にしよう。初期プラスステータスとして対物理・対魔力バリアと回避上昇がかかっているので、鬱陶しい場合はディスペルで消去してしまうと良い。


3人全員が毒状態でない限りはトキシックブレスしか使用しないが、逆に3人とも毒になると行動パターンが切り替わり「ビッグプレス」による物理攻撃を行うようになる。
よって常に誰か1人がガードで毒を防ぎ続ければ「ビッグプレス」による物理攻撃を封じることが可能。
セシリアが氷属性でひたすら攻撃、残り2人はガードで毒を凌ぎつつ適宜アイテムでの回復……と役割分担すると比較的安全に戦える。
物理攻撃には逐一反撃を行うので、ザックやロディがオリジナルを使う場合はHP残量に注意しよう。

ブーステッドタラスク

マルドゥーク・紅炎エリアでは量産型とでも呼ぶべき「ブーステッドタラスク」が出現。トラップの関係上、計5回戦う。
防御がさらに上昇し、グレートブースターで全能力を引き上げて攻撃してくるようになったが、オリジナルと違いブロッカーはなくなり、またHPが3200と激減した上にマイナスステータス付与攻撃もないので、よほどレベルが低くない限りはそれほど苦戦はしないだろう。
グレートブースターは非常に有用な技なので、エマがまだ覚えていないなら忘れずダウンロードしておこう。

XF

過去作同様にトキシックブレスによる毒化を得意とする。トキシックブレスが移動後使用可+最大射程6パネルということもあって、かなりの遠距離からでも毒に冒しにかかってくるので油断は禁物。
「硬い」特性があるので通常の物理攻撃ではほとんどダメージを与えられないが、WGTのパラメータ値が高いので、バスタースローシュライクフォールで投げ飛ばすのが有効。


本作では上位種とでも言うべき「鉄鎧玄武」キングタラスク三世なるユニットも登場。
例によって例のごとくトキシックブレスを得意とする上、コイツが通ったHEXおよび隣接HEXは20ターンの間毒沼のトラップと同等の効果を持つようになってしまう厄介者。
黒ずくめの女性=チェル?と一緒に登場する個体は上記の投げ技が効かないので、「硬い」特性を無視してダメージを与えられる斧や鎚によるフォーメーションアーツを中心にダメージを与えよう。隣接時に毒に冒されないようステータスロックをかけておくとなお安全。


さらに最終盤のフリーバトルでは「異世界侵食体」クラスの個体も登場。
こちらは「硬い」ではなく「軟体」特性持ちだが、その甲羅はいったい何でできているというのか…。
WGTの軽量化+軟体特性により通常版の弱点であった投げ技にも強くなり、物理攻撃は耐性を無視できるもの(シュートアイテムなど)以外は殆ど通用しなくなっている。
属性耐性も大幅に強化されているので、コンビネーションアーツなどの無属性魔力攻撃で倒すようにすると良い。