カナン王国

Last-modified: 2016-05-07 (土) 06:49:59
国名カナン王国(Kingdom of Khanaan)
首都ミドラーシュ
祭祀王シモン2世
王国宰相アルミシュトラ・カーン
国旗il_0.png
国歌約束の地

前史

2000年前にこの地にあった古代カナン人の子孫が建国した新興国。白人諸国に離散(ディアスボラ)したカナン人たちは白人諸国で財を成す者が多く表れ、近代に入りこの地に植民を開始した。当初は原住民(ヤディック人)とは友好関係にあったが、やがて財力に物を言わせた強引な土地買占めに反発したヤディック人との衝突が多くなる。そしてカナン王国復活宣言と同時にすべてのヤディック人の土地は強制接収という形で内戦を迎える。ヤディック人の抵抗は激しかったが、強力な軍事力を持つカナン人は徹底した殺戮を行い、ほぼすべての土地を接収することに成功。土地を追われたヤディック人は周辺諸国に難民として逃れるか、現地に残り抵抗するか、降伏して隷従するかの選択を迫られた。多くのヤディック人は難民として逃れるか降伏するかの選択を取ったが、民族の誇りをかけてパルチザンとして活動する者も少なくなかった…。

政治

国家元首は祭司王であり、元首であると同時にミトラス教の教主であり、神殿の主として祭祀を行っている。現祭司王はシモン2世。
実務上の行政は全て首相職である王国宰相が行っている。王国宰相は議会に相当する王国大会議(一院制)にて指名され指名に基づき王が任命する。ただし首相がかけている場合、祭司王自ら親政することができることが憲法で明記されている。

祭祀王

カナンの国家元首であり、ミトラス教の教主。カナン人社会における聖俗の頂点である。敬称は「陛下」。
憲法で権限が制限されているものの大きな権力を持つ。

  • 国会の召集及び解散
  • 戒厳の布告
  • 条約の締結、宣戦の布告及び講和
  • 首相の任命
  • 内閣不在時の臨時親政
  • 法律と同等の勅令発布
  • 全軍の統帥
  • 恩赦及び特赦
  • 栄典の授与

王国大会議

祭祀王の立法権を輔弼するものであり、事実上の立法府。一院制、総議席数600。代議員は全て民選で1任期は10年。解散がある。

党名党首議席数説明
カナン国民会議アルミシュトラ・カーン総裁513政権与党。カナン人至上主義であり、カナン人以外は人ではない宇とする思想のもと結成された。主に移住カナン人の都市部の資本家、地方の大地主を支持基盤とする。
カナン共産党ダヴィド・シャレット中央委員会書記長50最大野党。現体制打破を訴え社会主義革命で全民族解放を狙う。
日常の党とベンヤミン・グリオンとなかまたちベンヤミン・グリオン代表23大陸原住系カナン人を支持基盤とする政党。全民族の平等を掲げて共産党と統一会派を形成。
神聖党イツハク・ベリーナ党主11祭祀王に大政奉還し、祭政完全一致の国家体制をつくり、宗教法に基づく政治を行うことを党是とする。
無所属-5-

国家的弾圧

ヤディック人は教育、居住、福祉などあらゆる面で差別を受けている。その最たる例が分離発展法である。
「異なる文化を持つ民族はそれぞれ独自に発展すべきであり、非カナン人はカナン人の政府の庇護ではなく、独自に発展することによって反映することができる」という建前のもと、ヤディック人は社会上あらゆる面で国内の行政サービスなどを受けることができない。

    • 公共のトイレ、レストラン、公共交通機関にカナン人用と非カナン人のものを設置。(非カナン人用のものはほとんどない。)
    • 非カナン人労働者はカナン人に比べて給与が1割程度。企業は非カナン人への残業代支給を免除される。
    • カナン人の法律を非カナン人に適用させてはならないので、カナン人が非カナン人を暴行もしくは殺害しても罪に問われない。
    • 名誉カナン人もしくは血統上カナン人でなくともミトラス教徒は以上の差別的待遇を免れる。

以上を見ればわかるようにカナン国内においてヤディック人はほぼ無権利状態に置かれている。そのためヤディック人を殺害したりしてもニュースになることはほとんどなく、事件そのものがなかったことにされるなど、社会的な差別も相まって人権が大いに侵害されている。

軍事

カナン国民軍(陸軍、海軍、空軍、国民親衛隊)が国家としての軍事力である。民兵組織としてカナン民族中央軍(KFC)があり、軍の役割を補佐している。ヤディック人に対する弾圧行為は主にKFCが行っている。

カナン民族中央軍(KFC)

国民

多民族国家であり様々な民族が雑居する。民族別内訳は以下の通り。
カナン人24%、ヤディック人51%、褐色大陸系カナン人(サマリー人)20%、ニン人11%、アッキャマ人4%

  • カナン人
    • 事実上の支配民族でありあらゆる社会的優遇を受ける。
  • 褐色大陸系カナン人(サマリー人)
    • 2000年前に離散せず大陸に残った氏族の子孫。法律上カナン人とされており、同一民族扱いだが、非カナン人ほど法律上の差別はないものの、多くの差別や偏見に苦しんでいる。
  • ヤディック人
    • 最大の民族であり、最も激しい弾圧を受ける民族。内戦中30万人が殺されたと言われ、うち20万人が非戦闘員の女性や子供と言われている。現在も一部パルチザンとして抵抗活動を続けているものの往年の勢いはない。
  • ニン人
  • アッキャマ人
    • 数学が得意な民族で、名誉カナン人認定を受けている。中央官庁で高級官僚として政策立案などに関与している。

宗教

ミトラス教を国教とし、それ以外の宗教は国家の承認を得なければらないとされているが、民間の土着信仰なども地方では信仰されている。

  • ミトラス教
    • 唯一神ミトラスを崇拝する宗教であり、多くの戒律が存在する。教典は「タルルート(神書)」。

国際関係

国名関係政府見解
ホーゼルフマーダ最悪カナン民族最大の仇敵にしておぞましい悪魔の国家。地獄の業火で焼き尽くすべき。
ルーンラント普通なぜこの国が非難されるのかについてはどうでも良い
ブバスティ首長国嫌悪猫を崇拝する邪教を奉じる。猫アレルギーの多いカナン人にはお断りだ。狩猟犬を大量に送りつけたい。