リーゼンバウム侯国(第二次全面戦争の烽火)

Last-modified: 2016-07-30 (土) 09:23:06
国名リーゼンバウム侯国
国旗
国章
国歌美しきレヌス川の畔で
首都リーゼンバウムブルク
元首リーゼンバウム侯爵グスタフ
政体立憲君主制

民族主義者の闘い時の設定はリーゼンバウム侯国参照

概要

ヤーディシア大陸中部を統治する国家。名前はリーゼンバウム(巨大な樹木)城が由来。
 

歴史

リーゼンバウム防衛戦争(帝国内戦)後,ヤード大陸北西部(メリエンヌ・ブランデー地域)を勢力下に収め
プラガヴィア中部のプラガヴィア首長国連合を保護国とすることで疑似帝国を形成した。
政治的混乱と腐敗を抱えていた隣国ルーンラントからの難民流入が社会問題となり公女派によるクーデターを
非公式に容認していたもののプラガヴィア情勢対処のためにクーデターが遅延していたため業を煮やし占領した
うえで改革させる内政干渉を画策し宣戦を布告。これに対してルーンラントが主権を守るためリーゼンバウムを
滅ぼすまで戦うとして「絶滅戦争」を宣言し全面核戦争が勃発した。さらにBC兵器投入により両国国境地帯は
人が住めない汚染領域となった。両国とも疲弊した結果休戦協定が結ばれ,大陸共同体が設立された。

政治

 
本来のリーゼンバウム侯爵に付随する領土はリーゼンバウムブルク一帯であり侯国の国家体制はリーゼンバウ
ム侯爵がその領土の元首(領主)を兼任する同君連合の形をとっている。なので侯国国家元首の正式な称号は
「竜骨回廊の君臨者にして西ヤード大陸秩序の守護者 リーゼンバウム侯爵 テリトワール・ド・メリエンヌ
及びブランデー=エルアン王の代理人(摂政) ソレイアード=ポルメランカ公」となる。

侯国を構成する国は独自の議会と政府を保有するが外交・国防・財政金融など侯国全体に取り組む事項は
4年任期の1院制議会である侯国議会が扱う。

立法権は議会が持っているものの強大な政治的権限を侯爵が保有しており行政府の長である宰相の任免権も
含まれる。ただし独立以来議会の第一党党首を任命している。

外交

民族

フォロノワ系リーゼンバウム人

最も多い民族。しかし山岳森林地帯に囲まれているため標準フォロノワ語とは異なる進化を遂げたリーゼン
バウム語が話されている。核戦争の影響を直接受けたが戦後のベビーブームで再び人口を増やしている。

メリエンヌ系リーゼンバウム人

独立志向があり核戦争時にルーンラントが離間させるプロパガンダ戦を敢行した。しかし公国の無差別
攻撃と当初からの侯国の融和政策で現在も侯国国民を構成する主要民族である。

ソレイアード系リーゼンバウム人

南ヤード人系とも呼ばれる。戦争の直接的影響を受けなかったので侯国内の影響力と存在感が増している。

ルーンラント系リーゼンバウム人

ルーンラントから亡命してきた人たちとその子孫。核戦争当初は隔離政策も考えられていたが当時の侯爵の
考えで行われることがなかったが肩身の狭い思いをした。核戦争時に外人部隊に入隊し勇敢にたたかった。

フェザーン系リーゼンバウム人

ウーモント島に古くから住む人々やグラーンダから移民もしくは難民で渡ってきた人とその家族をさす。

プラガヴィア系リーゼンバウム人

プラガヴィア首長国連合出身の人とその家族をさす。絶対数は少ない。猫教信者が多い。

地理

 ヤーデシィア大陸を南北に分断する「大山脈」とその北部を囲むようにできている
「竜骨山脈」の間にあるリーゼンバウムブルクを中心とした国

メリエンヌ王領

ハンフルト(№9)

南北ヤード海の中継港である交易都市。メリエンヌ語ではガイヤルドと呼称する。侯国成立当初は名目上独立
していたが現在は完全に侯国の主権下である。NBC兵器の攻撃を受けたがヤード大陸交通網の要衝であるため
共同体の支援により現在は復興している。

リーゼンバウム侯爵領

リーゼンバウムブルク(№10)

侯国首都にして中心都市。要塞化された山岳地帯と地形をうまく利用した侯国軍による必死の抵抗で損害は
軽微であったが一部リーゼンバウム市民の間では首都を護るために地方を見捨てたと思われている。

フルスウーファー(№17)

大山脈から採掘される資源を基に製造する工場群が立ち並ぶ大工業都市。
核攻撃からある程度復興したものの最盛期の生産能力を取り戻していない。

アルデナ=シュタット(№20)

森林沼地が多い丘陵地帯の中心都市。アルデナとは先住民族の神話に出てくる森林を司る女神の名前。
帝国内戦後,ナレス帝国(後のエタリア社会主義共和国)に占領され,核戦争後は労働者評議会連合
領にされたが労働者評議会連合滅亡により侯国に復帰した。

ソレイアード=ポルメランカ公領

ポルージェン(№11)

ソレイアードとも呼ばれる。リペルニアに譲渡したがアン女王崩御による政治混乱によりヤード大陸から
撤退したリペルニアから再度購入し直した。農業地帯であるアルデナ地域の深刻な汚染とルーンラントの
攻撃対象から離れていたためリーゼンバウムの食料庫になっている。

シロメリア(№14)

パズ=ソレイアードやセバートとも呼ばれる。帝国内戦時まで軍事要塞として機能しアスティリア時代は
フェザーンや新大陸の交易拠点として一大海上帝国の礎となっていた。その後ハンフルトを獲得したリー
ゼンバウムやアルカーソンの台頭で力を失ったが核戦争の直接の被害を受けなかったため再び交易拠点と
して力を取り戻した。

ウーモント島(№67)

シロメリア南方にある島で南ヤード海と西ヤード海を結ぶ要衝である。名前は「月の島」という意味があり
島の形から付けられた。この島を所有していたナシュール朝が築いたアックララーフ城がありフェザーン系
現地民は島自体もこちらの名称で呼ぶ。

グラーンダ王国 

帝国内戦時の同盟国。フェザーン大陸北部のみではなく南ヤード諸島・ヤーディシア大陸南部に跨ぐまで領土を拡大していたが後に国策で小グラーンダ主義採用により連合国家体制を解消。国力が低下したうえ核戦争の影響で宗教過激派や海賊が跋扈する状態になった。その為,侯国軍が進駐し保護国とした。

グラーンダ(№58)

グラーンダ王国首都 宗教過激派が猛威を振るっている。

マシュケシュ(№57)

フェザーン大陸北西部の都市。

カハロ(№55)

フェザーン大陸北東部の都市。歴史的な古都であるがそれゆえ過激派に
狙われるため侯国軍が治安維持を行っている。

聖ヨファン騎士団領

マリュート島(パレルタ)(№69)

聖ヨファン騎士団領首都。 ナシュール朝を構成する国家であったか分離。
核戦争の影響で海賊や密輸業者が横行していた。

軍事

地域別に三つの軍団が編成されて駐屯する陸空軍部隊を指揮下に置いている。

軍団名任務と特徴備考
回廊軍団竜骨回廊領土(リーゼンバウム侯爵領)防衛を担当する。山岳戦をメインとしている。
南方軍団ソレイアード=ポルメランカ公領防衛担当。草原での機動戦を想定としている。
北西軍団ブランデー・ルーンラント方面担当。ハンフルト防衛と北部国境警備をメインとしている。

また上記3個軍団とは別に保護国ごとに編成した軍団を派遣している。

軍団名任務と特徴備考
プラガヴィア軍団プラガヴィア首長国連合駐在部隊
フェザーン軍団フェザーン大陸駐在 治安維持が主任務

海軍は「大洋艦隊」と呼ばれる主力艦隊を編成し西南のヤード海を行動範囲にしている。
南ヤード海での活動範囲拡大により駆逐艦や潜水艦の造船と配備を急がしている。