マルノ=リュウ・マール

Last-modified: 2024-06-01 (土) 02:37:26

情報

名前マルノ=リュウ・マール
Marno Lew Marl
異名*1【サークル帝国の父】
性別
享年91歳
容姿(若い頃)
性格真面目、実直
好きなもの
嫌いなもの独裁政治
好きな食べ物ほぼなんでも
嫌いな食べ物貝類(?)
配偶者いる
得意白兵戦、戦闘指揮
苦手???
武器名刀「翔龍」
住んでいた国サークル帝国
墓所サークル帝国国立墓地
職業陸軍大臣、サークル帝国初代大統領
種族人間
イメージCV鈴置洋孝(青年期~壮年期)
宮内幸平(老年期)
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概要

マルノ=リュウ・マール(1819年3月15日~1910年4月4日)は、サークル帝国の陸軍大臣、初代大統領である。
1819年3月15日、当時のアズキニア領サークル帝国軍少将であったワッカ・マールとその妻アシュリー・マールの長男として生まれた。小さい頃は悪ガキであり、よく暴れ回っていたとマルノは述懐している。1834年に士官学校に入学し、1839年にアズキニア領サークル帝国軍に入隊。入隊したての頃から次々と戦果をあげていき、1846年には僅か27歳でアズキニア領サークル帝国軍の中将となっていた。
その頃起こったフラストブール炭鉱での騒動に関しては軍の部下たちに対して「なんて非人道的な行動なんだ。しかしここで反乱組織が動いたならば、彼らを攻めないといけないかもしれない。」と漏らしており、ひとまず様子見の姿勢をとっていた。また、彼が率いていた秘密結社「サークル・フリースラント」の構成員には「来年ぐらいに運動を起こせ。この騒動で国は一気に乱れるだろう。それに乗じて、我らのサークル帝国を取り戻すのだ!」と伝えていたという。その言葉通り、翌年1月中旬より、サークル・フリースラントのレジスタンス運動が展開される。マルノの手ほどきにより訓練を受けた構成員達は植民地軍をひたすら苦しめたが、なぜかマルノの部下たちだけは、被害を受けていなかったのだ。アズキニアの要人たちはそこに目をつけていなかったため、彼が裏切っていることなど知る由もなかった。
レジスタンス運動の展開後、ナグロ・ロヴァンス総督より植民地軍第一軍の統帥権を授けられる。その際には「ありがとうございます。レジスタンスの者など蹴散らしてご覧に入れましょう(大嘘)。」と言っていたようだ。この時西オメガで兵を率いていた彼は第一に民意に逆らう事が不可であること、第二は冬に大軍を動員するのが不可であり、第三に内戦をすれば、他国がその虚に乗じてくること、第四に寒くて雪の多い時に当たり、兵糧が不足し、大軍が疫疾にかかりやすいことを理由に鎮圧に反対するが聞き入れられなかった。
春が訪れ、5月に植民地軍は進軍を開始。マールバーグで装備の補充と兵站の補給を行うことを決定した。マールバーグへ立ち寄る事を聞いた市民はマルノを歓迎し、マルノを讃える歌が流行した。
6月5日、マールバーグに到着した彼は総督府の大広間にてロヴァンス総督への謁見中、突然身につけていた日本刀を鞘から抜き、ロヴァンス総督に斬りかかり、首を刎ねて殺した。それを合図として、植民地軍第一軍やサークル・フリースラント構成員を中心とするマルノの私兵達が総督府を襲撃し、アズキニア側の要人を抹殺し、僅か6時間で総督府を占領、1日でアズキニア支配下に置かれていたマールバーグを陥落させたのである。アズキニア側の要人が抹殺されたことにより、アズキニア軍の指揮系統も崩壊している。
血飛沫だらけの総督府内に人々を集め、彼はこう演説した。
「私はアズキニアのために働くことが祖国のためだと信じていた。私の祖先は少なくともそうした。だがそれは間違っていた!アズキニアは我々から多くのものを奪っていった。資源と領土ではない。彼らが奪ったのは我々の尊厳と誇りだ!さぁ、今こそ我々は尊厳と誇りを取り戻す時だ!」
この演説を終えた後、彼はアズキニアに優遇されていた『名誉人』という人々のうち、アズキニアに味方していた者を、独立の上で障害になるとして追放*2。マールバーグ全体を反乱勢力の味方につけることに成功した。
彼はアズキニア中央部政府に対し、ロヴァンスは病気のため自分がアズキニアとの通信を担当しており、優勢であるから援軍を送る必要はないとの連絡を送る。実際には中央指揮系統を失って混乱するアズキニア軍に対し奇襲を仕掛け、北部のほとんどを奪還し南にアズキニア軍を追いめていた。さらに一月後には王党派であり遠い親戚のブライアン=リュウも合流し、この攻勢期は領土奪還において反乱側を優勢にするのに大きく貢献した。しかし、アズキニア中央政府は事前から潜伏させていたスパイを使ってリュウの予想より早く現地の状況を掴み、即座に援軍の派兵を決定した。しかし、アジャール戦争がこの時まだ終結しておらず、主力を送ることは不可能であった。そしてアズキニア軍は数と練度では劣っていたものの機関銃や大砲を使った戦いは圧倒的に優勢であり、なんとかサークル反乱軍の進行を少しでも遅らせようとしていた。具体的には地の利で勝敗が決まりやすい山岳のある西部は放棄して艦砲射撃がより有効な平野の南西部で港を維持し続けるというものだった。リュウの軍はすでに国土の8割近くを奪還していたが、アズキニア軍が築いた強固な防衛戦を前に攻めあぐね、膠着状態が続いた*3。そして時間は流れ1848年10月、ついにアジャール戦争が終結し、アズキニア側はより多くの戦力を割くことができるようになった。これはリュウにとって最悪の事態であったが、リュウは戦線ごとの状況を把握して川と山脈を利用し巧みに防衛を行う。だがそれでもアズキニア軍の爆撃と通商破壊はサークルにとって大きなダメージとなり、劣勢が続いた。だがアズキニア軍の進撃は南部オルガン川で停止する。これは占領地での強固なレジスタンスと大河の渡河ペナルティのためである。さらに1849年1月、アズキニア王国領西オメガでテープコナル大反乱が発生。アズキニアは最重要植民地であるテープコナルを失陥することを恐れて、兵を大量に引き上げ、サークル反乱軍に対し継続的な石炭輸出と引き換えに独立を承認する方針で和平交渉を開始。2週間後に中立国でアントン条約が結ばれ、1849年2月12日にサークルは150年の時を経て再び独立した。4月27日には王政復古がなされ正式にサークル帝国へと回帰した。
これによりマルノの理想は叶えられた。1849年5月、彼は皇帝であるケゾ=サン(サン7世)より「マール」の名字を賜り、帝国議会からは大統領に任命された。彼は大統領として国の再興に奔走。アズキニア時代の憲法を改正。女性解放を行い、選挙の際は16歳以上であればどのような人でも投票ができるようにした。また、各市町村の主要な施設に「意見箱」を設置。箱に入った紙をマルノ自身が読むことで国民の意思を政治に反映できるようにした。
1855年に長く交際していたメリア=リュウと結婚し、1857年には長男が誕生。メリアとの間には2男をもうけている。
マルノは大統領を4期連続で務めた後、「これ以上私が大統領になると『ゲッ、またマルノかよ...』と言われそうな気がするので次の大統領選には出馬しません。これからは隠居します。」とマールバーグの広場で演説を行った後、1865年12月31日限りで大統領を辞任した。
しかし隠居生活はあっという間に幕を閉じる。翌年の3月1日、マルノを慕う多数の国民が彼の家を包囲。驚いた彼は「これは一体何事か!」と聞くと、国民達は「もう一度政界に復帰してほしいんです!」と口々に叫んだ。彼はしばらく考え込んだが、これを承諾。軍から引退していたにも関わらず陸軍大臣として政界に復帰した。1867年のアズキニア王国との国交正常化にも関わっており、「我がリュウ家とアズキニアには何かの縁があるみたいだ。1797年、『国民の怒り軍』を率いてアズキニアに味方したアレッサンドロ=リュウは私の曽祖父。1948年、反乱軍を率いてサークルがアズキニアから独立を果たした時の将軍は私だった。でも、これからは悪い縁ではないようにしたい。」と述べている。
1891年、71歳となった彼は再び政界からの引退を表明。「もうこんなジジイが政界にいるのが恥ずかしくなってきた。後任は私の息子が務めるから安心したまえ。」と演説をした後、陸軍大臣を辞任して士官学校の校長に就任する。90歳の時に死期を悟って校長を辞任し、1910年4月4日、老衰により逝去した(享年91)。しかし、時々自分と同じように祖国を変えようとする者がいれば、その者の前に姿を現すという都市伝説がある。実際に、イルネシアの精鋭である戸山 一歌の前にも姿を現したそうである。
彼がアズキニアとの国交正常化時に述べたあの言葉通り、リュウ家とアズキニアの関係は悪くなくなった。それどころか、アズキニアが攻められていることを知った彼の孫、シゲ・マールが援軍を送り込んだり、もう1人の孫、アルバート・マールが敵将の首を取ったりするなど関係はかなり良好である。

人物

  • 身長は187cm、体重は74kg(若い頃)。
  • 性格は冷静沈着ながら、時々お茶目な所もあり、くだけた言動をすることもあった。
  • 戦いの時は1人で1000人近く斬り殺したと言われており、あるアズキニア兵が残した「彼は龍でもあり虎でもあった」という言葉から「龍虎将軍(りゅうこしょうぐん)」と呼ばれることもある。
  • 美華殿帝国産の「翔龍」という名の日本刀を所持している。この刀はマール家の血筋を持つ者でないと上手く使えないという性質がある。
  • 馬が大好きで、独立戦争時には近代化された騎兵を率いてアズキニア軍と戦っていた。近代化された騎兵は火縄銃を携行していた。
  • 独立戦争後までアズキニアを信用していなかった。

セリフ

  • 「馬は機械と違って生き物だ。つまり『人馬一体』となって攻撃を仕掛けられるのさ。」

戦闘関連

ステータス

高い順に、Z→EX→SSS→SS→S→AA→A→B→C→D→E

HPA
SPAA
STRAA
INTA
PERA
RESA
AGIB
DEXA
LUCB

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Tag: 人間


*1 二つ名ともいう
*2 ちなみにマルノ自身も『名誉人』だった。
*3 どちらの指揮官もそのような状況下で攻めることの危険を熟知していたためである。