対象名
沈黙の塔
沈黙の塔
性質
Eschatos
種類
形而上
現在の状態
監視
クラス
デンジャラス
記録者:
リキティ上級研究員
措置概要
- 担当機関員は当該DCOを定期的に想起し、"増築"の状況を監視せよ。
- 担当機関員は当該DCOの主要部分を構成する言語の復活を阻止せよ。
対象概要
"カテドラル"は共通想起性*1を持つ形而上の概念構成体*2である。当該DCOはそのイメージ上の表象としてカテドラル(大聖堂)の形を取る。当該DCOを構成する概念は具体的な単語として認知される。当該DCOはある言語が忘却される*3と、それらの言語の言葉によって"増築"されることが確認されている。"増築の仕方は言語の連関によって決定されていると考えられている。"その言語が再び使われだすと"増築"された部分は消滅する。また、言語に対する認識を行うだけでも消滅が少し進行する。
当該DCOは建築学的にカテドラルの形は12世紀以後に建設され始めた様式を取っていることが明らかになっているが、当該DCO自体が12世紀以後に現れたのかは明らかになっていない。明示的に歴史文書内に現れるのは東パルティア王国の14世紀の書簡においてである。
当該DCOの主要部分が死語の復活によって消滅し崩壊した場合、当該DCO自体の倒壊を招き言語同士の連関や整合性に重大な影響を及ぼすと見られており、主要部分の死語の復活の阻止が試みられている。
語り得ぬものについては、沈黙せねばならない。―リキティ上級研究員
補足
20██年の比較調査によって、ある一定期間認識されなかった当該DCOを構成する言語は"風化"することが明らかになった。
認識しても壊れる、認識しなくても壊れる、我々はどうすればいいのか。ーリキティ上級研究員
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