光吉 猛修／愛

　音ゲー界隈では(多分)すっかり、法被に赤フン、コンプライアンス的にベージュのサポーターで各種イベントにて千本桜を歌っている赤メガネのオッさん、で定着しつつある(はず)今日この頃ですが、なんでそもそも赤フンやねん、と。

その辺りを今日はご説明しようか、と思います。

　事の発端は多分、バラライカでの豊橋ロケ、私が空手着を着て砂丘を転がり、海に浸かり、師範に蹴りを食らいながら撮影したPVの流れで、光吉=色物、的な印象がスタッフ内で浸透し始めたある日、コハDから「光吉七色(レインボー)」計画なるものが発動、

音ゲーを中心に七色の光吉をデビューさせよう、とそんな壮大なコンセプトの元、じゃ、まずはみつよっさん、歌い手になったらいいよ、と言う事で、

ニコ動等で人気の楽曲をアレンジ、それを順次YouTubeに上げていこう！と言う話になりまして、ベタではありますが、千本桜、これをやってみるか、と。

方向性は、やはり光吉と言えば、熱い、いや暑苦しい、暑苦しいと言えば漢(おとこ)、漢と言えば、祭り、祭りと言えば、フンドシ、うん、そうだフンドシだ！

そうだフンドシを履こう、と京都に行くみたいな気軽さで、フンドシを着用する事に…

　皆さん、東京ジョイポリスってご存知でしょうか？

お台場にある屋内型遊園地、ここにも勿論、maimaiやCHUNITHM、アッキーが作ったHALF PIPE TOKYOと音ゲー所録のものもあったりしますが、実はこのジョイポリスシリーズ、一番最初に作られたのが横浜だったんです。名前も「横浜ジョイポリス」まんまですね。

　場所は新山下、ちょっと駅からは距離がありまして、行くのに一苦労な立地ではありましたが、当時、割とがんばって日本の屋内遊園地をガチで作ろうとしておりまして、その中のMad Bazookaと言うソフトビニールのボールを弾として、乗り込んだライドで撃ち合うアトラクションのサウンドを担当致しました。

それまでは普通にアーケードゲームのサウンドを作っていただけなのに急にアトラクションのサウンドをやれ、と言う無茶振りに悪戦苦闘しましたが、昼、スタッフの研修が終わった後、徹夜で場内の音響の調整をしたり、曲の切り替わりを確かめたり、今となっては貴重な体験をさせて頂いた仕事でした。

　それから幾年月、今度は大阪の阿倍野で同じくアトラクションとして登場する「デコボコクレーンカンパニー」を担当するとは夢にも思わないのでした。