地名/【海底都市ARC】

雨月合歓が本拠地を構える深海の独立都市。「ARC」とはAkashic Records Cityの略称。
過剰ともいえるほどの凄まじい防衛能力の為誰も攻め入る事が出来ず、結果的に無敵の要塞と化している。
都市内では多数のゲルノイドが生活している。
合歓が施した電磁防壁により、まず認識する事すら基本的には不可能。また周囲にはサイバーガーディアンと呼ばれる電脳兵がうようよしており、侵入する為には一体一体が魔族並みの強さを誇る彼らの防衛を突破しなければならない。
高天原の海中には微生物のような姿をした「ミクロンズ」が張り巡らされており、そのミクロンズが収集・送信した情報を「叡智の塔」と呼ばれる部分に集結したサイバー・ベビーが処理している。
都市の中央にある「アカシックタワー」には高天原世界の歴史が全て集積され保存されている。ガタノゾーアなどがアクセスするアカシック・レコードはここに存在する。各人のあらゆる情報を管理するために存在する「アカシック・ベイビー」に接続する事でその対象について何らかの変更を加える事が出来る。
N.C.Pが合歓と共に都市を管理している。都市内の全ての機械は電脳により制御されており、それぞれ独自のネットワークを備え、複雑に連携して一斉ダウンを防ぐような仕組みを持っている。電脳の世界に入り込むことも可能。一部のゲルノイドは電脳によって遠隔制御されており、その「制禦塔」は厳重な警備を敷かれている。
アカシックタワーの破壊は高天原世界の崩壊を意味する為、この都市は丸ごと始祖の中でも最強の一角をなす合歓が守っている。事実、魔族が攻めてきても完全に追い払われており、海魔族でもここの第一陣すら突破できなかった。