用語/【魔法】

Last-modified: 2022-07-24 (日) 18:01:45

古の時代において賜能を持たない者達のため、イザヴェラが編み出した「賜能を持つ者へ抵抗するため」の技術。
体内のマナを制御・利用し様々な現象を起こす事が出来る。
日常生活で暴発しないように「起儀」と「令」という手順を経て発動する。
ある程度のマナさえあれば訓練をする事で誰でも同じ魔法を使うことが出来るが、同じ魔法でもその者の持つ魔力の総量や質によって性質や規模が変わる。
様々な系統に分かれている。賜能に関しても同様に大別できる。
イザヴェラ学派によって日夜研究されている。一般化・体系化されており、修練によって様々な種類の魔法を発動させることが出来る。
賜能を持つ者しか発動できない魔法も存在する。

起儀

その魔法を唱える為の準備。

1.詠唱
言霊を詠唱する事でマナの通り道を作り、令を叫ぶ事で発散させる。

2.描紋
マナを利用し特殊な方陣や呪言を書き記すもの。

3.祈祷
高天原を漂う精霊に祈りを捧げるもの。
主に強力な精霊魔法を扱うときに利用される。長時間の起儀を必要とするが、その威力は測り知れない。

4.生贄
禁術を用いる際に利用される。

魔法技術

1.多重魔法
様々な種別の魔法を同時に発生させる技術。
高度な修練と技術が必要。

2.連鎖
一つの魔法をトリガーにして別の魔法を発動させる技術。

3.連射
魔法を矢継ぎ早に放つ技術。
描紋や祈祷と相性が良い。

4.反復
一回の起儀で複数回同じ魔法を発生させる技術。

5.起儀毀却
詠唱や描紋、生贄や祈祷をしない代わりに、その威力を大幅に減衰させ令のみで瞬時に魔法を放つ技術。
瞬時に発動する為非常に便利であるが、卓越したマナと魔法制御技術が必要であり、相当の修練が必要である。
下級魔法の起儀毀却を得意とする者は多いが、最上級魔法の起儀毀却を行える者は極めて稀。

6.起儀先唱
予め起儀を済ませておきストックする技術。
令だけで発動するが、ストックしている間は常にマナを消費し続ける。

7.先制令
令を先に済ませ、後付けで起儀を行い威力を高める技術。

魔法種別

放出魔法

マナを外界へ放出する技術。
体内のマナに性質を加え、それを外界へ放出する事で他者を攻撃するもの。いわゆる攻撃魔法。
自衛術の一環として習得している者が非常に多い。
同じ起儀と令を経た魔法でも性格や魔法の技術によって威力や規模、精度に差異がよく現われる。大雑把なものだと自分にも被害が及んだり、逆に慎重なものだと規模が小さすぎて攻撃にならなかったりなどする。また、個人の想像力によっても性質が容易に変化する為、その攻撃には各々の個性がよく現われる。
火や雷など「属性」を持つ魔法が多いが、各々が持つマナや人によって向いている属性や不向きな属性がある。

強化魔法

マナを体の内外に張り巡らせ身体能力や感覚の強化を行う技術。
オーソドックスな強化魔法の他、回復魔法や変身魔法なども該当する。
筋力の増強や防御力の強化、治癒力を上昇させることが出来る。

変異魔法

マナを物質に変換し外界で長時間保持させるもの。
設置型魔法、罠魔法など様々なものが存在し、放出魔法と比べて得手不得手が如実に表れる。
高度なものになると物質そのものや生物を作り出す事が出来るようになる。
基本的に術者が意識を失うなどして制御が不能になった場合は消滅するが、稀にそうでないものもある。

領域魔法

マナ空間を展開し自らに有利または他者に不利、あるいはその両方を齎す環境を作る。
環境魔法や幻術が該当する。
マナを広範囲に展開し、さらに緻密な制御を必要とする。その上に莫大なマナを消費するが、その効果は絶大である。

召喚魔法

他者を召喚・使役する。得意なものは稀。とても高度。
当然、召喚される者と主従関係を結ぶ必要があり、その為の過程を「調伏」という。
生まれながらの才能に左右される部分が大きい。

禁術

習得しているものは極めて稀。
その存在は秘匿されており、御伽話のような存在とされている。
転生や蘇生、時間の流れに干渉したり、空間を転位させたりなど、世界に与える影響が大きい為、特別な事例が無い限りは禁止されており、その発動が確認された場合刑罰の対象となる。