860: ◆/D8/honey2:2024/04/26(金) 21:23:54
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霊的なナニか ~ 本編 第九十二話 ~
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861:(1/71):2024/04/26(金) 21:24:39
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~~ 中略 ~~
ひさびさにがっつり中略やっちゃいますよ!!
割とどうでもいい話だけどギコやしぃちゃんに通過させときたい過程があるので
完全スルーはしづらい部分、挿絵付きあらすじで進みますー。
一連の【キャンプ話】はだいぶドスケベな内容に偏りまくった内容です。
だけど女子のお色気シーンは皆無です…orz
理由は…読んでみてね…!
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862:(2/71):2024/04/26(金) 21:25:12
【 キャンプ話 その1 (準備) 】
・ しぃちゃん、ツーちゃんから貰ったお小遣いでキャンプのためのうきうき買い出し。
モナカとぃゃんちゃんと共に和呂田市のイオンへ。ギコは女子の買い物の邪魔にならないように
約束の時間まで和呂田市にあるフサたんちでひさびさに遊びます。
今まで怪異が怖くて遠足や修学旅行も行けてなかったフサたん、フトモナ達とも仲良くなって
魔除けもアリ、ギコもいる状態で行けるキャンプに照れつつもワクワク。
楽しくなるといいね、とギコもニッコリ。 まったり時間。
| iニニニニニニニニニニニ;ーi
| |「 ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| |i |
| |i// .|// | ||: |
| ||/ /.| /ノ |,|.. ¦
| ||____,|___,く,メ|」
| _/__ |i\
__ | ⊂⊃ ({::串:::}) ________|| \
〈_〉 ..|_.|:: ..| |i ̄| ̄|_|||,! / \ \ |!
___ 」L ___,/ `ー'..||___|_:,|_|||,! /. \ \||
/__,,ィ'|‐┘/|  ̄ ̄ ̄ ̄ .iー - ― -‐ - - ‐-)――||、
|__,レ゙ //| ゙~'ー-~'゙∧,,∧ .' ――‐' \
/____/,r_,.「i ∧ ∧ ミ∀^*,,ミ
|___||/(_ノ (,, ^Д) ミ U
|| ,r' || ⊥ /^Vyレ、 と,,,,O,,ミ
||/ ..|| < イ二l_>
/レ'_)つ_)
⌒
863:(3/71):2024/04/26(金) 21:26:06
・ しぃちゃんはとにかく可愛さ重視、オサレな色やデザインの服に心奪われています。
ですが泣きそうな自分にお小遣いをくれたツーちゃんの想いを考えたら
ツーちゃんに言われた「長く着れるお気に入りを」が引っかかって全て保留にしときます。
ぃゃんちゃんが登山靴を買うというので、3人はアウトドア用品エリアに向かいます。
テントなどが置いてあるコーナーを見て、しぃちゃんにあの時の想い出が蘇ります。
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用意まだかかるの? しぃは怪我人だからな、途中休憩や夜を越す場合も考えたら
寝袋とかランタンとか燃料をだな…俺だけならまったく必要ないが
しぃが不便を感じた時のために一人用のテントもちゃんとあった方が安心だな…
Α_Α
∧ ∧ ( iii・∀・)
(iii゙っ゙) /\~^^7\
|U U 〈 b| ̄ヽO
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自分のために山で不自由な思いをさせないように用意してくれてたモララーのこと、
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|
| ほら、そこ段差!油断したらすぐ怪我するぞ!ひとりで歩きたいならちゃんと前向いて歩け!
└───────────────v──────────────────────────
この辺の急斜面歩くのに、サンダルに
そのヒラヒラしたスカートみたいな軽装備、
Α_Α 事故に遭わない方がおかしい
( #-Д-)
ハi|"~^^~7、
/ |___●_| 〉
<_ノ」|_|」ノ
Α|_|_|_|_|_|
/ ̄  ̄ヽ
/ <(i)> \
.| /∨∨∨
/ ̄ ̄ ̄\ | \∧∧∧ ∧ ∧
/ \ / / (゚っT*)
/ /⌒\ \ / / ̄ ̄ ̄ U |
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それと彼を心配させ呆れさせてしまった
自分のあの時の山歩きの服(ホントは街にお出かけ用だったのに)の件でした。
.
864:(4/71):2024/04/26(金) 21:27:18
・ 広大な山や森林を映した広告パネルと共に陳列される登山用シューズ。
ぃゃんちゃんが探してる横で、しぃちゃんも真剣に探し始めました。
山や川を愛する彼の消息が知りたければ…ヒラヒラのパーカーでもキラキラのインナーでもなく、
まずはしっかり自分で歩くための靴…ですよね。実用品に目が行くようになったしぃちゃん。
学校のキャンプの登山は学年の生徒皆が参加するようなチョロい規模の山ではあるけれど、
しぃちゃんの中ではモララーに会うための最初の準備、という位置づけになったようです。
普段もカジュアルで使えそうな登山靴に小遣いの半分をつぎ込み、
残りの額で激安量販店の基本形の服購入。
でも100円均一でモナカとぃゃんちゃんと、3人お揃い、それぞれのテーマカラーを決めた色違いで
ファンシーなキャラクター物のタオルや歯ブラシセット等を買って
女子としてのテンションもちょっとアゲられたかな?
× + + ×
Λ_Λ
∂/ハ)ヽヽ ∧ ∧ ∧∞∧
|ハ`∀´) (^ヮ^*) (‘ω‘ )
( つl^l O^l U l^l )
) ) ) ''' |'''' ) '''| | |
(_)_) U U (__(_)
5000円レベルの登山靴の性能に物言いたげな登山ガチ勢な諸君!
スイーツ女子しぃちゃんが貧乏な中でやっと選んだ品なんだから暖かく見守りなさいね?
.
865:(5/71):2024/04/26(金) 21:28:21
【 キャンプ話 その2 (一日目) 】
キャンプは二泊三日。 行先は顔文字県 弩弓祖(ドキュソ)キャンプ場
一日目 移動と近隣ハイキング、チームワークをアゲるアクティビティとか。夕食作って全クラスでキャンプファイヤー。
二日目 登山。夕食作って班ごとに団らん。
三日目 午前は選択式のアクティビティ。軽いハイキングでもヨガとか。昼食食べたら帰路。
とか設定してるけど、まぁハイキングと登山ぐらいしかネタには出てこないよ!
班分け…リアルにクラスメンツをシャッフルしたいとこだけど手持ちキャラ増やすと面倒って理由から
女子=しぃちゃん・モナカ・ぃゃんちゃん 男子=・フトモナ(班長)・フサたん・イマノウチ(いつも影薄いね)で!
ルルカちゃんはリア充キラキラ組で班を組んでそうだからこの話での登場は特になし!
i:i:i:i:|:: |i:i:i:j比此批批豼川从川从川从川ソ爻狄爻狄爻爻爻いミ爻ミ爻 |::|ン乂爻乂爻乂 ∴∵∴ x衍衍衍從從衍彷衍衍
i:i:i:i|:: |i:i:i:^ケ此批批豼豼YしリИxi紕豼ミ狄狄爻爻狄爻爻メいミ爻ミ爻ミ|ミ爻%ミ爻ミ爻⌒ ;ヾ;:ミ:ヾ∵ x行行衍衍l術術l衍衍l衍
i:i:i:|:: |i:i:i:i:i:j北此此批批豼|:::::|豼豼批ミ;狄爻爻爻狄爻爻いいミ爻ミ\ミ|:::|/ミく⌒¨´ ∴ヾ;:ミ:ミ∴ ^テ水永氷泳衍衍衍從從
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|:: |j状水刈レ::::_jヒ此ヒミ:|: :|:::::|批: |ミ;| :|ヾ;:ミ:ヾ;:^爻狄狄;';';| | |: |^爻ミ爻ミ|::::|ハいハいヾ;:‘, 'ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;j' ,゙.:.:゙;゙;゙メメ冰水坏冰水
::::|: :|ケ'^j|:::|::::::_j此^ミ゙::|::::|:::::|:::::| |ミ:| :|ミ;ミヾ;:ミ:; | |ヾ;:ミ:ヾ;ミ| |,,|: |xxX爻ミ|::::|いハいヾ;:ミ:ヾ;v;:ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;V゙;゙;゙;゙;゙;゙;ミメメ冰メ坏メ抃
:::|::::|::|:::::|:::|::::::::|::|:::::::|:::| : |:::::|:::::| |:;゙| :|;';'; | |;'ミミ| |ヾ;:ミ:ヾ;ミ| |ミ|: |ミ爻爻ミ´|::::| | |ミヾ;:ミ:ヾ;:;.:,:;.::∵ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ:゙;゙;゙;゙;゙;゙;メメ冰メ水メメ冰
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|:::::|::|:::::|:::|::::::::|::|:::::::|:::|::__|___|___|_|__|_,|____|_|____|_|__||__| |.:.|: |.:∵^ミ|;ミ|::::| | |;. |:|`ゞミ;';';'ミ;'乂ミ;ミ| :|ミ;ミ;ミツ:;‐||ミ;|:|/ミミ:;.:,:;.:,:;.:,^ケホ
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_、 -ニ ̄_____________、<三二ニ''==ー┬-=ニ二_ニ|::::|ニニニ=- _:::::``~、、::::::::::: /\|:|.:‐| ∧ ̄ ̄ ̄ ̄ヘ|: : :
 ̄ ̄´ | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄三三三 ̄´「|_|‐|ニ|二ニi‐‐Г凵‐-.⊥..,,__ ̄」::| ̄|ニニニニ「>ーー┬→ii冖Tニ=─-n‐|::| ̄ ̄ ̄ ̄「_
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,、,、,、;' |二|‐‐‐‐‐‐‐‐ー| | |:|‐‐‐|」_|‐|ニ|:::::: : |‐‐| | |ー| | : |ニニニ| l:|::::|__|:|ニニニ「|ニ|ニ凵: |__||_|三三|:|二|:|: ´'ー‐‐ーーー┘ ̄
`:、`:、 |二|‐‐‐‐‐ーーー| |__|:|‐‐‐|」_|-|ニ|:::::_|‐‐| | |ー| |_,,,|_______| ||:::::|ー┘ニニ゙「|ニ|二ニ|:.:| l__,|[ニニニニ|」─|」.:.:.:.:.: : : , '´_、‐''゛
`:、`:、:|二|‐‐‐‐‐‐‐ーー|___|‐‐‐|」_|‐|ニ|二__,||¨|| |-‐…¬‐| |¨| |::::: lニニニニニ「|ニ|二ニ|:::|_|.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : _ _ _{ .:.:{:;.:,:;.:,
`:、`:、|二|‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ーーーー|」_|‐| |ーーーー|: || |冖::::¨| |_,| |: | |:::::::|二ニニニニ|ニ- '' "_,」:;.:,:;.:,: : : : ::;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.:,____〉.:.:.:.〉:;.:,:;.
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宿泊はバンガローです。生徒達にテント張らせる教師の負担を考えたら気の毒でw
.
866:(6/71):2024/04/26(金) 21:30:03
・ 軽いハイキングの途中、「明日の登山めんどくせー、体調不良のフリして休んじまおうかな」なんてほざいてるフトモナ。
「サボリメンツ同士でトランプでもして遊んでようぜww」なんて答えてるモナカ。
こういうことに乗りそうなしぃちゃんなのに「明日はちゃんと登山するつもり」なんて真面目発言するから
周囲は「オマエすでに病気で体調不良か?」なんてからかって笑う。 しぃちゃんはまた(#゚皿゚)こんな顔してますが
皆、和気藹々の平常運転。 ギコも空の高い位置から楽しそうに盛り上がる高校生達をちょっぴり羨ましそうに見守ってます。
そんな平和なハイキング道中で一人スカウターを発動させたフサたん。
ゞミ 彡ノ て
彡 彡 ミ 彡 て
彡 彡ノ)ノミ 彡
≧ u 彡
Σ 彡 _ r───、_〃¨ヽ ))
彡 T:::T | // ii_|| 目 ノノ
彡 ヽノ ヽ__ノ ヾ_ノ
三 r─、 ≦
≧ `ー' 三.
ミ ,≦ミ
|ヽ、 ≦ミ.
/ヽ ∧ /^ヽ / \
/ レ ∨ ヽ/ /`ヽ
/ | || / ∧
/ | || / |
・ 彼は木々の合間に捨てられた、開かれたページがやたら肌色が多い『雑誌』を見つけたのです!!
最近おっぱいに目覚めたばかりで、リアル友人とのエロ話もしてこなかった彼は
エッチなサイトも「もし架空請求が婆ちゃんにきたら」って怖くてあまり見れないので
普段は偶然出て来たエッチな広告のガン見で満足しようとしており、視覚的なエロ情報はかなりお粗末です。
(誰か見ても大丈夫なサイト教えてあげてwww) やたら肌色が多い雑誌に興味を示しますが、
なんせ今は男女グループでのハイキング中。
ここはグッと我慢して雑誌をスルーして通り過ぎます。 …が、キャンプ場に近づいた頃…
┌────────────────────────────────
|…ちょっと落とし物しちゃった! すぐ戻るから次のチームイベント、
|先に俺抜きではじめといてー
└─────────v──────────────────────
∧,,∧
ミ^∀^;ミ
ミ U U
ミ ミ
∧ ∧ /\__/\ (/ ∪
(*゚ー゚) (  ̄Д ̄ )
867:(7/71):2024/04/26(金) 21:33:36
・ 例の雑誌があるとこまで戻ったフサたん。ちょっと道からはずれた木々の生い茂る雑誌の場所に到着した時
\\\
∧,,∧ ぎゃーー
ミiii・∀・ミ
と つロ
ミ(⌒)(⌒)
フサたん軽く滑落。怪我は全然しませんでしたが、上の道に戻るのはなかなか大変そうです。
仕方ないのでなんとか手に取っていた雑誌を堪能しようと開いてみましたが
∧,,∧ うーん…
ミ;=∀ミ
ミ ミ
と,,,,人)ヽ)
ヽ⌒⌒ヽ
⌒⌒
それはエッチ専門雑誌ではなく、ただの大衆週刊誌。
上ではたった数ページの申し訳程度のエロっぽいページがたまたま開いてただけでした。
まぁおっぱい見えてるけど激エロって程でもない、なんかこのためにわざわざ戻ってきたのが
虚しくなるような代物でした。
.
868:(8/71):2024/04/26(金) 21:34:39
・ そんなバカなフサたんを呆れた感じで見ている霊がいました。ギコです。
┌────────────────────────────────────
| …こんなモンのために楽しいキャンプイベントさぼって、わざわざ道戻って、
| 崖下に落ちてしまうなんてな… ハァ…
└───────────v─────────────────────────
| 言うな…ギコ…
| これ以上言ってくれるな…
└──────v───────
∧ ∧
もう既に十分 (Д゙;,,)
自己嫌悪してるから /y∨^ヽ
∧,,∧ 〈 |ニ | 〉 \
ミiii=∀∩ 〈_〈_|_ル'⌒`
U ミ ヽ_)ヽ_)
とと,,, ミ
ヽ⌒⌒ヽ
⌒⌒
┌──────────────────────────────
|どーせここから一人じゃ登れないんだろ?上まで運んでやるよ。
└───────v──────────────────────
| いやー、面目ない。まじ申し訳ない…
└─v──────────────────
∧ ∧
(゙Д゙;∧,,∧
/^Vyミ-∀-;ミ
|  ̄b Uミ
/ヽ__ノ ,,,,ミ
⌒ (_/(_/
フワッ ノノ
この後、キャンプ場に戻り何事もなく皆と合流するフサたんでしたが
.
869:(9/71):2024/04/26(金) 21:35:25
・ もう一体。そんなフサたんの姿をじっと見ている霊がいました。
巛〃ミ||//ヾ彡ミ/〃彡::::::::::::ミ〃巛ヾ||ッ//彡从〃彡::
彡/〃/ミ〃/ヾ〃|彡,,::;.l;::'.;;l;:'';.;;::;l:;.;::川巛ヾ〃ミ/从彡ミ彡〃ヾ::;
ヾ/巛||_/ミミミ〃ミ;;::;l :,;:;,:;:l;:,;l:;,:;l:,;:,;:,;l:〃川ヾ//从彡〃ヾ从ヾ;;:::l;
巛ミ/|||/川ミヾ〃彡::, ∧△∧:,::;:::::,:;:l::;,:;:;:,::,;::,;:/从||ヾ|||彡ヾゞゞ::l;:l:;:
.ミ≧||||;||巛彡/,:;:: (・∀・,,),::;:::::,:;:,:,::,:,;::,:::;,::,:;ミ从||;|::|彡;:::::;:
::ヾ|;:l;;l;::l||/::,::::;, (uu_,,) ;:,:,::::,;:::,:::,;::::,:;;:|;;:l;:l||;l|;;;:::;::::
:::.|;l;:l;;:l;:l|,:::,;:::: -;;: ;;,::::::::;;;;;:,;:::,:;:::::::,::,;|l;:l::;|;;:l|:;;:::;:
Mw从wWWmwW从mWw从wWmM从MwWMw从MwWmWW从
『あの人』 です。 (ちびたん)
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~~ 作者による解説 ~~
『戯谷 フサタ』君を登場させるにあたって誕生スレのネタは通っておかないと…。
ミ,,・∀・ミ ぎゃあふさたんの叫び保管庫 (・∀・,,)
http://asciiart.s22.xrea.com/fusatan/
2スレ目の137くらいからネタがはじまります。
当時は「火曜サスペンス劇場のような愛憎あふれるストーリー展開と、
ジャンル不問の容赦ないエロネタとの絶妙なハーモニー」と説明されていましたが、
具体的にはふさたんが淡々と、かつ情け容赦なくちびたんに攻められる(性的な意味で)
R18&R18Gなシュールなネタが基本ですね。
それを霊ナニでやっちゃうか…?って、もちろんエロ成分薄めてギャグ多めで!
おそらくガチBL好きな方には全く満足のいかない うち流のBL回でございます!
【 あの人(ちびたん) 】
ぎゃあふさたんスレのちびたんは何考えてるかわからない情け容赦のないキャラですが、
こちらではもうちょい人間味を追加して、「ふさたん」への執着心の部分を使わせて貰います。
生前の姿 霊になった姿 頭に三角頭巾(天冠)がついてる
∧ ∧ ∧△∧
(・∀・,,) → (・∀・,,)
(uu_,,) (uu_,,)
彼は戦国時代くらいからいる地縛霊です。(活動できる範囲はちょっと広くてキャンプ場周辺)
何百年も残ってるほどの強い未練があって霊になったようですが、
今までは特に実害はなく、キャンプ場にくる若者(特に男子)をボンヤリ見てた程度の霊でした…。
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870:(10/71):2024/04/26(金) 21:37:14
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.........
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,.....
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( フ サ チ ヨ
) 今のは房千代…? 房千代だよな…!?
( 似てるどころじゃない、瓜二つ…!
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
o
。
巛〃ミ||//ヾ彡ミ/〃彡::::::::::::ミ〃巛ヾ||ッ//彡从〃彡::
彡/〃/ミ〃/ヾ〃|彡,,::;.l;::'.;;l;:'';.;;::;l:;.;::川巛ヾ〃ミ/从彡ミ彡〃ヾ::;
ヾ/巛||_/ミミミ〃ミ;;::;l :,;:;,:;:l;:,;l:;,:;l:,;:,;:,;l:〃川ヾ//从彡〃ヾ从ヾ;;:::l;
巛ミ/|||/川ミヾ〃彡::, ∧△∧:,::;:::::,:;:l::;,:;:;:,::,;::,;:/从||ヾ|||彡ヾゞゞ::l;:l:;:
.ミ≧||||;||巛彡/,:;:: (・д・;),::;:::::,:;:,:,::,:,;::,:::;,::,:;ミ从||;|::|彡;:::::;:
::ヾ|;:l;;l;::l||/::,::::;, (uu_,,) ;:,:,::::,;:::,:::,;::::,:;;:|;;:l;:l||;l|;;;:::;::::
:::.|;l;:l;;:l;:l|,:::,;:::: -;;: ;;,::::::::;;;;;:,;:::,:;:::::::,::,;|l;:l::;|;;:l|:;;:::;:
Mw从wWWmwW从mWw从wWmM从MwWMw从MwWmWW从
┌───────────────────────────────
| 生まれ変わり…? そしてやっと俺に逢いに来てくれたのか?!
| そうなんだよな? 房千代…逢いたかった…!
└────────v───────────────────────
∧△∧
(;∀;,,)
(uu_,,)
フサたんを見てちびたんは感無量になってしまったようです。そのワケは…
.
871:(11/71):2024/04/26(金) 21:38:17
フ サ チ ヨ
・ 彼が口に出していた『房千代』について。
顔文字県にいた戦国武将の非嫡出子。正妻の子ではないけれど子供うちから聡明な美少年でした。
(この時点で貴族扱いの家系だったフッサール家とは無関係の家系とわかっちゃうね!)
凡庸な跡取り息子を生んだ正妻に危険視され命の危機もありそうだったので、
跡目争いに巻き込まぬよう、弩弓祖(ドキュソ)郡の山寺にその身を預けられることに。
∧,,∧ ∧ ∧
ミ,,・∀・ミ (・∀・,,)
ミuu_@ (uu_,,)
寺の小坊主だったちびたん。房千代よりは少し年上でしたが、身分は違えども二人はすぐに気が合って仲良くなります。
親元から離された寂しい立場の武将の息子に兄のように慕われたちびたんは
房千代の遊び相手という役割も与えられ、他の小坊主と違ってその役割を最優先することを許されていました。
・ 子供だった頃は二人は屈託なく遊ぶ純粋な仲良しでしたが
マツデチ!! キャッキャッ!!
≡≡∧,,∧ ≡≡∧ ∧
≡≡ミ,,>∀<ミ ≡≡(,,・∀・)
≡≡ミ_u,,uノ ≡≡ミ_u,,uノ
.
872:(12/71):2024/04/26(金) 21:39:40
・ 年月を経て美少年さが増す房千代。
女人禁制の寺でちびたんの彼への想いは恋心、そして劣情に変化してしまいます。
AAは成長してないけどちゃんと成長してるのだ!
フサたんAAとは似てないけど、あっちは
しぃちゃん達の身長に合わせたAA表現なので
実際は結構似てるのだ!!
↓
* *
∧,,∧ ∧ ∧
ミ・∀・,,ミ (д・*,,)
ミuu_@ (uu_,,)
┌─────────────────────
| ダメだよ、
| 男同士でこのような欲望に溺れるなんて…
| 仏様も神様も許さないよ…
└──v──────────────────
∧ ∧ ∧ ∧
(*・д・ミ;=∀=ミ
(_っっ@_uuミ
兄のように慕っていたちびたんからの熱い想いと接触に、
口では嫌がりながらも房千代逆らえずに
)
(
)、
ソ
/´⌒ゝ‐-、 ハラリ
. : .: (´⌒ゝ ( レ'フ ノー-、.
``´ /⌒/´f':::;:;。' }
. . .: : :{ {_ノ-、゚'”ゞ-<
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ぎゃあ房千代の涅槃はあの人の燃えたぎる欲望の餌食に
.
873:(13/71):2024/04/26(金) 21:41:05
・ タブーの快楽を教え込まれてしまった房千代は「こんなことはダメだ」と言いつつも
体はすっかりちびたんの虜に。ちびたんの方も昼の身分とは真逆の主従関係に興奮を覚え
更に激しめに倒錯した関係に。周囲も二人の関係に薄ら気づいて和尚さんあたりから
注意されてちびたん少しは反省するものの、房千代を前にしてエスカレートする欲望は止まりません。
止められたら一層燃え上がっちゃうね! この辺はガチBL風味!
∧ ∧
(,,・∀・)∧ ∧ 霊ナニだから擬音省略
(_っ■ミ,・∀・ミ ← モザイク配慮!
身分の高い房千代の方が大歓迎な感じで受け入れちゃってるから、寺側も強く注意もしにくいってのもあって、
寺なんて厳かであるはずの場所で繰り広げられていた二人の痴態は
知ってしまった人も見て見ぬふりするしかありませんでした。
盛り上がりたい人は周囲に薔薇の花が散ってるような退廃的なロマンチックな絵柄で想像しといて!
・ ですがある日。武家が房千代の身柄の引き渡しを要求してきました。
具体的には政略結婚のため。戦国武将同士が家の関係を良好にするため、
非嫡出子でも武将の実の息子の房千代を別の武家の娘に婿入れ(人質扱い)させるって理由でした。
∧ ∧ ∧ ∧
ミ,,T∀Tミ(д= ,,)
@_ っっ cc )
┌───ヘ─────────────────────────────────────
| 今まで家から遠ざけられていたのにあの家は更にこのような仕打ちで自分を甚振るのか…。
| いやだ、見ず知らずの女人の婿になどなりたくない。女人などに興味はない!
| 私が求める心も体もただ一人、ちびたんだけだというのに…うぅぅ
└───────────────────────────────────────
・ 純愛って面もあるけどそれ以上にお互いナシではいられないほど欲望を際限なく重ねてきた関係。
二人の出した結論は駆け落ち。だが夜の雨の中、房千代は足を滑らし滑落、
打ちどころが悪くてそのまま息絶えてしまう。
(それがフサたんが滑り落ちた場所ね!普通なら死なない程度の場所だけど房千代は運が悪かった!)
・ 事態は発覚し、その理由も周知の事実。放心状態で動けなくなっていたちびたんは
弩弓祖郡のこの現場からそう遠くない牢獄に送られ、武将の息子を穢して死に追いやった罪で処刑されます。
そして霊になってから、霊でもいいから房千代に逢いたい未練で、彼の亡くなったこの付近を彷徨う地縛霊に。
.
874:(14/71):2024/04/26(金) 21:42:42
そんな霊が今フサたんを見て
''''' '''';;;;;;;,,,;;;;;;'''''';;;;,,,, ''';;;;,,, ''';;;,,, ,,,,,;;;;;;'''''';;;;;,,,,,,,,, ,,,,,,;;;;;;;''''''
,,,;;;'''''' '''';;;;;;,,,, '''';;;;,,,, ''';;;, ,,,,;;;;'''' ''';;;;,, '''''';;;;;;,,,,,;;;;;;;;''''''
''''''''' ''''''';;;;;;,,,, ''';;;; ;;'' ,,,;;;;;''''' '''';;;;,,, '''';;; ''''';;;;;;;,,,,,,
''''''''';;;;;;;;,,,, ; ;' ,,,,,,,,,,;;;;;'''' '; ''''';;;;;,,,
''''';;;;;;;,,,,,,, ''';;, ''' ' ''';
∧△∧
(T∀T;;;)
(uu_,,)
┌─────────ヘ───────────
| 房千代…。これからはずっと一緒だよ…
| また二人でひとつになろう…?
└────────────────────
とか言い出してますよ!!フサたんピンチの予感!!
.
875:(15/71):2024/04/26(金) 21:43:36
【 キャンプ話 その3 (一日目) 】
・ フサたんを房千代の生まれ変わりと思ってしまった地縛霊のちびたん。
でも一つ、大きな動揺がありました。
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( 房千代を抱えるあの霊は…一体何者!? ∧△∧
) 房千代とどういう関係…!? (・д・;)
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
o
。
いちゃいちゃ♪
* ∧ ∧ *
(,,^Д∧,,∧
/^Vyミ∀・,,ミ
|  ̄b Uミ
/ヽ__ノ ,,,,ミ ←実際はこんな
⌒ (_/(_/ 見つめ合ってなかったけど
ちびたんにはこう見えてた
フワッ ノノ
自分に一途でいてくれたはずの房千代が見知らぬ男…
しかも自分と同じような霊になってる男に抱きかかえられて抵抗もしてないのです。
┌─────────────────────
| こりゃ楽ちんだな!ついでにキャンプ場の
| すぐそばまで飛んでくれよw
└─────v──────────────
| うっぜぇ…調子乗んなよ?
└────v─────────
あんまり遅いとしぃちゃんの班に
迷惑かけちゃうから
しゃーないけど
∧ ∧
(皿-;∧,,∧__. 三三==- - ∧△∧
/ ミ^∀^,,ミ/⌒ 三三==- - (д・;,,)
〈 boと O | (uu ) )))
└〈 ミ / フワ…
し
ちびたん、空のランデブーを楽しんでる風な二人の後をつけようとしますが
.
876:(16/71):2024/04/26(金) 21:44:44
┌─────
| ん?
└──v───
r、
__ _| \
\ / ',
ト rゥ /
ヽー ,. イ ̄` 、 ___ノ
</ \ / , -‐ '"
/ /⌒', \_ / / ノl
。゚⌒/ ∧ \ / / |
〈7 / ∧  ̄ ̄ ̄ ̄ /
気配を察して振り向こうとするギコにちびたんはビビり身を隠します。
でぃちゃん達の研究室で自分の体の仕組みを知ったギコは
自分の霊力の流れを前より把握できるようになっていて、
霊としての形態もかなり安定してきています。
電車での痴漢怪異『長岡くん』を倒してしまえたほどのギコの霊力も
他の雑魚な下級霊から見ればかなり脅威に見えるモノでした。
「この霊には自分じゃ絶対敵わない」と感じたちびたんは
その場で追いかけることは諦めました。
.
877:(17/71):2024/04/26(金) 21:46:44
・ 学校行事としてはこの後、楽しい野外夕食作りやキャンプファイヤーなどあるのですが、
「誰々が料理焦がしちゃった♪」とか「誰々が激マズ料理作っちゃった><」みたいな
テンプレエピソード、今更描いてもつまんないから省略ね!
せっかくのキャンプファイヤーも、今登場してるこの学生達、男女間でぜんっぜんフラグ立ってないから
いいムードの匂わせエピソードも入れる余地もないから略!
ってことで場面は夜のバンガロー、男子部屋でのいかがわしい雑談タイム。
・ 雑談メンツとして男子キャラも増やした方がいいけど設定面倒だから適当に他にも人数いるって想像しといて!
男ばかりということで当然エッチな雑談もはじまります。
全員がどれくらい女との経験があるか晒し合いにもなりますが、
「バレンタインで義理かよくわからないチョコ貰った」とか「手くらいなら繋いだことある」とか
「偶然パンツみちゃった」とか、まぁメンツ全員たいした経験もない童貞揃いでした。
自分の経験値が低すぎることを
自覚してるから積極的に話題に乗らずに聞いてる勢
↓
転校時の学校デビューが硬派ヤンキー風味だったから
Å 本当は興味津々で加わりたいのに、あんま仲良くない男子も多いから
/ \ ∧,,∧ ← 本性晒さずに遠慮して聞く側に回ってる勢
(;´Д`) ミ;・д・ミ
ヨソの男子から「はぁ…やりてぇ…女のおっぱい揉みてぇ…」なんて声が聞こえます。
.
878:(18/71):2024/04/26(金) 21:47:57
・ そこでフフンといった態度で口を開くフトモナ。
「太ってる俺のおっぱいは女のおっぱいと同じ感触だぜ?触らせてやろうか?1分100円で。」
/\__/\
(  ̄∀ ̄ ) ∧_∧ ∧_∧ ∧,,∧
( ) (Д ;) (Д ;) ミд・;ミ
聞けばフトモナ、中学時代に欲求不満の友人に揉ませろーと言われて金取ったことがあり、
たまに隙あればそうやって欲求不満男子を釣って小銭を稼いでいたそうです…。
デブのおっぱいは一部のバカ男子の間で需要があるのです!!
(フトモナ本人は何も性的なことは感じてない様子)
「たった1分で100円は高ぇよ…」とか「本当に女のおっぱいと同じ感触なのか?」とか
そもそも男のおっぱいなんかで妥協していいのかってどよめく面々を前にして、
┌─────────────────────────────
| 俺だと思わずに
| 目をつぶって好きな女の顔を想像しながら触ればいいんだよ。
| ほーら見てみろ、ボリューム満点の谷間だぞ♪
└────v────────────────────────
/\__/\
(  ̄∀ ̄ ) ムギュ ∧_∧ ∧_∧ ∧,,∧
( つ )( と ) ムギュ (Д ;) (Д ;) ミд=;ミ
…5人ほどの男子が釣れました。「…なんか違う…絶対違う…」と後悔した男子も
自分だけ被害にあうのは嫌なので「お、おう…なかなかよかったよ…」なんて反応するから
続々と体験希望者が。ドケチ守銭奴フトモナはたった5分で500円もお小遣いをゲットできました!
.
879:(19/71):2024/04/26(金) 21:49:02
釣られたバカ男子の中にはフサたんも。
フッフッフ
モミモミ
/\__/\ ∧,,∧ ( 確かに逢魔時よりプリプリのおっぱい感あるし、
(  ̄∀ ̄ )ミ皿=;ミ 。o ( 初めて揉んでみて揉み心地もあるっちゃあるけど… ホント?
( U ) )と ミ ( ホントに女のおっぱいと一緒なんかこれ???
うわっ!目を開けたらフトモナの顔!!!orz
昼のエロ風味雑誌の件といい、またしてもフサたんはアホな一時の欲望で
クソくだらないことに時間(と100円)を費やしてしまった自分に激しく自己嫌悪でした。
・ と、学生の馬鹿なノリの範囲で行われていたこの様子を、気配を隠しながらバンガローまで
やってきたちびたんに見られてしまいます。
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( 房千代…!?今度はそっちの男、一体オマエの何なんだ!?
) あぁ房千代からあんなに男の体を求めてるなんて…!!
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
_____ o
| .| 。
アァ我慢できないっ | ∧△∧ .|
しょうがないにゃぁ | (・д・iii) |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
* モミモミ *
/\__/\ ∧,,∧
(*  ̄∀ ̄ )ミд=*ミ * ← ちびたんの目に映った光景
( U ) )と ミ
.
880:(20/71):2024/04/26(金) 21:50:23
・ ちびたんの中で一つの考えが。
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( 生まれ変わった房千代は昔と変わらず女人より男子を欲してるようだ…。
) だがあのシュッとした感じの霊といい、この太ましい巨漢の男といい、
( あまりにも手当たり次第で無節操な…。
) オマエはド淫乱だったけど、それは俺に対してだけだったじゃないか…!!
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
o
。
∧△∧
(:∀;,,)
(uu_,,)
''''' '''';;;;;;;,,,;;;;;;'''''';;;;,,,, ''';;;;,,, ''';;;,,, ,,,,,;;;;;;'''''';;;;;,,,,,,,,, ,,,,,,;;;;;;;''''''
,,,;;;'''''' '''';;;;;;,,,, '''';;;;,,,, ''';;;, ,,,,;;;;'''' ''';;;;,, '''''';;;;;;,,,,,;;;;;;;;''''''
''''''''' ''''''';;;;;;,,,, ''';;;; ;;'' ,,,;;;;;''''' '''';;;;,,, '''';;; ''''';;;;;;;,,,,,,
''''''''';;;;;;;;,,,, ; ;' ,,,,,,,,,,;;;;;'''' '; ''''';;;;;,,,
''''';;;;;;;,,,,,,, ''';;, ''' ' ''';
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( そうか…!アイツ生まれ変わって俺のこと忘れてしまったんだ…!
) だけど体は覚えていて誰彼構わず男を欲してる状態…!
(
) このままじゃなんと哀れなことだろう…!あぁ俺のこと思い出させてやるからね…!
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
o
。
∧△∧
(=д=;;;)
(uu_,,)
なんてアンジャッシュのすれ違いコントのように、ちびたんの中でフサたんの誤解度が高まります。
もうさ、この方向性、俺がちゃんと真面目にAA描かずにあらすじで済ましてるワケがわかってきただろうw
.
881:(21/71):2024/04/26(金) 21:51:43
・ 初めて来た野山で夜の散策をしていたギコがキャンプ場に戻ります。
散策中はこの山の木の精霊をはじめ、小動物の妖怪等無害な霊的なナニか達の存在は
たくさん確認できました。 特に恐ろしい怪異がいる気配はなかったようです。
キャンプ場に戻ってバンガローの地域でナニかの気配をちょっと感じましたが
弱いしもう消えた…
∧ ∧ 秋の虫の怪異とかだったのかな?
(,,゚Д゚)__.
レyレ /⌒
〈 o_フ
└〈_/
し
ギコより弱そうだけど感知能力と気配消しはギコより上回ってたちびたん、
いち早く気づいて気配を消して撤退します。
『房千代待っててね、アイツのいない時を狙って助けてあげるからね』と思いつつ。
.
882:(22/71):2024/04/26(金) 21:52:44
【 キャンプ話 その4 (二日目前編) 】
・ 朝から青い顔をしたフサたんがギコに相談を持ち掛けます。
「魔除けのお守り…気づいたら無くなってた」と。
記憶を辿ると、どうやら雑誌を取りに行って滑落した時に落としてしまった気がする、とのこと。
ギコ大急ぎで現場に探しに行きますが見つかりません。
フサたんはお守りを貰って以降、実際に怖い怪異に直面したこともなかったので
油断していたという部分もあったようです。しょぼいお菓子と交換したこともあって、
すぐに新しい品が用意できる程度のモノって認識もあったようです。
ですがギコとしては自分がでぃちゃんの実験台になってまで得た品で、
尊敬してるタカラがバイトまでして材料費を用意してくれた貴重品を
あんなクソくだらない理由で無くしてしまって、それを朝まで気づかなかったなんて
無神経なフサたんに怒りが隠せません。
フサたんも事態の重さに気づきギコには平謝りでしたが、
失くしちゃったんだからもう仕方ないですよね。
ギコは登山には付き合わず、昨日のハイキングコースを念入りにお守り探しをすることを選びます。
霊力皆無で霊には激ヨワなフサたんの面倒はしぃちゃんに任せることに。
┌────────────────────────────────────
| まぁ一緒の班だから一緒に行動してりゃいいだけだから別にいいけどー。
| でもどーして落としちゃうワケ?普通に持ってたら簡単に落とさないよねぇ?
└───────v─────────────────────────────
イヤホント
ごめんなさいと プンプン
言うしかないです… ∧ ∧ 人に説明できないほど
(Д-#) アホな理由で失くしやがって
∧,,∧ ∧ ∧ /y∨^ヽ このバカ
ミ,,;=дミ (゚っ゚*) 〈 |ニ | 〉 \
ミ U .| U 〈_〈_|_ル'⌒`
ミ ミ | ) ヽ_)ヽ_)
U U U U
883:(23/71):2024/04/26(金) 21:53:51
・ 脅威だったギコが離れてチャンス!と思ったちびたんでしたが、
学年全体でぞろぞろ行動する学生達の列にはひるみます。フサたんの単独行動を望みますが、
その願いとは裏腹に一行は地縛霊のちびたんにとって「地縛の壁」の外、
出入りできない山間部の登山を始めます。
ちびたんはフサたんの下山を待つことに。いろいろ募らせながら。
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( 房千代…早く帰ってきて… また俺と一緒に
) こんなことそんなことあんなこと…♪
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
巛〃ミ||//ヾ彡ミ/〃彡::::::::::::ミ〃巛ヾ||ッ//彡从〃彡::
彡/〃/ミ〃/ヾ〃|彡,,::;.l;::'.;;l;:'';.;;::;l:;.;::川巛ヾ〃ミ/从彡ミ彡〃ヾ::;
ヾ/巛||_/ミミミ〃ミ;;::;l :,;:;,:;:l;:,;l:;,:;l:,;:,;:,;l:〃川ヾ//从彡〃ヾ从ヾ;;:::l;
巛ミ/|||/川ミヾ〃彡::, ∧△∧:,::;:::::,:;:l::;,:;:;:,::,;::,;:/从||ヾ|||彡ヾゞゞ::l;:l:;:
.ミ≧||||;||巛彡/,:;:: (-д-*),::;:::::,:;:,:,::,:,;::,:::;,::,:;ミ从||;|::|彡;:::::;:
::ヾ|;:l;;l;::l||/::,::::;, (uu_,,) ;:,:,::::,;:::,:::,;::::,:;;:|;;:l;:l||;l|;;;:::;::::
:::.|;l;:l;;:l;:l|,:::,;:::: -;;: ;;,::::::::;;;;;:,;:::,:;:::::::,::,;|l;:l::;|;;:l|:;;:::;:
Mw从wWWmwW从mWw从wWmM从MwWMw从MwWmWW从
戦国時代から細々存在してきた無害だった地縛霊でしたが、
自分の一番の未練を昇華することが目の前にある状態で、
彼の持っていた霊力も禍々しい方向に変化をしはじめていました。
.
884:(24/71):2024/04/26(金) 21:55:23
・ ここでちょっとしぃちゃん&ギコ君の事前エピソード。
登山靴を買ってからのしぃちゃんは、靴を慣らすため二壺神社の裏のちょっとした山とか
普段も探索して足腰を鍛え始めてました。ギコはそのやる気を最初応援していましたが、
また神社付近に生息してる例のちっこいヘビちゃんと遭遇して
特別に偏った愛情深さを見せるしぃちゃんに何か察することもあったようです。
だからフサたんとの険悪ムードだけでなく、登山を張り切るしぃちゃんを見ていたくなかった、
ってのも、登山に付き合わなかった理由でした。
/| /| 今日はこんなとこにいたんだ♪
. /::::`―/::: | 元気?
/:::::::::::::::::::: | ∧ ∧
/::::::::::::::::::::: ヽ (,, *゙ヮ) ~
|:::::::::::::::::::::::: | / U wiilww
ヽ:::::::::::::::::: / ( ノ wiilww
\:::::: / U U
|;;;;;;;;;;;; ̄>- 、
/;;;;;;;;;;;;;;/ ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ |
885:(25/71):2024/04/26(金) 22:01:02
・ ギコのそんな気持ちは知らずに登山するしぃちゃん。周囲がうわーってなってる険しい道でも
山赤に連れ去られて一人彷徨ってたあの悪路に比べれば全然どうってことのない安全な道です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
゙" ゙"゙ ゙" ゙"゙ ,/l/ ...;;: .. ../゙"゙"
゙"゙" ゙" ゙" ,, " ゙"゙ /l/''/,, ,,;/'' /,, ゙"゙"゙"
゙"゙" .゙"/⌒ ⌒ ̄\,,_ノ^ヽ lヽ ゙" ゙"゙ ゙" ゙"゙゙"゙"゙" ゙" ,,,
゙"゙" ゙" _ ./ ノ\ヾヽヾ ,,ヽ/"" ゙" ゙"゙ "゙ "゙ ,, :: '' ヽ ゙゙"゙ "゙"
\ | /| ll; ;; :|⌒~'''⌒\ノ^ゝ_,,, ,, _,,  ̄ヽ / ゙゙ "゙ "゙ "
/ ̄ ̄\/ ̄\| :: ;;:: :ヽ/^/\,/ ヾ ゝ_ノ|'' '' ,,〉゙゙" ゙ "゙"
ノ ̄ヽ_/ / 。 。 l: :;. :./\|__|\ / ,) |ll ,/_,、,,,_゙゙"゙"゙"
ノ\_, / ̄|,/ ̄ wノ: : ::...;;|\ /\'' ̄ /l| 〉,, ,, |ll
ll ゝ ヽ | ,/ _;: 川 ::;|_ / ̄ /~ |llノ'∧ ∧ 〉 ノ
,| | | ノ :;| ;l ::: :: ;::: |~ |ll | 〈 (д *) ゝ、 〈_
ノ、__;_ノ人__/~\人__, :: :: :,ヾ/__ノ 、___ノ 、_(ヽノ |メ、 _人
:|/ ... .. ....l ::; ;;: 川:: 。 o と_人) ヽ ̄
ノ ... .. ... ..。ノ;::; ;; ;;:::ノノ... ./| ̄`フ ツルッ YY
_ノ| ̄);: :; ll;;: ;::: l| ノ||ll; | ずてんっ
ノ| l ; : ::.  ̄| l ~|ll\__,,,,
,,,/l ̄~ノ〈 ゝ /l::; ::;; ;;l,,|~~ ノ :::.~::| |ll⌒::::
,ノ ̄|| ,| 〈 。l ;;: ..。 。::. : 。:ヽ ':、 ..\... llノ
( ノ 〈、 |ll ノ ゝ l ノ ノノ :) :) . :: :::) ::~ ::::.
| |ll |ll ~(、 、_, :ノ :' ..::::
そしてどんな悪路だって、モララーがいれば。
森の木々の合間を縫うように軽やかにスピードをあげる彼の背に乗せられ訪れたのは
誰も知らない秘密の滝。 山奥にひっそり咲く一面の花畑。
彼が自分を狭い世界から連れ出してくれたから
自分の眼の前に 今まで知らなかった風景が一気に広がり 世界は急に彩りを放つようになった。
Α_Α
( *>∀<)
びゅーーん ハi|"~^^~7、
/ |___●_| 〉
- -==三三 <_ノ」|_|」ノ
- -==三三 Α|_|_|_|_|_|
- -==三三 / ̄  ̄ヽ
/ <(i)> \
.| /∨∨∨
/ ̄ ̄ ̄\ ∧ ∧ \∧∧∧
/ \ (,,*゚ヮ) /
/ /⌒\ \ / つ / ̄ ̄ ̄
|\ / / \ (__⌒) /
| \/ / \ し' /
\ / / \ /
\_/ \__/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
…あの時の自分が最高に幸せだったと今更ながら実感。逢いたいね。消息を知りたいね。
その前に少しでも足手まといにならずに歩ける自分になっておくからね。
なんて想いを抱えつつ、周囲にはバレないように明るく談笑を続けながら登山を続けます。
.
886:(26/71):2024/04/26(金) 22:02:44
・ ギコの方は通ったハイキングコース全部、炊事場やトイレ、イベントやキャンプファイヤーあった場所、
キャンプ場駐車場からバンガローまでの道、
バンガローに置かれたフサたんの荷物までチェックしてみましたが
魔除けのお守りを見つけることはできませんでした。
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( こんな山で小さなお守りひとつを探すことに
) 無理があったか…。
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
o
。
ハァ…
∧ ∧ m
(,,;゙Д) ノ
/i^ヽレ'
___/ |ニ|〉.
\⌒ヽ_ノ ノ__)
 ̄ (_/(_/
_,,-'~''^'-^゙-、 '~''^'-^゙-、 _,,-'~''^'-^゙-、 '~''^'-^゙-、 '~''^'-^゙-、 _,,-'~''^'-^゙-、 _,,-'~''^'-^゙-、
ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝ;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝ
ゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝ;; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾ;
ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ; ゞヾ;;ゝヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾ
;ゝヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;;: ヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;; ヽゝヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;;: ヽ;;|;il|ゝ ヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;ヽ
|;il| |il| ヾ:|il,,,..,,, |;il| |il| ヾ:|il,,,..,,, |;il| |il| ヾ:|il,,,..,,, |;il| |;il| |il| ヾ:|il,,,..,,,
こうなったらギコも諦めるしかありません。
バカなフサたんもムカつくし、結局モララーのことばかり考えてるしぃちゃんにもムカつく。
探し物も見つからない、憧れてるタカラさんの努力を踏みにじってしまったような
やりきれなさもあり、全く楽しい気分になれませんでしたが
もう一人でいても仕方ないし、とりあえず皆が登山してる山に向かいます。
.
887:(27/71):2024/04/26(金) 22:04:00
・ ギコが合流した時はちょうど一行が山頂についた頃でした。
もー読者視点でもそろそろムカついてくるほどモララーのことしか頭にないしぃちゃん、
モララーに「忘れないで」と言われた山の景色と似てるようで全然違う、
あの時のモララーのいた夏景色ではなく彼のいない秋山の風景の切なさについ涙が。
Α_Α
* ( -∀-) *
* *
*
⊂二⊃ ⊂二⊃
⊂二⊃
......................................................................................................................................................
: : : : : : : :: : : : : : :: : : : :: : : :: : : : : :: : : : :: : : : . :: .: : :.. :. :.: :. .. . .:. :.: :. .:.: :
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. : ..: .:. 、,、w..:、,、、,、w:.、,、v、,;;/ .............................. ;'''';,,;''''''';;,;''''';;;'''''';,,;'
,、,、,、wリ゙W゛jリwj从リj"W゙リwリ゙W゛;;;;;;;/ .......,,,,,,,........,,,,,,,,,,,,,,,`ii"i;:,;:,;:,,:i;;;;;i;; :;:;;;i;;
从;: `:、リ゙W゛jリw''、`'.、,:`:,,‐'゛' ;;./ ... , , , , , , , , , , , , , , , ,`,.li,", !!, ,`li,"`l
`wリ゙W゛jリwj从リj`'.、-='´ / , , , , , , , ∧ ∧ , , , , __,,,...〟-‐…・・・
.wj从リj`'.、 ,:,-‐'゛,,vw-‐W゛:/ __,,,...〟-‐…・・・''' (T* ) "~"''''"~
,,,...〟-‐…・・・''''"~"::;;, ;; :::;; ..,:: | U
| )
U U
888:(28/71):2024/04/26(金) 22:05:21
うぉ!しぃが泣いてるじゃん
\ なんだなんだ / こら!フトモナ!からかうんじゃない!
逢魔時は感受性が高いんだよ!
∧ ∧ /\__/\ ∧_∧ この美しい景色を見たら繊細な人間ほど
(TーT*) (  ̄Д ̄ ) 。・(。¨∀¨。)・。 心動かされるもんだっ! うわーーーん
| U ( ) ( 担任 ) 大自然って素晴らしいじゃないか…っ!
| ) | | | | | |
U U (___(____) (__(_)
担任のちょい的外れなフォローで、「確かに涙がでてもおかしくないほど素晴らしい景色だな、
頑張って登山してよかったーー!!」って登山の感動をクラス全体で味わう素敵な雰囲気に。
学校行事としては最高の結果だね!
・ 唯一、しぃが茂名村の被災者であることを知っているフサたんには、
ギコの前で泣きじゃくってたあの時のしぃの姿が重なります。
「やっぱ田舎の山のこんな景色はトラウマ抉られる何かがあるんだろうか?」って。
同情の気持ちは湧くけど、別にしぃのこと好きでもないから何もせず見ています。
∧ ∧
(T* ,,)
|U |
| ) ∧,,∧
U U ミ∀=;,,ミ
889:(29/71):2024/04/26(金) 22:06:32
・ しぃちゃんの様子を把握して近づくギコ。
∧ ∧
(,,゚Д゚)
/i^ヽレ'
___/ |ニ|〉 ∧ ∧
\⌒ヽ_ノ ノ__) (゚* ,,)
 ̄ (_/(_/ |U |
| ) ∧,,∧
U U ミ∀・;,,ミ
ついギコに向かって手を伸ばしちゃうしぃちゃん。
フサたん的には前に屋上の踊り場で見た二人のいちゃいちゃを
また見てしまうのかと身構えてしまいますが
∧ ∧
(,,゚Д゚)
/i^ヽレ'
___/ |ニ|〉 ∧ ∧
\⌒ヽ_ノ ノ__) (T* ,,)
 ̄ (_/(_/ と |
| ) ∧,,∧
U U ミ∀=;,,ミ
今回のギコは静かに手を繋いであげるだけ。
∧ ∧
(,, ) ∧ ∧
/ i^ヽ (* )
/ | bと |
Σ__ノ ノ | ) ∧,,∧
(_)(_) U U ミд・;,,ミ
890:(30/71):2024/04/26(金) 22:07:49
傷ついてるしぃちゃんのそばにいて癒してあげたい。
先日心にそう誓っていたはずのギコですが、今は割と義務的にそれをやっています。
l´ヽ l´\
| ,―| ヽ
/ |
| rュ rっ l
ー ノ
`ュ r‐、
∧ ̄|\`/| ̄/ヽ
/ |.ヽ|`//|/ | ∧
/ . |..§ § | ∧
だって今の彼女の手から溢れる熱い祈りが自分に直接流れ込んでこない。
この祈りは自分に向けたモノじゃないってありありと伝わってくるからです。
何もかも許した広い心で人としての大きな愛を注げるような洗脳されたタカラと違って、
自分は心の狭いちっぽけな人間(じゃなくて霊だった)だと再確認。
昔のギコなら自分の器の小ささに落ち込み自己嫌悪するだけでしたが、
今のギコは「この不愉快さは洗脳されてないからこそ感じる
自分の正直な本心なんだ」って、自分を肯定する気持ちです。
.
891:(31/71):2024/04/26(金) 22:09:21
・ ギコの思った以上のテンションの低い表情にフサたんは以前のギコとの会話を思い出します。
霊が人間に恋したり欲望を持つことは危険でタブーだという話。
そうか、ギコは自分の想いをめっちゃ抑制してるんだな…ってフサたん一周遅れの解釈!!
∧ ∧
(,,-Д) ∧ ∧
/ i^ヽ (* )
/ | bと |
Σ__ノ ノ | ) ∧,,∧
(_)(_) U U ミд=#,,ミ
ギコの気も知らないで無神経にギコを頼ってるしぃにイラッとした気持ちが。
・ 下山中も一人上空を飛んで無口なギコ。しぃは必要な時だけそっと支えてくれるギコの優しさと解釈してますが、
フサたんはギコの不機嫌さを感じ、気が気じゃありません。自分も怒らせてるし、しぃも無神経だし。
下山したらせめて自分は真剣に謝ろうと考えてます。
∧ ∧
(Д ,,)__.
レyレ /⌒
〈 o_フ
└〈_/
し
ギコ君優しい
∧,,∧ ∧ ∧ やっぱ推しー♪
ミ・-・;ミ (゙ヮ゙*,,)
892:(32/71):2024/04/26(金) 22:09:59
急に振り返って森の一点を見つめるギコ。 ギコを気にしてたからいち早く声をかけるフサたん。
て
∧ ∧ て
(( (,,゚Д゚)__.
レyレ /⌒
〈 o_フ
└〈_/
し
どうした!? ?
∧,,∧ ∧ ∧
ミд・; ミ (-゚*,,)
┌─────────────────────
| 魔除けのお守りが…ONになった…!
└─────v────────────────
∧ ∧
(;゚Д゚)__.
レyレ /⌒
〈 o_フ
└〈_/
し
┌──────────────────
| おおー、位置がわかったってこと?
└──────v────────────
∧,,∧ ∧ ∧
ミ・Д・;ミ (ヮ゚*,,)
┌───────ヘ───────────
|じゃ、じゃあ俺が取りに行ってくる!!
└──────────────────
.
893:(33/71):2024/04/26(金) 22:10:41
┌───────────────────────────
| 俺が行くよ。人間には無理だ。 場所的にたぶん鳥の仕業だ。
| 木の上だし、人間がそこまで行けるような道もない。
└───────v─────────────────────
∧ ∧
(,, -Д)
/i^ヽレ'
___/ |ニ|〉.
\⌒ヽ_ノ ノ__)
 ̄ (_/(_/
┌────────────────────────────────────────
| でもスイッチが入ってる状態の魔除けなんて!ギコにとってめちゃくちゃ苦手な奴なんだろ!?
└─────v───────────────────────────────────
| あ、そうじゃん…!私達じゃわからなかったけど、
| 試しに動かしたらブブちゃんは死んじゃうし
| ギコ君も一瞬で逃げてたっけ…。
|
| ねぇ、もう今回は諦めて
| またでぃちゃんに今度はタダで作ってきてもらおうよ…?
└──v─────────────────────────
∧,,∧ ∧ ∧
ミ;・д・ミ (ii゚-゚)
894:(34/71):2024/04/26(金) 22:11:14
しぃちゃん、ギコのお守りへの思い入れを知らずに踏みにじる発言を。
┌──────────────────────────
| いい。俺が勝手に自分で取りに行きたいだけだ。
└──────v───────────────────
∧ ∧
(# Д)
/i^ヽレ'
___/ |ニ|〉.
\⌒ヽ_ノ ノ__)
 ̄ (_/(_/
┌─────────────────────────
| じゃ、じゃあここで待ってるから十分気をつけて…
└────v─────────────────────
∧,,∧ ∧ ∧
ミ;=∀=ミ (ii゚-゚)
895:(35/71):2024/04/26(金) 22:12:28
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
||||||||||||||||||||||||||||
┌────────────────────────
| …こんなところで待たれてもかえって迷惑だ。
| 集団行動乱さず皆と安全に下山しとけよ
└────v───────────────────
r、 /|
| ヽ、 _/ |
| `"´ l
l ',
| l
l # 弋ァ rヤ |
ヽ _ /
` > _ /
/\ r 、
 ̄|\ \ / /l \
| \ / / |
ギコ君、らしからぬ口調ーーー!! そのままギコは飛び去って行きました。
さすがにこれにはしぃちゃんもギコの怒ってる様子に気づいたようです。
∧,,∧ ∧ ∧ はわわわ
ミ;=д=ミ (ii゚っ゚)
U ミ U |
┌───────────────────────────
| ほらぁ!フサたんが簡単にお守り失くしたりするからーー!!
└────v───────────────────────
むっかぁー
∧,,∧ ∧ ∧
ミ,,#・дミ (゚っ゚#)
U ミ U |
。
o
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( 半分は貴様のせいもあると思うぞ?
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
…ここは相変わらず全然仲良くなりませんね…。
.
896:(36/71):2024/04/26(金) 22:13:21
・ 魔除けのお守りがあると思われる位置に向かうギコ。
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( …くっ 稼働してる魔除けに近づくにつれ耐えきれない不快感とダメージが…!
) でも正確な場所が痛いほどよくわかる!!一番俺が苦しいと思う場所を目指せばいい!!
( 逆に素早く近づいてすぐにスイッチを止めれば…!!!
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
o
。
∧ ∧
- -==三三 (ii;=Д)
- -==三三 /i^ヽレ'
___/ bニ/ 〉.
\⌒ヽ_ノ ノ__)
 ̄ (_/(_/
\\\ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | ///
三 三
三 あったぁぁーーー!!! スイッチOFF!!!!
三 三
/// | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | \\\
∧ ∧
(ii;=Д) カチッ
/i^ヽレ' ロ
__/ bニ/ 〉ノ.
/// \⌒ヽ_ノ ノ__)
\\\ ///  ̄ (_/(_/
/#;゚≦ カァ!!
彡ミ;;;;;;彡ミ
^ ^
ミミミミミミミミミミ
ミ ミ
ミミミミミミミミミミ
//
どうやらカラスがお守りを光モノとして拾っていたようです。
嘴でつついた拍子にスイッチがONになったのでしょう。このカラスは純粋な動物で、
怪異ではないので魔除けの効果はまるで影響なかったようです。
.
897:(37/71):2024/04/26(金) 22:14:08
・ 魔除け効果、つまりギコにとっての不快感な環境は一瞬で消えましたが、
自分から魔除けに突っ込むなんて無謀なことをしたギコの体はだいぶダメージを受けています。
|: |::. ::l .:|: ::| |i .|::;|:l| |.;:|:l| |i|
|:i ::| :: :| l | |l :|:;:|:l| |.i:|;:| |i|
|:|: :| ::| :: ;| | ||.;:::.:i.:| |.l:|::| |l|
|:|: :| ::| :: :| | |.:::li : l| | . :l| |l|
|:|: :| ::| :: :{ | |.:;:|l :l:| |l.::;|| |l|
|;} : :| :| :: | |.:::|l :li| ||!; :| |i|、
|: .:| ;n ::| :: | |.:;:|l :|l| ノリ::ll| ゙'゙''"
|: ::| ::{リ ::! :!:| ,ィノ,;:八::ハ、゙''"゙'゙''"
| .::| ::r : :| :i | `゙''"´ `゙'"゙" 、wk
/.::/ :::|i :.:| ∧ ∧ wiv ゙''"
ノ,;ノ : ::八 :ゝ(;゙皿゙) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
v?k./.::::ヾ:: /ヽyレO < くそぅ…体中が痛い…気持ち悪い…
O_ 〃 ⌒)⊃ \_________________
\__)⊃
いつものギコなら泣きべそかいてヘタレてるところですが、
もろもろの怒りを引きずってたギコは自分の痛みに対しても
「なにクソ、このやろ!」って怒りを感じています。
|:|: :| ::| :: :{ | |.:;:|l :l:| |l.::;|| |l|
|;} : :| :| :: | |.:::|l :li| ||!; :| |i|、
|: .:| ;n ::| :: | |.:;:|l :|l| ノリ::ll| ゙'゙''"
|: ::| ::{リ ::! :!:| ,ィノ,;:八::ハ、゙''"゙'゙''"
| .::| ::r : :| :i |∫∫ `゙''"´ `゙'"゙" 、wk
/.::/ :::|i :.:| ∧ ∧ wiv
ノ,;ノ : ::八 :ゝ(#゙皿゙)
v?k./.::::ヾ:: /ヽyレO
O_ 〃 ⌒)⊃
\__)⊃
898:(38/71):2024/04/26(金) 22:15:02
ギコは思った以上の回復を感じます。
|:|: :| ::| :: :{ | |.:;:|l :l:| |l.::;|| |l|
|;} : :| :| :: | |.:::|l :li| ||!; :| |i|、
|: .:| ;n ::| :: | |.:;:|l :|l| ノリ::ll| ゙'゙''"
|: ::| ::{リ ::! :!:| ,ィノ,;:八::ハ、゙''"゙'゙''"
| .::| ::r : :| :i | `゙''"´ `゙'"゙" 、wk
/.::/ :::|i :.:| ∧ ∧ wiv
ノ,;ノ : ::八 :ゝ(,,゚Д゚)
v?k./.::::ヾ:: /ヽyレO
O_ 〃 ⌒)⊃
\__)⊃
そしてでぃとタカラの言葉を思い出します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
┌────────────────────────────────────
| あぁ。オマエがヘタレれば、霊を知らない素人でも潰せる最弱の霊だ。
|
| そしてそのたった1㎝の弱い魂が今のオマエの体の全てを作って動かしているんだ。
| その魂の気力だけでな。
|
| 飯でエネルギーも取らないオマエはオマエ自身の気力が主要なエネルギー源だ。
| 絶やさぬように意識しておけ。
└───v─────────────────────────────────
∧ ∧
∧_∧ (Д-;) ∧ ∧
(;;#゚;;-) /y∨^ヽ (^Д^,,)
U;; ;;| 〈 |ニ | 〉 \. | U
( ;; ;;;| 〈_〈_|_ル'⌒` | )
し' J ( / (_) U U
┌──────────────────────────────────────
|実体が流動的なギコ君の霊体は、理論上鍛えればどんな方向にも
|無限に向上させられて最強な霊になれる可能性はあるんですけどね。
|
|本人が揺るがぬ強い精神力を持って、努力していければ、の話ですが。
|今の状態はちょっともったいない気がしますね。
└────────v─────────────────────────────
|\ |\
| >―‐| \
|/ ヽ
/ l
l∧ ∧ |
', ┌┐ /
ヽ ┘ /
┐ /〉-、
, /∧/ / |`≧=--、
/| / |/\ / | \
/. |〈 | / / / \
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
899:(39/71):2024/04/26(金) 22:16:30
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( 俺の本体は小さな霊核。この体の痛みは俺の気の弱さで…
) 俺のエネルギー源の強い気力を持てば克服できるのか…?
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
o
。
∧ ∧
(,,゚Д゚)
/^Vyレ ̄b
< イ二| ノ
/レ'__〉__〉
⌒ (_ノ、_)
自分みたいな弱虫には無理だ、っていつもの思いも胸にありましたが、
今の自分には自分を痛めつける魔除け空間の中心に勇気を持って飛び込んで
見事お守りを奪還したという自信もありました。
ぱぁぁぁ
∧ ∧ /
(;゚Д゚)
/^Vyレ ̄b ─
< イ二| ノ
/レ'__〉__〉 \
⌒ (_ノ、_)
ホントに…!ギコの回復は早まりました。
自分の中で強い意志と確実な自信を持つことが気力の源…!
ギコは身をもってそれが実感できたのです!!
.
900:(40/71):2024/04/26(金) 22:17:15
自分の勇気ある行動で大切なお守りを奪還できたことに充実感を感じるギコ。
フサたんとしぃちゃんへのムカつきはあるものの、まぁ許してやるかって気分で下山です。
回復早まったけど完全復活ってほどでもないからのんびりと。
∧ ∧
(Д^ ,,)
/y∨^ヽ
〈 |ニ | 〉 \
〈_〈_|_ル'⌒`
ヽ_)ヽ_)
_,,-'~''^'-^゙-、 '~''^'-^゙-、 _,,-'~''^'-^゙-、 '~''^'-^゙-、 '~''^'-^゙-、 _,,-'~''^'-^゙-、 _,,-'~''^'-^゙-、
ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝ;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝ
ゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝ;; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾ;
ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ; ゞヾ;;ゝヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾ
;ゝヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;;: ヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;; ヽゝヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;;: ヽ;;|;il|ゝ ヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;ヽ
|;il| |il| ヾ:|il,,,..,,, |;il| |il| ヾ:|il,,,..,,, |;il| |il| ヾ:|il,,,..,,, |;il| |;il| |il| ヾ:|il,,,..,,,
901:(41/71):2024/04/26(金) 22:19:28
【 キャンプ話 その5 (二日目後編) 】
・ 一方登山を終えて班での活動になって二人きりになったしぃちゃんとフサたん。
┌──────────────────
| ギコ…遅いよな。大丈夫かな…?
└─────v──────────────────────────
| ギコ君に何かあったらフサたんのせいだからね!
└──v────────────────────
∧,,∧ ∧ ∧
ミ,,;=дミ (゚ぺ#)
U ミ | U
┌─────────────────────────
| オマエも無神経なんだよ!!
| 彼氏でもないギコと手なんて繋いでんじゃねーよ!!!
└────v────────────────────────────────
| …なんで見てるのよっ!フサたんには関係ないでしょ!!
└────v───────────────────────
|霊相手に節操ない行動してんじゃねーよ!
└────v─────────────────────────────────
|何それ、ただ手繋いだだけじゃん!その程度のこと普通気にする?
└──v───────────────────────────
∧,,∧ ∧ ∧
ミ,,#・∀ミ (っ゚#,,)
U ミ | U
怒ったまま一人飛び立ってしまったギコが戻って来ない不安で
二人ともイライラが爆発、口喧嘩がはじまります!
.
902:(42/71):2024/04/26(金) 22:20:56
でもギコの秘めた想いを勝手にしぃちゃんに伝えるのはダメだと思ってるフサたん、
しぃちゃんとギコが手を繋いでたことを咎めた理由を問いただされても口ごもります。
┌──────────────────────
|もしかしてヤキモチ~?
|私が他の男と手を繋いだらフサたん嫌なワケ~?
└────v─────────────────
∧,,∧ ∧ ∧
ミ,,#=дミ (ヮ^#,,)
U ミ | U
もうっ! しぃちゃんの馬鹿!!ちとその恋愛脳どっかにしまっとけ!!
┌─────────────────────────
| アホか!!オマエなんかに全く興味ないわ!!
└───v─────────────────────────────
|…え…ってことは、ひょっとして…
|ギコ君が他の女子と手を繋いだことに嫉妬してる…?
|え、フサたんってギコ君と仲いいだけじゃなくてマジで…
└───v───────────────────────
∧,,∧ ∧ ∧
ミ,,#・∀ミ (ヮ゚;,,)
U ミ | U
┌───────────────────────────
| ガ…ガチのリアルBL勢…!!??
| リアルで身近で存在するとかマジかよ、やっべーーー!!!
└────v──────────────────────
||||||||
|||||
∧,,∧ ∧ ∧ あわわわ
ミ,,# дミ (゚0 ゚iii,)
U ミ | U
もうっ! しぃちゃんの馬鹿!!(2回目) 配慮が足りない馬鹿な子ですみません。
.
903:(43/71):2024/04/26(金) 22:21:56
从 ,,.;;_;
∧,,∧ ∧ ∧ /_、,_;..ヽ
Σ ミ,,;・дミ (。 。*,,) ∪ ヽ ヽ
U ミ とと ヽ . ヽ ヽ―,,....-―
ミ ミ ヽ )つ ヽ‐~'' ー--'--
U U ヽ)
・ そんなアホの子しぃちゃんが背後から何者かに殴られます。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.........
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,.....
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,.....
┌──────────────────
| ずっと…ずっと来るのを待ってたよ…
└─────v────────────
∧,,∧
ミ,,;・дミ
U ミ フニャァ ∧△∧
ミ ミ ∧ ∧ (・∀・,,)
U U と(゙っ゙;と⌒つ (uu_,,)
904:(44/71):2024/04/26(金) 22:22:51
┌────────────────────────
| 逢いたかった…
| こうしてまた逢える日を何度も夢見てたよ…
└───────v────────────────
∧,,∧
ミ;・д・ミ あの霊私を踏みつけて
U ∧△∧ 進みやがった
ミ (∀=*,) ))) ∧ ∧
U Uc _,,) と(皿゙;と⌒つ
ギコの居ない間にちびたん登場!!しぃちゃんに危害を加える良くない霊であることは
フサたんにもわかりましたが、なんか自分には友好的な感じ?で無下に扱っていいか困惑中です。
┌─────────────
| あのー、どなたですか?
└────v───────────────────
|俺のことホントに忘れちゃったの?
|ちびたんだよ。
└─v───────────────
∧,,∧
ミ;・∀・ミ
U ∧△∧ 知り合い?
ミ (д・*,,) ∧ ∧
U Uc _,,) と(゚-゚*と⌒つ
905:(45/71):2024/04/26(金) 22:24:03
┌────────────────────────
| あんなに毎晩こんなことそんなことあんなことして
| 愛し合った仲じゃないか…♪
└──────v──────────────────
∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
< >
< うわぁぁ フサたんガチのガチホモだったぁーーー!!
< >
∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
|||||||
|||||
∧,,∧ *
ミ ∀ ミ *
U ∧△∧
ミ (-∀-*) ∧ ∧
U Uc _,,) と(゚0 ゚iiiと⌒つ
┌──────────────────
| うっせぇよ。バカ女はすっこんでろ
└────v──────────────
||||||| ,_ ドカッ /l
||||| ,,.;;_; (^ ゚*ii)>
∧,,∧ /_、,_;..ヽミ / U ぶべらっ
ミiii・∀・ミ ∨ );iミ | |
U ミ | | U U
ミ ミ ∧△∧ ノノ
U U (#・∀・) _,,....-―- ..,,_ ノメ
(_,,,u*=ニニニニ',.; ---‐~'' ー--''ニニニニニノ 彡
。
o
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( ぎゃぁぁぁ凶暴ーー!!てかあの触手なにっ!!
) 触手か?出てる場所的にうわぁぁぁ『長岡さん』系統かコイツーーー!!??
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
.
906:(46/71):2024/04/26(金) 22:25:44
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( だ、だが今はギコがいない!魔除けのお守りもない!逢魔時もダメージ受けてる!
) こ、ここは俺が穏便に解決するしかねーのか!?
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
o
。
┌────────────────────
| あの、人違いじゃないですか?
| 俺アナタのこと本当に知らないっすよ?
└──────v─────────────────────────
|えぇー 房千代だろ?
|それともやっぱり房千代だったことも忘れてるのか?
└──v─────────────────────
|えぇー?そんな人知らないし本当に何もわからないんですけど
└──────v──────────────────────
|しょうがないにゃあ
└─v─────────
∧,,∧
ミii^∀^ミ ベタベタ
U ∧△∧ ぐぬぬ
ミ (д・*,,) ∧ ∧
U Uc _,,) と(゙皿゙iiと⌒つ
・ ちびたんの過去話を聞いてフサたんはそれはやっぱり自分とは別人ではって話を。
┌────────────────────────────────────
|えっと、俺その家の子孫でもないっすよ?
|戦国時代はうち京都にいたし、首都移転で明治の初めに東京に来て、
|俺が生まれるちょっと前に隣の長編県に越してきた家系だから…
|顔文字県とは縁もゆかりもない身です。
└──────v────────────────────────────
|えぇー?そしたら血縁はないのかもしれないけど、
|このキャンプ場でオマエ、男に抱かれたり
|男のおっぱい揉みしだいてたじゃないか。
|男の体が大好きでド淫乱だった房千代の頃の名残だろ?
|やっぱりオマエは房千代だよぉ
└──v─────────────────────────
∧,,∧
ミii・∀・ミ フ、フサたんそんなことを…
U ∧△∧ サワサワ パクパク
ミ (д=*,,) ∧ ∧ ← 騒いだら殴られることを
U Uc _,,) と(゚っ゚iiと⌒つ 学習したけどまたショック
.
907:(47/71):2024/04/26(金) 22:27:43
・ とんでもない勘違いを説明しながら触り方がいかがわしくなってくるちびたんにフサたん猛烈に拒否反応!
何が何でも誤解を解こうといろんなことを口走ります。
┌──────────────────────────────────
|絶対違うっ!!俺が好きなのは女だし!!やっぱ女!女しか眼中にないよっ!
└──────v───────────────────────────
|うそぉ?女人の体には興味ないって言ってたじゃないか!!
└───v─────────────────────────
|だから絶対別人だよ!!俺、女の体めっちゃ興味あるし!おっぱいとか大好きだし!
└──────v──────────────────────────────
|おっぱい?俺のおっぱいも好きだったよね?
|ちょっとしゃぶってみる?何か思い出すかも!
└──v──────────────────────────
|ひぃぃーー!そんなのないないっ!!女のおっきいおっぱいじゃなきゃやだっ!!
|たわわな巨乳の女のおっぱいがイイに決まってるじゃんっ!!
└──────v───────────────────────────────
|嘘だっ!そんなの房千代じゃないっ!
└──v──────────────
だーかーら、房千代じゃないんだって
別人だ別人
∧,,∧
ミ#=д=ミ ||||||| フサたんって…orz
と ∧△∧ |||||
ミ (д・;,,) ∧ ∧
U Uc _,,) と(゙-゙iiと⌒つ
この会話からしぃちゃんのフサたんBL誤解は解けましたが、爽やか美少年のような風貌で
巨乳愛を語るエロ厨房フサたんに、今度はしぃちゃんガチでドン引きです。
しぃちゃん自身は二回目の攻撃は既に霊力でガードしてたので肉体的ダメージは薄いですが、
この男達の悩ましい会話で何度も精神的ダメージを受け続けて、なんとなく静観中です。
.
908:(48/71):2024/04/26(金) 22:29:19
・ ちびたんもそんな風に女好きで自分を拒否し続けるフサたんの様子に
「コイツは房千代じゃない、房千代だとしても何もかも変わってしまった別人だ」って考えに変わってきます。
(このシーンは「ぎゃあふさたん」スレからのほぼコピペ、どこからロープ出したかとか突っ込まないで!
わかんないモンは全部霊力、霊力で出したんだよきっと!)
||
||
∧,,∧ / ̄ ̄ ̄
ミ;・∀・ミ < は?
ミ≡≡j \___
ミ≡≡j
uu ∧△∧ ∧ ∧
,,.;;_; (・д・#) (゚ー゚;)
/_、,_;..ヽ (u*u)@ U つロ
∪ ヽ ヽ ノノ | ) スクッ
. ヽ ヽ―,,....-―- ..丿/ U U
ヽ‐~'' ー--'--' ノ
┌────────────ヘ──────────────────
| おまえが!その姿形をしながら俺を拒むというのなら!
| 直接体に言い聞かせてやるよ!強引にでもひとつになってやる!!
└───────────────────────────────
・ さすがにフサたんの危機を感じたしぃちゃん、飛び起きてちびたんをお札で祓おうとしますが
┌─────────────────────────
|邪魔すんな!!バカ女!!
|クソッ アイツに絶対邪魔されないように方法を変えるか。
└─v────────────────────────
||
||
∧,,∧ ∧△∧
ミ;・д・ミ (#・∀・)
ミ≡≡j (uu _,,) フワッ
ミ≡≡j \
uu \ ∧ ∧
(っ゚;,,)
ロ 三三==- - と ヽ
ロ 三三==- - ヽ )
(/ ヽ)
感知能力の高いちびたん、しぃちゃんの攻撃をいち早く察知して
フサたんの至近距離に飛びあがります
.
909:(49/71):2024/04/26(金) 22:30:15
しぃちゃんが次のお札でモタモタしてる間にフサたんの唇めがけて一気に距離を詰めるちびたん
||
||
∧,,∧ ∧△∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミiiiT∀ミ ε= ,,) < さぁ…これでオマエの体は俺のモノだよ…♪
ミ≡≡j (uu _,,) \_____________________
ミ≡≡j
uu
∧ ∧
(-゚iii,,)
と ヽ
ヽ )
。 (/ ヽ)
o
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( ぎゃあ俺のファーストキスがぁぁぁ!!
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
!!??
||
|| スゥー
∧,,∧ ::::△∧
ミiii・ロミ:::::: )
ミ≡≡j ::::uu _,,)
ミ≡≡j
uu
∧ ∧ あ
(-゚iii,,)
と ヽ
ヽ )
(/ ヽ)
なんと!ちびたんは気化してフサたんの口から体ごとダイブ!!
.
910:(50/71):2024/04/26(金) 22:31:05
||
||
∧,,∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ*=∀=ミ < ふふ…ひとつになれたね…
ミ≡≡j | もうオマエは俺だけのモノ…
ミ≡≡j \_______________
uu
∧ ∧
(-゚*,,)
と ヽ
| )
(/ ヽ)
.
911:(51/71):2024/04/26(金) 22:32:12
フサたんの様子が急変します。そうです、フサたんはちびたんの霊に中から憑りつかれてしまったのです!
┌────────────────────────
| なんて愛おしい…この暖かくて心地良い手触り…
| あぁ、いい体だぁ~~♪ もう誰にも触れさせない、
| 俺だけの思い通りにしてやるぅ~~♪
└─v──────────────────────
ハァハァ
∧,,∧ ∧ ∧ キモッ
ミ*=∀=ミ サワサワ (д )
ミつと ミ )) | U
(( ミ ミ くねくね | )
U"ヽ) U U
意外と冷静なしぃちゃん。皆さん覚えているでしょうか、 第四話、モララーと出会ったばかりで
彼が悪霊に憑りつかれてると勘違いしてた頃のしぃちゃんを。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
┌──────────────────────────────
| マジかよ、今まで私がコレで祓えなかった悪霊いないのに
| この悪霊、頑固にモララー君にこびりついてるーーーー!!
└────────────v─────────────────
|\ /I__
|  ̄ ヽ
|/"7 / ̄\ |
. // | / Α_Α なるほど
// /´ (-∀- )
// ,イ~^^~"7iヽ
∧ ∧ // ◇ cく, |_●__c| >
(;゚Д゚)/ ∧ ∧ /◇◇ LL__|l_レ'
/i^ヽレ/O (;゚っ゚/ ◇ ◇ |_|_|_|_|_|_> /|
___/ 7O i〉. ( つ | ヽ_ノ |
\⌒ヽ_ノ ノ__) .( | ヽ /
 ̄ (_)(_) U U \___/
┌───────ヘ──────────────────────────
| いや、しぃちゃん、こいつは悪霊に憑りつかれてないよ?
| 元の性格がコレなんだよ…。
└─────────────────────────────────
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
人間に憑りついた霊を引き離すのはしぃちゃんの得意技ー!
(当時は「祓う」って書いちゃってたね。いきなり祓うんじゃなくて一度引き離す、って思って!)
.
912:(52/71):2024/04/26(金) 22:33:14
\\\\\\\\ ////////
\\\\\ /////
∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
< >
< 彼の魂に憑依し悪霊よ! 彼の内より出でて正体を現せ!! >
< >
∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
ズボンの中に
手を入れはじめてたところ
↓
∧△∧
(,,iii=д) ギャッ!!
(,,_nn)
ぴょーーん ///
◇ ←AAだと大きいけど
∧,,∧ ◇◇\ ∧ ∧ もっと小型でいつも一応持ってる
ミ-∀-*ミ ◇ ◇ \゚っ゚#,)
ミ Yノ ミ と |
ミ ミ | )
U U U U
913:(53/71):2024/04/26(金) 22:34:32
┌────────────────────────────
| オマエは…!何度も何度も人の恋路の邪魔しやがって
| このクソ女…!!!
└────────v─────────────────────────
|いい加減にしなさいよ!!そっちこそ
|何度も何度もキモい光景見せてくるんじゃないわよ!
└────v──────────────────
∧△∧
:(#・∀・)
:(,,_nn)
はぁ!?何があった?
俺、逢魔時の前で
どこ触ろうとしてるんだ!?
しかもなんでこんな
エレクチオン状態なってんの!?
∧,,∧ ∧ ∧
Σ ミ・∀・iiiミ ロ(゚ぺ#)
ミ Yノ ミ ヽ | U
ミ ミ .| )
U U U U
∧△∧
(#::::::::::)
(,,_nn)
人前で無意識で?
なんつーことを…! え?フサたん大丈夫!?
俺やだーー自己嫌悪ー 魂吸い取られた!!??
ペタリ ∧ ∧
∧,,∧ ロ(っ゚iii,,)
ミT∀Tiiiミ ヽ | つ
ミ ミ | )
U U,,,( つ U ヽ)
霊が離脱した途端にへたりこむフサたんを見て、フサたん側の魂を心配しちゃったしぃちゃん、
その一瞬が命取り!!
.
914:(54/71):2024/04/26(金) 22:36:32
∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
< >
< オマエだけは絶対殺してやる…!!!
< >
∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
∧ ∧ うわぁぁ
-― (TっTiii) この触手がナニか気づいちゃった
/_、,_;..ヽ ( ̄ ̄ ̄ ̄) さっきから私これで殴られてたの?
( ( \ニニ( ̄ ̄ ̄ ̄)ヽ いやだぁぁぁ
( ヽ ( ̄ ̄ ̄) )
∧△∧ ヽ ゝ ヽ)ヽ)ノノ
(#:::∀::) ゝ) ノノ
(u*u) _,,....-―- ..,,_ ノノ
,,=ニニニニ',.; ---‐~'' ー--''ニニニニニニニ ノ
∧,,∧
Σ ミiii・д・ミ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ ミ < 逢魔時!!
U U,,,( つ \_______
ちびたんはあの当時のモララーと比べても弱い地縛霊、本来ならこの程度の緊縛は
しぃちゃんの霊力で跳ね除けられるとこですが、あまりの現状にパニック状態!
∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
< >
< 逢魔時を離せーー!!!
< >
∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
∧ ∧
-― (TっTiii)
/_、,_;..ヽ ( ̄ ̄ ̄ ̄)
( ( \ニニ( ̄ ̄ ̄ ̄)ヽ
∧,,∧ ( ヽ ( ̄ ̄ ̄) )
ミ,,#・皿ミて∧△∧ ヽ ゝ ヽ)ヽ)ノノ
/// と 9て(::д:::::) ゝ) ノノ
とミ ミ (u*u) _,,....-―- ..,,_ ノノ
U ,,=ニニニニ',.; ---‐~'' ー--''ニニニニニニニ ノ
元々男気はあるフサたん、自分のために戦ってくれて今にも犠牲になりそうなしぃちゃんのため
霊力ないのに飛び出します。喧嘩にも強い人間としての腕力でちびたんをぶん殴ってみましたが
.
915:(55/71):2024/04/26(金) 22:37:25
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( 房千代…なんでこんな女なんかを庇って俺を殴るんだ?
) やっぱりこの女は殺す殺す殺す!!!!
ヽ~~~~~~~~~~v~~~~~~~~~~~~~~~~~'
∧ ∧ はやくほどかないと…
-― (TっTiii) でも力を入れてこれ以上
/_、,_;..ヽ ( ̄ ̄ ̄ ̄) 触れたくない…
( ( \ニニ( ̄ ̄ ̄ ̄)ヽ うぇぇぇん
( ヽ ( ̄ ̄ ̄) )
∧,,∧ どーーん ∧△∧ ヽ ゝ ヽ)ヽ)ノノ
ミ;=д=ミ (;∀;,,) ゝ) ノノ
ミ つつ 三三==- - c*u) _,,....-―- ..,,_ ノノ
ミ,,,つつ ,,=ニニニニ',.; ---‐~'' ー--''ニニニニニニニ ノ
やっぱり霊力皆無男!全く歯が立ちません。訪れる最大の危機…!!
くそっ! こんな女のどこがいいんだ
逢魔時…!! 内側から完全にぶっ壊してやんよ
∧ ∧
-― (TっTiii)
/_、,_;..ヽ ( ̄ ̄ ̄ ̄)
ヨロッ ( ( \ニニ( ̄ ̄ ̄ ̄)ヽ
∧,,∧ ( ヽ ( ̄ ̄ ̄) )
:ミii=皿=ミ ∧△∧ (( ヽ 二つ ヽ)ヽ) ノノ
:ミ U つ (# ∀ ) ノノ
と_,,,ミ (u*u) _,,....-―- ..,,_ ノノ
,,=ニニニニ',.; ---‐~'' ー--''ニニニニニニニ ノ
.
916:(56/71):2024/04/26(金) 22:39:29
当然ここで登場ですよ!!! 下山してきたギコ君!!!
しぃちゃんの危険な様子をみて瞬時に攻撃!
__ ギコ君!!
, ---、 / _@ ∧ ∧
/ / ̄ `ヽ , ,/ ( ( (゚ヮT*)
/ / /,/Ξ≡ ヽ_) ‐- 、、 と つ
. | ( _ ∧ ∧- / 三ニ ヽ\ と ノ
. \ \ _ _|\-ニ (,,#゚Д)Ξ 三ニ ∧△∧ @ヽ l '! (ノ
< ニ=========Ο=====Ο==<> (・д・,,) ) ),/ |
! 〉 \ ⌒\__ノ_ノ、 ヽ彡 (u*u) ∴( / /
. ヽ  ̄ ̄ _,)(__,/ `ー′ ,,=ニニニニ',. ,, '" /
`''‐- .,,,_ /γヽ ___,,. --‐'''"´ _,,. ''"
 ̄""'''''''──--------------─''''''''""" ------─'''''''''"
∧,,∧ ギコ!!来てくれたんだ!
ミ,,;T∀ミ よかった…!
ミ U つ
と_,,,ミ
ちびたんは邪魔くさい女のしぃちゃんにもムカついていましたが、
ギコが来たことに喜び、自分がギコに攻撃されてるのにギコの方を
心から応援している風なフサたんの姿に改めて絶望します。
.
917:(57/71):2024/04/26(金) 22:40:30
ギコには圧倒的な力量差を感じつつも、自分の持ち続けていた切ない未練が
木っ端みじんに砕けてしまった今、もう自暴自棄でギコに突っ込みます
|\ /I__ 人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人
|  ̄ ヽ < >
ノ) )|/"7 / ̄\ < オマエも死ねぇーーー!!!
(((ヽ // | / < >
ノ丿 ) )// /´ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
(( // ((
))) .∧ ∧ // ))
(( (# Д)/ ∧△∧
)) /i^ヽレ/O (д=#,,) 三三==- -
___/ 7O i〉 cc _,,) 三三==- -
\⌒ヽ_ノ ノ__)
 ̄ (_)(_)
|\ /I__ , '. .
|  ̄ ヽ ゴォォォ :;:, .:.
ノ) )|/"7 / ̄\ . . .:', .:.
(((ヽ // | / .::... . . .':::;:, .:.
ノ丿 ) )// /´ ':;:. :::. . ..:.:λ:: :: .;;.'; ::,)、::.:;.:,:;.:
(( // (( ..':;ヾ::.:ソ)人ノ 从:. ソ)ノ ):.: .;,.'
))) .∧ ∧ // )) .::V (ソ ヘ (::.:.:'.,; :. .
(( (# Д)/ ',:; .::) て:;;':. ∧∧∧∧
)) /i^ヽレ/ ̄b ..:.(ノ ;;;△∧ (::.. < !! >
___/ 7O ノ . . .::::) ;;゚;;;;゚;;;,,) ,ゞ.:. ∨∨∨∨
\⌒ヽ_ノ ノ__) .;: . .:::: .:ソ ;;;;;; _,,) (: :.
 ̄ (_)(_) . . .::.: :::..::..:( ):::...
918:(58/71):2024/04/26(金) 22:42:37
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( …房千代…本当の…本物のオマエに逢いたかったよぅ…
) 長い年月オマエに逢うことだけを…俺は…ずっとずっと…
ヽ~~~~~~~~~~v~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
|\ /I__ , '. .
|  ̄ ヽ ゴォォォ :;:, .:.
ノ) )|/"7 / ̄\ . . .:', .:.
(((ヽ // | / .::... . . .':::;:, .:.
ノ丿 ) )// /´ ':;:. :::. . ..:.:λ:: :: .;;.'; ::,)、::.:;.:,:;.:
(( // (( ..':;ヾ::.:ソ)人ノ 从:. ソ)ノ ):.: .;,.'
))) .∧ ∧ // )) .::V (ソ ヘ (::.:.:'.,; :. .
(( (,, ゚Д)/ ',:; .::) て:;;':.
)) /i^ヽレ/ ̄b ..:.(ノ ;;;△∧ (::..
___/ 7O ノ . . .::::) ;;T∀T,,) ,ゞ.:.
\⌒ヽ_ノ ノ__) .;: . .:::: .:ソ ;;uu;;;_,,) (: :.
 ̄ (_)(_) . . .::.: :::..::..:( ):::...
ちびたんは自分の最期を悟り泣きじゃくります。ちょっといかがわしくはあったけど
何百年の間愛する人をひっそりと待ち焦がれながら、その結果何一つ願いが叶わず
大切にしてきた想いの全てを残酷な形で踏みにじられたのですから…
ギコは深い事情は知りませんでしたが、この霊がフサたんを傷つけしぃちゃんを殺そうとしてたのは事実。
この霊を滅する判断をしたことに後悔はありません。 でも嘆きながら消え入りそうな彼の姿に
胸が詰まり声をかけます。
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( …俺にできるか?…いや、そんなことは考えずに
) この苦しそうな霊に俺が今一番してあげたいことを言霊で…
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
o
。
, '. .
ゴォォォ :;:, .:.
. . .:', .:.
.::... . . .':::;:, .:.
':;:. :::. . ..:.:λ:: :: .;;.'; ::,)、::.:;.:,:;.:
スゥー ..':;ヾ::.:ソ)人ノ 从:. ソ)ノ ):.: .;,.'
∧ ∧ .::V (ソ ヘ (::.:.:'.,; :. .
(,, -Д) ',:; .::) て:;;':.
/^Vyレ ̄b ..:.(ノ ;;;△∧ (::..
< イ二| ノ . . .::::) ;;T∀T,,) ,ゞ.:.
/レ'__〉__〉 .;: . .:::: .:ソ ;;uu;;;_,,) (: :.
⌒ (_ノ、_) . . .::.: :::..::..:( ):::...
919:(59/71):2024/04/26(金) 22:43:33
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .
. .. . . . . . . . . . .. .. . .. .. . . .. . . . . . . . . . . .. .. . .. .. . . . . . . . . . .. .. . .. .. . .
r 、 l"`ヽ
| \ | \
l >-──| ヽ
', | ',
', / ',
、 l ./`i
l l / |
| 弋tッ r'''fツフ | | |
',  ̄ " / | |
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ', ┌ ┐ / | |
| | \ト、n ̄ r 、 __ | |
| 『 逝 っ て よ し 』 | | l i ̄ ,/ 〉  ̄ ─- l .| /⌒',
| | / | | | // /| ', ', ,/ /
\_________________/ / | | l . ∩ / | 〉 ∨l /
,, -< /,, --∨ | / | ,-=/ 〈 ヽ_, イ
__ -<\ | -‐┐} } / | 〃/ /ヽ
__ -< \ | ト^レ'` /./ ,-‐‐- ―――'" / 〉
__ -< // /./ ( __ / /
/__ -──  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / // /  ̄ l  ̄ ̄ `ー-_ / /l
/ / / / / / // l:  ̄/ / |ヽ
/ / .// / / | / / |ヽ、__〈__/ / ∧
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.
920:(60/71):2024/04/26(金) 22:44:38
邪念を除いた強い信念の中、モナーさんに教わっていた『呪文』にギコの言霊が乗りました。
安らかに逝けるための呪文、『逝ってよし』です。
, '. .
:;:, .:.
. . .:', .:.
.::... . . .':::;:, .:.
':;:. :::. . ..:.:λ:: :: .;;.'; ::,)、::.:;.:,:;.:
..':;ヾ::.:ソ)人ノ 从:. ソ)ノ ):.: .;,.'
.::V (ソ ヘ (::.:.:'.,; :. .
',:; .::) て:;;':.
..:.(ノ ;;;△∧ (::..
. . .::::) ;;;д;,,) ,ゞ.:.
.;: . .:::: .:ソ ;;uu;;;_,,) (: :.
. . .::.: :::..::..:( ):::...
罪深い霊は正しく成仏することなく、滅して無に帰る(か、地獄行き ここまだ謎ね)運命です。
その運命は変えられませんが、たった一時だけでも全てを忘れて苦しみから解放される時間があれば。
『逝ってよし』は救いのない掃き溜めの中で、癒しのように呟かれていた民間の呪文らしいです。
, '. .
:;:, .:.
. . .:', .:.
.::... . . .':::;:, .:.
':;:. :::. . ..:.:λ:: :: .;;.'; ::,)、::.:;.:,:;.:
..':;ヾ::.:ソ)人ノ 从:. ソ)ノ ):.: .;,.'
.::V (ソ ヘ (::.:.:'.,; :. .
',:; .::) て:;;':.
..:.(ノ ;;;;;;;;;∧ (::..
. . .::::) ;;=∀=;;) ,ゞ.:.
.;: . .:::: .:ソ ;;uu;;;_,;;; (: :.
. . .::.: :::..::..:( ):::...
泣きじゃくってたちびたん。今はもう静かに目を閉じてます。自分が焼かれてる現状も忘れたかのように。
.
921:(61/71):2024/04/26(金) 22:45:56
何か幻…でも見えたのでしょうか。ちびたんの手が虚空を掴み、顔が一瞬ほころんだように見えました。
, '. .
:;:, .:.
. . .:', .:.
.::... . . .':::;:, .:.
':;:. :::. . ..:.:λ:: :: .;;.'; ::,)、::.:;.:,:;.:
..':;ヾ::.:ソ)人ノ 从:. ソ)ノ ):.: .;,.'
.::V (ソ ヘ (::.:.:'.,; :. .
',:; .::) て:;;':.
..:.(ノ ;;;;;;;;;::::... (::..
. . .::::) ..・∀・;;::.. ,ゞ.:.
.;: . .:::: .:ソ c;;;;;::::.. (: :.
. . .::.: :::..::..:( ):::...
そしてちびたんの霊はこの世から完全消滅しました。
..........,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
............,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.............,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
922:(62/71):2024/04/26(金) 22:47:05
┌───────────────────
| うわぁぁん、ギコ君怖かったよう…うぅぅ
└─────────v──────────
|ギコ…ありがとう
|それとゴメン、ほんとにゴメンなぁーーー!
└────────v───────────
ひしっ ピトッ
∧ ∧
∧,,∧ (,,゚Д゚)∧ ∧
ミ,, T∀ミ^Vyレ(っT*,,)
三 ミ つイ二|と | 三
ミ ミ '__〉__〉 | )
∪ ∪ (_ノ、_) U ヽ)
┌────────────────
| 二人とも…怪我はなかった?
└─────v──────────
うん大丈夫 ギコ君が来てくれたから
∧ ∧ 大丈夫だったーー
∧,,∧ (,-Д-)∧ ∧
ミ,, T∀ミ^Vyレ(っT*,,)
ミ つイ二|と |
ミ ミ '__〉__〉 | )
∪ ∪ (_ノ、_) U ヽ)
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( …二人とも…
ヽ~~~~~~~~~~~'
o
。
∧ ∧
∧,,∧ (,゚Д゚,)∧ ∧
ミ,, T∀ミ^Vyレ(っT*,,)
ミ つイ二|と |
ミ ミ '__〉__〉 | )
∪ ∪ (_ノ、_) U ヽ)
923:(63/71):2024/04/26(金) 22:48:19
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( …助けられて本当によかった…。
) こうして二人が無事でいてくれることが改めて幸せだと感じる…。
( 怪異にやられたりしなくて本当によかった。
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
o
。
r、 /| ギコ君の足を引っ張ってばかりで
| ヽ、 _/ | いつも頼りにならない自分でゴメンね ∧ ∧
| `"´ l もっと普段から気をつけるからー (TっT*)
l ',
| l お守り…ホントに見つけてきて
l 弋7 f7 | くれたんだね… ∧,,∧
ヽ " 、_ / ギコ…今回はホントごめん…! ミT∀T,,ミ
` > _ /
/\ r 、
 ̄|\ \ / /l \
| \ / / |
。
o
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
( …腹立つことがたまにあってもね。それで嫌いになったりしないんだ。
) 二人が俺にとって本当に大事な人だから…。
ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~'
ギコは今まで人間関係では顔色を窺って、相手の機嫌を損ねないように
自分の気持ちは我慢ばかりしてきた子でした。
でも今回の件で、感情や本音は表に出して、ぶつかったとしてもそれでも
お互いを受け入れていく、こういった対等な友人関係も学べてきたようです。
.
924:(64/71):2024/04/26(金) 22:50:01
しぃちゃんがモララーを好きなことはどうにもなりませんが。
・ でもお気づきでしょうか、前のギコならモララーに対する劣等感に苛まれているところですが、
今回それがありません。
親友フサたんをはじめ、頼りになって兄のように慕ってるモナーさん、努力と強い意志に憧れるタカラさん、
茂名村と違って五壺町ではギコの心を満たす人物が増えてきたのです。
昔からモララーに腹の立つことをされればどんどん嫌いになっていました。最後は殺したいほどに。
でも今の友人達は腹が立っても許せる。この決定的な違い。
正直ギコの中でモララーの位置づけは、心の中で割とどうでもいい存在になりつつあるのです。
r、 /|
| ヽ、 _/ |
| `"´ l
l ',
| l
l 弋7 f7 |
ヽ _ /
` > _ /
/\ r 、
 ̄|\ \ / /l \
| \ / / |
変な家で変な風に育って、自分への執着も異常だったモララーには同情できる部分もありますが
このまま縁がなくなっても、ギコ自身の世界には…影響しないかも。
.
925:(65/71):2024/04/26(金) 22:50:42
・ 思い出すたびモララーへの気持ちを募らせてるしぃちゃんの方は…
Α_Α
/ ヽ 忘れて欲しくないんだ…
| rュ rュ |
* ヽ ∀ ノ *
* *
*
⊂二⊃ ⊂二⊃
⊂二⊃
......................................................................................................................................................
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U U
…ちょっと思い出の美化、加速してきてない…?
読者さんは今モララーがどんな様子かご存知でしょうが、
この先大丈夫なんでしょうかね? なんて不安を煽りつつ、今回の顛末は一件落着。
.
926:(66/71):2024/04/26(金) 22:51:45
・ ストーリーの後処理タイム。
一応何があったのか3人でちびたんの話やお守りがどこにあったかの話を共有します。
┌──────────────────────────────
| でもフサたん、一度霊に憑りつかれると
| しばらくは憑りつかれやすい体質になっちゃうから気をつけなよ?
└────────────v─────────────────
| あの時って憑りつかれてたのか…うん、もう二度とお守り失くさないよ!
| ポケットに入れるじゃなくて、首から下げてずっと大事に持っとくよ!
└────────v───────────────────────────
そして逢魔時が
俺のエレクチオン狂態に
気づいてなさそうでよかった…
∧ ∧
∧,,∧ (Д^ ,,) ∧ ∧
ミ,,;=дミ /y∨^ヽ (っ゚*,,)
ミ U ミロ 〈 |ニ | 〉 \ と つ
ミ ミ 〈_〈_|_ル'⌒` | )
∪ ∪ ( / (_) U U
┌────────────────────────────
| やべ、遅くなっちゃったな。夕食材料早く取りにいかないと。
└───v────────────────────────
|そうだね!皆を待たせちゃう!
└─v────────────────────
キャンプ頑張ってー
∧ ∧
(Д^*,,) 。o ( はじめての校外学習参加、
∧,,∧ ∧ ∧ /y∨^ヽ ( 楽しめてそうでよかったな、フサたん。
ミ・∀・;ミ (゚っ゚*) 〈 |ニ | 〉 \
と つ と つ 〈_〈_|_ル'⌒`
ミ ミ | ) ヽ_)ヽ_)
∪ヽ) U ヽ)
927:(67/71):2024/04/26(金) 22:52:33
・ さてもう1つ後処理エピソード。しぃちゃんとフサたんの今後の関係を示すために。
夕食材料受け取り、しぃちゃん達の班が最後だったモンだから、肉がなぜか足りなかった!
夕食は肉無しカレーだと!? だが、絶対肉を1セット余分に持ってった班があるはず、
しぃちゃんとフサたんは一致団結して肉探し。
ヨソのクラスにワザと欲張って2個持ってった悪い班があったんです。(DQN生徒)
しぃちゃんが見つけて抗議をするものの、チビの女だから舐められて。
合流したフサたんもチビだから舐められたけど、DQN締め上げて脅して肉奪還&DQN班の肉没収。
肉二倍で二人は顔を見合わせてニッコリ。
お互い窮地に相手を助けようとしたことでなんとなく信頼、協力関係は築けたかな…。
だけどDQN班の巨乳DQNギャル女子達が「えーうちら肉ないの?うっざぁー」って言うのを聞いてフサたん、
「たくさん食べて栄養つけてください」って肉を二個とも差し出そうとしてしぃちゃんからお説教。
結局1つ回収して本来の公平な結果になったね!
巨乳女子に態度を変えるフサたんに呆れ顔のしぃちゃん。
エロ厨房バレして開き直るフサたん。 やっぱりフラグは立つ気配ないですね…。
フサたんそんな風に女子を 男は多少そういうとこあるだろ、
エロい目で見てたとか最低ー もー俺のことはほっとけよ…
キンモーー
∧ ∧ ∧,,∧
(*-っ-) ミ=∀=;ミ 。o ( 貧乳のオマエのことは
| つl二二l ミ つl二二l ( エロい目で見ること絶対あり得ないからww
( | ミ ミ
(/ U (/ U
928:(68/71):2024/04/26(金) 22:53:36
・ ところでだいぶ時間は戻ってギコがちびたんを倒した直後くらいの話。
┌────────────────────────────────────
| フサたんとしぃ、材料取りに行くのに時間かかり過ぎだろ。
└──────v──────────────────────────────
|生野菜と生肉状態でつまみ食いとかしてんじゃね?ww
└──────v───────────────────
Λ_Λ
/\__/\ //(ハヽ∂
( ̄Д ̄ ) (`∀´ ハ|
( ) ( )
Y 人 Y 人
(___)__) (_)`J
ホントごめん ゴメンねー
∧,,∧ ∧ ∧
ミ,, T∀ミ (っT*,,)
ミ つと |
ミ ミ | )
∪ ∪ U ヽ)
↑
霊力ないと間にいるギコが見えない
┌───────
| …おっと
└──v────
Λ_Λ
/\__/\ //(ハヽ∂
(Д ̄ ) (∀´ ハ|
929:(69/71):2024/04/26(金) 22:54:50
┌─────────────
| …あれはもうガチだよな…
└──────v─────────────────
|…だな。喧嘩でもして仲直りか。
└──────v─────────
Λ_Λ
/\__/\ //(ハヽ∂
(  ̄∀ ̄ ) (`∀´ ハ|
( ) ( )
┌────────────────────
| 結局フサたん、しぃで良かったワケかー。
└───────v─────────────
しぃ相手だったら俺のおっぱい揉んでも
なんの参考にもならなかっただろうにww
Λ_Λ
/\__/\ //(ハヽ∂
(  ̄∀ ̄ ) (`∀´ ハ|
( ) ( )
┌────ヘ──────────────────
| …なぁなぁフトモナ、今回からかうのやめようぜ?
└───────────────────────
.
930:(70/71):2024/04/26(金) 22:55:40
┌────────────────────────────────────
| しぃは馬鹿だからさ、からかったら余計ムキになって否定して
| フサたんと喧嘩の火種になりそうなこと言いかねないからな。(ウンコ漏らしの件)
|
| ここはそっとしといてやろうぜ。
└────────────v────────────────────────
| おう、そうだな…。
| それにアイツら、ああしてみるとちっちゃいモン同士結構お似合いかもな…w
└──────v────────────────────────────
中学生カップルみてー
Λ_Λ
/\__/\ //(ハヽ∂
(  ̄∀ ̄ ) (∀´ ハ|
( ) ( )
┌─────────────────────────────────
| …よーし、んじゃこれ私とフトモナ二人だけの秘密な?
| ぃゃんにも言わねーし、これからも二人でこっそり見守っていこうぜw
└───────────v──────────────────────
ポンポン
Λ_Λ
/\__/\ //(ハヽ∂
(  ̄Д ̄ )(`∀´ ハ|
( )と )
931:(71/71):2024/04/26(金) 22:57:06
┌───────
| お…おう
└──v────
Λ_Λ じゃ
/\__/\ //(ハヽ∂ うちらは薪貰いに行こ♪
( * ̄Д ̄) (`∀´ ハ|
( U と) と つ
人 Y 人 Y
(_(___) し(_)
これでキャンプのドキドキパートも消化!
男におっぱいもみくちゃにされてもなんとも思わないフトモナ、
ギャルに背中ポンポンして貰ったくらいで反応しちゃってちょっと可愛いですね!
一連のキャンプ話、丁寧に作れば5話分くらいの話でしたが
そのペースでチンタラやってると全然本題の話に進まない!
なのでサラッと流させて貰いました。第二部後半にはまだデカい話が待ってるんだ…!
次スレはまたちょっとしたシリーズ物から始まりますが今後ももよろしく!
~ 糸売 ~