860: ◆/D8/honey2:2024/04/26(金) 21:23:54 ============================================================================================== 霊的なナニか ~ 本編 第九十二話 ~ ============================================================================================== 861:(1/71):2024/04/26(金) 21:24:39 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~ 中略 ~~ ひさびさにがっつり中略やっちゃいますよ!! 割とどうでもいい話だけどギコやしぃちゃんに通過させときたい過程があるので 完全スルーはしづらい部分、挿絵付きあらすじで進みますー。 一連の【キャンプ話】はだいぶドスケベな内容に偏りまくった内容です。 だけど女子のお色気シーンは皆無です…orz 理由は…読んでみてね…! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 862:(2/71):2024/04/26(金) 21:25:12 【 キャンプ話 その1 (準備) 】 ・ しぃちゃん、ツーちゃんから貰ったお小遣いでキャンプのためのうきうき買い出し。 モナカとぃゃんちゃんと共に和呂田市のイオンへ。ギコは女子の買い物の邪魔にならないように 約束の時間まで和呂田市にあるフサたんちでひさびさに遊びます。 今まで怪異が怖くて遠足や修学旅行も行けてなかったフサたん、フトモナ達とも仲良くなって 魔除けもアリ、ギコもいる状態で行けるキャンプに照れつつもワクワク。 楽しくなるといいね、とギコもニッコリ。 まったり時間。 | iニニニニニニニニニニニ;ーi | |「 ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| |i | | |i// .|// | ||: | | ||/ /.| /ノ |,|.. ¦ | ||____,|___,く,メ|」 | _/__ |i\ __ | ⊂⊃ ({::串:::}) ________|| \ 〈_〉 ..|_.|:: ..| |i ̄| ̄|_|||,! / \ \ |! ___ 」L ___,/ `ー'..||___|_:,|_|||,! /. \ \|| /__,,ィ'|‐┘/|  ̄ ̄ ̄ ̄ .iー - ― -‐ - - ‐-)――||、 |__,レ゙ //| ゙~'ー-~'゙∧,,∧ .' ――‐' \ /____/,r_,.「i ∧ ∧ ミ∀^*,,ミ |___||/(_ノ (,, ^Д) ミ U || ,r' || ⊥ /^Vyレ、 と,,,,O,,ミ ||/ ..|| < イ二l_> /レ'_)つ_) ⌒ 863:(3/71):2024/04/26(金) 21:26:06 ・ しぃちゃんはとにかく可愛さ重視、オサレな色やデザインの服に心奪われています。 ですが泣きそうな自分にお小遣いをくれたツーちゃんの想いを考えたら ツーちゃんに言われた「長く着れるお気に入りを」が引っかかって全て保留にしときます。 ぃゃんちゃんが登山靴を買うというので、3人はアウトドア用品エリアに向かいます。 テントなどが置いてあるコーナーを見て、しぃちゃんにあの時の想い出が蘇ります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 用意まだかかるの? しぃは怪我人だからな、途中休憩や夜を越す場合も考えたら 寝袋とかランタンとか燃料をだな…俺だけならまったく必要ないが しぃが不便を感じた時のために一人用のテントもちゃんとあった方が安心だな… Α_Α ∧ ∧ ( iii・∀・) (iii゙っ゙) /\~^^7\ |U U 〈 b| ̄ヽO ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 自分のために山で不自由な思いをさせないように用意してくれてたモララーのこと、 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ | | ほら、そこ段差!油断したらすぐ怪我するぞ!ひとりで歩きたいならちゃんと前向いて歩け! └───────────────v────────────────────────── この辺の急斜面歩くのに、サンダルに そのヒラヒラしたスカートみたいな軽装備、 Α_Α 事故に遭わない方がおかしい ( #-Д-) ハi|"~^^~7、 / |___●_| 〉 <_ノ」|_|」ノ Α|_|_|_|_|_| / ̄  ̄ヽ / <(i)> \ .| /∨∨∨ / ̄ ̄ ̄\ | \∧∧∧ ∧ ∧ / \ / / (゚っT*) / /⌒\ \ / / ̄ ̄ ̄ U | ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ それと彼を心配させ呆れさせてしまった 自分のあの時の山歩きの服(ホントは街にお出かけ用だったのに)の件でした。 . 864:(4/71):2024/04/26(金) 21:27:18 ・ 広大な山や森林を映した広告パネルと共に陳列される登山用シューズ。 ぃゃんちゃんが探してる横で、しぃちゃんも真剣に探し始めました。 山や川を愛する彼の消息が知りたければ…ヒラヒラのパーカーでもキラキラのインナーでもなく、 まずはしっかり自分で歩くための靴…ですよね。実用品に目が行くようになったしぃちゃん。 学校のキャンプの登山は学年の生徒皆が参加するようなチョロい規模の山ではあるけれど、 しぃちゃんの中ではモララーに会うための最初の準備、という位置づけになったようです。 普段もカジュアルで使えそうな登山靴に小遣いの半分をつぎ込み、 残りの額で激安量販店の基本形の服購入。 でも100円均一でモナカとぃゃんちゃんと、3人お揃い、それぞれのテーマカラーを決めた色違いで ファンシーなキャラクター物のタオルや歯ブラシセット等を買って 女子としてのテンションもちょっとアゲられたかな? × + + × Λ_Λ ∂/ハ)ヽヽ ∧ ∧ ∧∞∧ |ハ`∀´) (^ヮ^*) (‘ω‘ ) ( つl^l O^l U l^l ) ) ) ) ''' |'''' ) '''| | | (_)_) U U (__(_) 5000円レベルの登山靴の性能に物言いたげな登山ガチ勢な諸君! スイーツ女子しぃちゃんが貧乏な中でやっと選んだ品なんだから暖かく見守りなさいね? . 865:(5/71):2024/04/26(金) 21:28:21 【 キャンプ話 その2 (一日目) 】 キャンプは二泊三日。 行先は顔文字県 弩弓祖(ドキュソ)キャンプ場 一日目 移動と近隣ハイキング、チームワークをアゲるアクティビティとか。夕食作って全クラスでキャンプファイヤー。 二日目 登山。夕食作って班ごとに団らん。 三日目 午前は選択式のアクティビティ。軽いハイキングでもヨガとか。昼食食べたら帰路。 とか設定してるけど、まぁハイキングと登山ぐらいしかネタには出てこないよ! 班分け…リアルにクラスメンツをシャッフルしたいとこだけど手持ちキャラ増やすと面倒って理由から 女子=しぃちゃん・モナカ・ぃゃんちゃん 男子=・フトモナ(班長)・フサたん・イマノウチ(いつも影薄いね)で! ルルカちゃんはリア充キラキラ組で班を組んでそうだからこの話での登場は特になし! i:i:i:i:|:: |i:i:i:j比此批批豼川从川从川从川ソ爻狄爻狄爻爻爻いミ爻ミ爻 |::|ン乂爻乂爻乂 ∴∵∴ x衍衍衍從從衍彷衍衍 i:i:i:i|:: |i:i:i:^ケ此批批豼豼YしリИxi紕豼ミ狄狄爻爻狄爻爻メいミ爻ミ爻ミ|ミ爻%ミ爻ミ爻⌒ ;ヾ;:ミ:ヾ∵ x行行衍衍l術術l衍衍l衍 i:i:i:|:: |i:i:i:i:i:j北此此批批豼|:::::|豼豼批ミ;狄爻爻爻狄爻爻いいミ爻ミ\ミ|:::|/ミく⌒¨´ ∴ヾ;:ミ:ミ∴ ^テ水永氷泳衍衍衍從從 :i:i:|:: |i:i:i:i:i::j北此此批批豼|:::::|豼批比ヾ;ミ:狄狄爻爻爻爻いミ乂ミ爻ミ爻|::ミ爻ミ爻Xx / :ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;< う勹え^刈冰ヘ衍衍メ冰 状i:i:i:i:i:i:i:i:_j_ヒ比此批豼豼|:::::|批批比ヾ;:ミ:狄爻爻爻狄狄い爻ミ爻ミ爻ミ爻ミ爻ミ爻ミ爻'´_/ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミミ:ミx ^ケしくメ冰冰メ冰水抃 从状狄i:i:i:i:i:i:i:^ケヒ比比此|:::::|此批ヒミヾ;:ミ:;:爻爻狄狄爻爻いミ爻x爻ミ爻:::|ミ爻ミ爻ー冖¨∴ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ^ ^ケ冰水冰メ抃水メ :状收i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:j_jヒ此比此|:::::|批批批ヾ;:ミ:ヾ;爻爻狄狄爻爻Vミ爻ミ\;ミ;|::::|爻/ハ ∴ ;'ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミミ:x .:^:., メ冰水抃冰水メ :|:: |收状fvf孔状j_jヒ比此''|:::::|」此矧:ミヾ;:ミ:ヾ爻狄狄絲狄| |゙|爻ミ爻ミ爻|::::|いハいハ;'∴ ^ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ ,゙.:.:゙;゙Vメ水冰メ水冰メ |:: |j状水刈レ::::_jヒ此ヒミ:|: :|:::::|批: |ミ;| :|ヾ;:ミ:ヾ;:^爻狄狄;';';| | |: |^爻ミ爻ミ|::::|ハいハいヾ;:‘, 'ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;j' ,゙.:.:゙;゙;゙メメ冰水坏冰水 ::::|: :|ケ'^j|:::|::::::_j此^ミ゙::|::::|:::::|:::::| |ミ:| :|ミ;ミヾ;:ミ:; | |ヾ;:ミ:ヾ;ミ| |,,|: |xxX爻ミ|::::|いハいヾ;:ミ:ヾ;v;:ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;V゙;゙;゙;゙;゙;゙;ミメメ冰メ坏メ抃 :::|::::|::|:::::|:::|::::::::|::|:::::::|:::| : |:::::|:::::| |:;゙| :|;';'; | |;'ミミ| |ヾ;:ミ:ヾ;ミ| |ミ|: |ミ爻爻ミ´|::::| | |ミヾ;:ミ:ヾ;:;.:,:;.::∵ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ:゙;゙;゙;゙;゙;゙;メメ冰メ水メメ冰 ::| : |::|:::::|:::|::::::::|::|:::::::|:::| :::|:::::|:::::| |:;゙| :|.:.:^| |;'ミミ| |;:ミ:ヾ;:ミ:.:| |^|: |⌒´ミ;ミミ::|::::| | |.:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ::;.:,:∵ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミミ;ミミ:゙;゙;゙;|:|.:^刈水l冰メ水泳 :| :::|::|:::::|:::|::::::::|::|:::::::|:::|:::::|::.:.|:::::| |:ミ| :|::::: | |´ミ | |ヾ;:ミ:ヾ;ミ| |/|: |:∵ミミ;|:::|::::|.:| |:;.:,:;.|ミ;';'ミ;':;;';' ∵ミ;ミ;ミ;ミ;|ミ;ミミミ∵||:. :|:|.:.:|:|ミ⌒'冰i坏水 |:::::|::|:::::|:::|::::::::|::|:::::::|:::|::__|___|___|_|__|_,|____|_|____|_|__||__| |.:.|: |.:∵^ミ|;ミ|::::| | |;. |:|`ゞミ;';';'ミ;'乂ミ;ミ| :|ミ;ミ;ミツ:;‐||ミ;|:|/ミミ:;.:,:;.:,:;.:,^ケホ :::: |::|:::::|:::|::::::::|::|_、 -ニ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ >''\\|:::|.:.:∴:_|_ |::::|_|_|:∴|:|゙;゙;゙;゙;';;| |゙;';'|:|⌒| :||:::ー-|:|‐.:||:;. |:|.:.:|ミ:;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:| :::::|::|:::::|_」、 -ニ ̄::::::::::::: __>''´::::::::::::\\|_ -ニ ̄ニ|:: |- ._ ̄``~、、_|_|_|_|___|_,|_:;.:,|:|:;. ||.: :|:|.:.:|:|´'~-i i~ _、 -ニ ̄_____________、<三二ニ''==ー┬-=ニ二_ニ|::::|ニニニ=- _:::::``~、、::::::::::: /\|:|.:‐| ∧ ̄ ̄ ̄ ̄ヘ|: : :  ̄ ̄´ | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄三三三 ̄´「|_|‐|ニ|二ニi‐‐Г凵‐-.⊥..,,__ ̄」::| ̄|ニニニニ「>ーー┬→ii冖Tニ=─-n‐|::| ̄ ̄ ̄ ̄「_ .:.:.:.:. :. |二|‐‐‐‐‐‐ーー| | ̄ ̄|:|‐‐‐|」_|‐|ニ|:::::: : |‐‐| ̄| |ー| |::::|ニニニ| |:|::::|:::|:|ニニニ「|ニ|ニ冂-|]: : || | | : ||:| |:| :|::|____|二| ,、,、,、;' |二|‐‐‐‐‐‐‐‐ー| | |:|‐‐‐|」_|‐|ニ|:::::: : |‐‐| | |ー| | : |ニニニ| l:|::::|__|:|ニニニ「|ニ|ニ凵: |__||_|三三|:|二|:|: ´'ー‐‐ーーー┘ ̄ `:、`:、 |二|‐‐‐‐‐ーーー| |__|:|‐‐‐|」_|-|ニ|:::::_|‐‐| | |ー| |_,,,|_______| ||:::::|ー┘ニニ゙「|ニ|二ニ|:.:| l__,|[ニニニニ|」─|」.:.:.:.:.: : : , '´_、‐''゛ `:、`:、:|二|‐‐‐‐‐‐‐ーー|___|‐‐‐|」_|‐|ニ|二__,||¨|| |-‐…¬‐| |¨| |::::: lニニニニニ「|ニ|二ニ|:::|_|.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : _ _ _{ .:.:{:;.:,:;.:, `:、`:、|二|‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ーーーー|」_|‐| |ーーーー|: || |冖::::¨| |_,| |: | |:::::::|二ニニニニ|ニ- '' "_,」:;.:,:;.:,: : : : ::;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.:,____〉.:.:.:.〉:;.:,:;. ミヾ;ミ|二|‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ーー|」_|‐| |//\.:.:|: || |// |_|,,、<| |::::: 乂ー─‐┴ '' ´: : : : : : ::;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.:,:;.:,_、‐''゛ _、‐''゛:;.:,:;.:, ヾ;:ミ::| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐|_|ニニニニ|:_|| |ニ二 ̄|\::::::\⌒⌒: : : : . . . . . . : : : : : _、‐''゛.:.:.:.:/: : : . . . . . 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( 似てるどころじゃない、瓜二つ…! ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~' o 。 巛〃ミ||//ヾ彡ミ/〃彡::::::::::::ミ〃巛ヾ||ッ//彡从〃彡:: 彡/〃/ミ〃/ヾ〃|彡,,::;.l;::'.;;l;:'';.;;::;l:;.;::川巛ヾ〃ミ/从彡ミ彡〃ヾ::; ヾ/巛||_/ミミミ〃ミ;;::;l :,;:;,:;:l;:,;l:;,:;l:,;:,;:,;l:〃川ヾ//从彡〃ヾ从ヾ;;:::l; 巛ミ/|||/川ミヾ〃彡::, ∧△∧:,::;:::::,:;:l::;,:;:;:,::,;::,;:/从||ヾ|||彡ヾゞゞ::l;:l:;: .ミ≧||||;||巛彡/,:;:: (・д・;),::;:::::,:;:,:,::,:,;::,:::;,::,:;ミ从||;|::|彡;:::::;: ::ヾ|;:l;;l;::l||/::,::::;, (uu_,,) ;:,:,::::,;:::,:::,;::::,:;;:|;;:l;:l||;l|;;;:::;:::: :::.|;l;:l;;:l;:l|,:::,;:::: -;;: ;;,::::::::;;;;;:,;:::,:;:::::::,::,;|l;:l::;|;;:l|:;;:::;: Mw从wWWmwW从mWw从wWmM从MwWMw从MwWmWW从 ┌─────────────────────────────── | 生まれ変わり…? そしてやっと俺に逢いに来てくれたのか?! | そうなんだよな? 房千代…逢いたかった…! └────────v─────────────────────── ∧△∧ (;∀;,,) (uu_,,) フサたんを見てちびたんは感無量になってしまったようです。そのワケは… . 871:(11/71):2024/04/26(金) 21:38:17 フ サ チ ヨ ・ 彼が口に出していた『房千代』について。 顔文字県にいた戦国武将の非嫡出子。正妻の子ではないけれど子供うちから聡明な美少年でした。 (この時点で貴族扱いの家系だったフッサール家とは無関係の家系とわかっちゃうね!) 凡庸な跡取り息子を生んだ正妻に危険視され命の危機もありそうだったので、 跡目争いに巻き込まぬよう、弩弓祖(ドキュソ)郡の山寺にその身を預けられることに。 ∧,,∧ ∧ ∧ ミ,,・∀・ミ (・∀・,,) ミuu_@ (uu_,,) 寺の小坊主だったちびたん。房千代よりは少し年上でしたが、身分は違えども二人はすぐに気が合って仲良くなります。 親元から離された寂しい立場の武将の息子に兄のように慕われたちびたんは 房千代の遊び相手という役割も与えられ、他の小坊主と違ってその役割を最優先することを許されていました。 ・ 子供だった頃は二人は屈託なく遊ぶ純粋な仲良しでしたが マツデチ!! キャッキャッ!! ≡≡∧,,∧ ≡≡∧ ∧ ≡≡ミ,,>∀<ミ ≡≡(,,・∀・) ≡≡ミ_u,,uノ ≡≡ミ_u,,uノ . 872:(12/71):2024/04/26(金) 21:39:40 ・ 年月を経て美少年さが増す房千代。 女人禁制の寺でちびたんの彼への想いは恋心、そして劣情に変化してしまいます。 AAは成長してないけどちゃんと成長してるのだ! フサたんAAとは似てないけど、あっちは しぃちゃん達の身長に合わせたAA表現なので 実際は結構似てるのだ!! ↓ * * ∧,,∧ ∧ ∧ ミ・∀・,,ミ (д・*,,) ミuu_@ (uu_,,) ┌───────────────────── | ダメだよ、 | 男同士でこのような欲望に溺れるなんて… | 仏様も神様も許さないよ… └──v────────────────── ∧ ∧ ∧ ∧ (*・д・ミ;=∀=ミ (_っっ@_uuミ 兄のように慕っていたちびたんからの熱い想いと接触に、 口では嫌がりながらも房千代逆らえずに ) ( )、 ソ /´⌒ゝ‐-、 ハラリ . : .: (´⌒ゝ ( レ'フ ノー-、. ``´ /⌒/´f':::;:;。' } . . .: : :{ {_ノ-、゚'”ゞ-< . . : :{`ー-、 . : : :ヽ._ 〉-、 }"´ ノ } r‐ 、 . . : (⌒ヽ ヽ. 〉 . : : :::{ 〉‐-<.._.ノ _ノ ノ : : ` ー'  ̄´ . : ::::`ーヘ.__,ノ ` ̄´ ぎゃあ房千代の涅槃はあの人の燃えたぎる欲望の餌食に . 873:(13/71):2024/04/26(金) 21:41:05 ・ タブーの快楽を教え込まれてしまった房千代は「こんなことはダメだ」と言いつつも 体はすっかりちびたんの虜に。ちびたんの方も昼の身分とは真逆の主従関係に興奮を覚え 更に激しめに倒錯した関係に。周囲も二人の関係に薄ら気づいて和尚さんあたりから 注意されてちびたん少しは反省するものの、房千代を前にしてエスカレートする欲望は止まりません。 止められたら一層燃え上がっちゃうね! この辺はガチBL風味! ∧ ∧ (,,・∀・)∧ ∧ 霊ナニだから擬音省略 (_っ■ミ,・∀・ミ ← モザイク配慮! 身分の高い房千代の方が大歓迎な感じで受け入れちゃってるから、寺側も強く注意もしにくいってのもあって、 寺なんて厳かであるはずの場所で繰り広げられていた二人の痴態は 知ってしまった人も見て見ぬふりするしかありませんでした。 盛り上がりたい人は周囲に薔薇の花が散ってるような退廃的なロマンチックな絵柄で想像しといて! ・ ですがある日。武家が房千代の身柄の引き渡しを要求してきました。 具体的には政略結婚のため。戦国武将同士が家の関係を良好にするため、 非嫡出子でも武将の実の息子の房千代を別の武家の娘に婿入れ(人質扱い)させるって理由でした。 ∧ ∧ ∧ ∧ ミ,,T∀Tミ(д= ,,) @_ っっ cc ) ┌───ヘ───────────────────────────────────── | 今まで家から遠ざけられていたのにあの家は更にこのような仕打ちで自分を甚振るのか…。 | いやだ、見ず知らずの女人の婿になどなりたくない。女人などに興味はない! | 私が求める心も体もただ一人、ちびたんだけだというのに…うぅぅ └─────────────────────────────────────── ・ 純愛って面もあるけどそれ以上にお互いナシではいられないほど欲望を際限なく重ねてきた関係。 二人の出した結論は駆け落ち。だが夜の雨の中、房千代は足を滑らし滑落、 打ちどころが悪くてそのまま息絶えてしまう。 (それがフサたんが滑り落ちた場所ね!普通なら死なない程度の場所だけど房千代は運が悪かった!) ・ 事態は発覚し、その理由も周知の事実。放心状態で動けなくなっていたちびたんは 弩弓祖郡のこの現場からそう遠くない牢獄に送られ、武将の息子を穢して死に追いやった罪で処刑されます。 そして霊になってから、霊でもいいから房千代に逢いたい未練で、彼の亡くなったこの付近を彷徨う地縛霊に。 . 874:(14/71):2024/04/26(金) 21:42:42 そんな霊が今フサたんを見て ''''' '''';;;;;;;,,,;;;;;;'''''';;;;,,,, ''';;;;,,, ''';;;,,, ,,,,,;;;;;;'''''';;;;;,,,,,,,,, ,,,,,,;;;;;;;'''''' ,,,;;;'''''' '''';;;;;;,,,, '''';;;;,,,, ''';;;, ,,,,;;;;'''' ''';;;;,, '''''';;;;;;,,,,,;;;;;;;;'''''' ''''''''' ''''''';;;;;;,,,, ''';;;; ;;'' ,,,;;;;;''''' '''';;;;,,, '''';;; ''''';;;;;;;,,,,,, ''''''''';;;;;;;;,,,, ; ;' ,,,,,,,,,,;;;;;'''' '; ''''';;;;;,,, ''''';;;;;;;,,,,,,, ''';;, ''' ' '''; ∧△∧ (T∀T;;;) (uu_,,) ┌─────────ヘ─────────── | 房千代…。これからはずっと一緒だよ… | また二人でひとつになろう…? └──────────────────── とか言い出してますよ!!フサたんピンチの予感!! . 875:(15/71):2024/04/26(金) 21:43:36 【 キャンプ話 その3 (一日目) 】 ・ フサたんを房千代の生まれ変わりと思ってしまった地縛霊のちびたん。 でも一つ、大きな動揺がありました。 ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ ( 房千代を抱えるあの霊は…一体何者!? ∧△∧ ) 房千代とどういう関係…!? (・д・;) ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~' o 。 いちゃいちゃ♪ * ∧ ∧ * (,,^Д∧,,∧ /^Vyミ∀・,,ミ |  ̄b Uミ /ヽ__ノ ,,,,ミ ←実際はこんな ⌒ (_/(_/ 見つめ合ってなかったけど ちびたんにはこう見えてた フワッ ノノ 自分に一途でいてくれたはずの房千代が見知らぬ男… しかも自分と同じような霊になってる男に抱きかかえられて抵抗もしてないのです。 ┌───────────────────── | こりゃ楽ちんだな!ついでにキャンプ場の | すぐそばまで飛んでくれよw └─────v────────────── | うっぜぇ…調子乗んなよ? └────v───────── あんまり遅いとしぃちゃんの班に 迷惑かけちゃうから しゃーないけど ∧ ∧ (皿-;∧,,∧__. 三三==- - ∧△∧ / ミ^∀^,,ミ/⌒ 三三==- - (д・;,,) 〈 boと O | (uu ) ))) └〈 ミ / フワ… し ちびたん、空のランデブーを楽しんでる風な二人の後をつけようとしますが . 876:(16/71):2024/04/26(金) 21:44:44 ┌───── | ん? └──v─── r、 __ _| \ \ / ', ト rゥ / ヽー ,. イ ̄` 、 ___ノ </ \ / , -‐ '" / /⌒', \_ / / ノl 。゚⌒/ ∧ \ / / | 〈7 / ∧  ̄ ̄ ̄ ̄ / 気配を察して振り向こうとするギコにちびたんはビビり身を隠します。 でぃちゃん達の研究室で自分の体の仕組みを知ったギコは 自分の霊力の流れを前より把握できるようになっていて、 霊としての形態もかなり安定してきています。 電車での痴漢怪異『長岡くん』を倒してしまえたほどのギコの霊力も 他の雑魚な下級霊から見ればかなり脅威に見えるモノでした。 「この霊には自分じゃ絶対敵わない」と感じたちびたんは その場で追いかけることは諦めました。 . 877:(17/71):2024/04/26(金) 21:46:44 ・ 学校行事としてはこの後、楽しい野外夕食作りやキャンプファイヤーなどあるのですが、 「誰々が料理焦がしちゃった♪」とか「誰々が激マズ料理作っちゃった><」みたいな テンプレエピソード、今更描いてもつまんないから省略ね! せっかくのキャンプファイヤーも、今登場してるこの学生達、男女間でぜんっぜんフラグ立ってないから いいムードの匂わせエピソードも入れる余地もないから略! ってことで場面は夜のバンガロー、男子部屋でのいかがわしい雑談タイム。 ・ 雑談メンツとして男子キャラも増やした方がいいけど設定面倒だから適当に他にも人数いるって想像しといて! 男ばかりということで当然エッチな雑談もはじまります。 全員がどれくらい女との経験があるか晒し合いにもなりますが、 「バレンタインで義理かよくわからないチョコ貰った」とか「手くらいなら繋いだことある」とか 「偶然パンツみちゃった」とか、まぁメンツ全員たいした経験もない童貞揃いでした。 自分の経験値が低すぎることを 自覚してるから積極的に話題に乗らずに聞いてる勢 ↓ 転校時の学校デビューが硬派ヤンキー風味だったから Å 本当は興味津々で加わりたいのに、あんま仲良くない男子も多いから / \ ∧,,∧ ← 本性晒さずに遠慮して聞く側に回ってる勢 (;´Д`) ミ;・д・ミ ヨソの男子から「はぁ…やりてぇ…女のおっぱい揉みてぇ…」なんて声が聞こえます。 . 878:(18/71):2024/04/26(金) 21:47:57 ・ そこでフフンといった態度で口を開くフトモナ。 「太ってる俺のおっぱいは女のおっぱいと同じ感触だぜ?触らせてやろうか?1分100円で。」 /\__/\ (  ̄∀ ̄ ) ∧_∧ ∧_∧ ∧,,∧ ( ) (Д ;) (Д ;) ミд・;ミ 聞けばフトモナ、中学時代に欲求不満の友人に揉ませろーと言われて金取ったことがあり、 たまに隙あればそうやって欲求不満男子を釣って小銭を稼いでいたそうです…。 デブのおっぱいは一部のバカ男子の間で需要があるのです!! (フトモナ本人は何も性的なことは感じてない様子) 「たった1分で100円は高ぇよ…」とか「本当に女のおっぱいと同じ感触なのか?」とか そもそも男のおっぱいなんかで妥協していいのかってどよめく面々を前にして、 ┌───────────────────────────── | 俺だと思わずに | 目をつぶって好きな女の顔を想像しながら触ればいいんだよ。 | ほーら見てみろ、ボリューム満点の谷間だぞ♪ └────v──────────────────────── /\__/\ (  ̄∀ ̄ ) ムギュ ∧_∧ ∧_∧ ∧,,∧ ( つ )( と ) ムギュ (Д ;) (Д ;) ミд=;ミ …5人ほどの男子が釣れました。「…なんか違う…絶対違う…」と後悔した男子も 自分だけ被害にあうのは嫌なので「お、おう…なかなかよかったよ…」なんて反応するから 続々と体験希望者が。ドケチ守銭奴フトモナはたった5分で500円もお小遣いをゲットできました! . 879:(19/71):2024/04/26(金) 21:49:02 釣られたバカ男子の中にはフサたんも。 フッフッフ モミモミ /\__/\ ∧,,∧ ( 確かに逢魔時よりプリプリのおっぱい感あるし、 (  ̄∀ ̄ )ミ皿=;ミ 。o ( 初めて揉んでみて揉み心地もあるっちゃあるけど… ホント? ( U ) )と ミ ( ホントに女のおっぱいと一緒なんかこれ??? うわっ!目を開けたらフトモナの顔!!!orz 昼のエロ風味雑誌の件といい、またしてもフサたんはアホな一時の欲望で クソくだらないことに時間(と100円)を費やしてしまった自分に激しく自己嫌悪でした。 ・ と、学生の馬鹿なノリの範囲で行われていたこの様子を、気配を隠しながらバンガローまで やってきたちびたんに見られてしまいます。 ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ ( 房千代…!?今度はそっちの男、一体オマエの何なんだ!? ) あぁ房千代からあんなに男の体を求めてるなんて…!! ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~' _____ o | .| 。 アァ我慢できないっ | ∧△∧ .| しょうがないにゃぁ | (・д・iii) |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ * モミモミ * /\__/\ ∧,,∧ (*  ̄∀ ̄ )ミд=*ミ * ← ちびたんの目に映った光景 ( U ) )と ミ . 880:(20/71):2024/04/26(金) 21:50:23 ・ ちびたんの中で一つの考えが。 ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ ( 生まれ変わった房千代は昔と変わらず女人より男子を欲してるようだ…。 ) だがあのシュッとした感じの霊といい、この太ましい巨漢の男といい、 ( あまりにも手当たり次第で無節操な…。 ) オマエはド淫乱だったけど、それは俺に対してだけだったじゃないか…!! ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~' o 。 ∧△∧ (:∀;,,) (uu_,,) ''''' '''';;;;;;;,,,;;;;;;'''''';;;;,,,, ''';;;;,,, ''';;;,,, ,,,,,;;;;;;'''''';;;;;,,,,,,,,, ,,,,,,;;;;;;;'''''' ,,,;;;'''''' '''';;;;;;,,,, '''';;;;,,,, ''';;;, ,,,,;;;;'''' ''';;;;,, '''''';;;;;;,,,,,;;;;;;;;'''''' ''''''''' ''''''';;;;;;,,,, ''';;;; ;;'' ,,,;;;;;''''' '''';;;;,,, '''';;; ''''';;;;;;;,,,,,, ''''''''';;;;;;;;,,,, ; ;' ,,,,,,,,,,;;;;;'''' '; ''''';;;;;,,, ''''';;;;;;;,,,,,,, ''';;, ''' ' '''; ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ ( そうか…!アイツ生まれ変わって俺のこと忘れてしまったんだ…! ) だけど体は覚えていて誰彼構わず男を欲してる状態…! ( ) このままじゃなんと哀れなことだろう…!あぁ俺のこと思い出させてやるからね…! ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~' o 。 ∧△∧ (=д=;;;) (uu_,,) なんてアンジャッシュのすれ違いコントのように、ちびたんの中でフサたんの誤解度が高まります。 もうさ、この方向性、俺がちゃんと真面目にAA描かずにあらすじで済ましてるワケがわかってきただろうw . 881:(21/71):2024/04/26(金) 21:51:43 ・ 初めて来た野山で夜の散策をしていたギコがキャンプ場に戻ります。 散策中はこの山の木の精霊をはじめ、小動物の妖怪等無害な霊的なナニか達の存在は たくさん確認できました。 特に恐ろしい怪異がいる気配はなかったようです。 キャンプ場に戻ってバンガローの地域でナニかの気配をちょっと感じましたが 弱いしもう消えた… ∧ ∧ 秋の虫の怪異とかだったのかな? (,,゚Д゚)__. レyレ /⌒ 〈 o_フ └〈_/ し ギコより弱そうだけど感知能力と気配消しはギコより上回ってたちびたん、 いち早く気づいて気配を消して撤退します。 『房千代待っててね、アイツのいない時を狙って助けてあげるからね』と思いつつ。 . 882:(22/71):2024/04/26(金) 21:52:44 【 キャンプ話 その4 (二日目前編) 】 ・ 朝から青い顔をしたフサたんがギコに相談を持ち掛けます。 「魔除けのお守り…気づいたら無くなってた」と。 記憶を辿ると、どうやら雑誌を取りに行って滑落した時に落としてしまった気がする、とのこと。 ギコ大急ぎで現場に探しに行きますが見つかりません。 フサたんはお守りを貰って以降、実際に怖い怪異に直面したこともなかったので 油断していたという部分もあったようです。しょぼいお菓子と交換したこともあって、 すぐに新しい品が用意できる程度のモノって認識もあったようです。 ですがギコとしては自分がでぃちゃんの実験台になってまで得た品で、 尊敬してるタカラがバイトまでして材料費を用意してくれた貴重品を あんなクソくだらない理由で無くしてしまって、それを朝まで気づかなかったなんて 無神経なフサたんに怒りが隠せません。 フサたんも事態の重さに気づきギコには平謝りでしたが、 失くしちゃったんだからもう仕方ないですよね。 ギコは登山には付き合わず、昨日のハイキングコースを念入りにお守り探しをすることを選びます。 霊力皆無で霊には激ヨワなフサたんの面倒はしぃちゃんに任せることに。 ┌──────────────────────────────────── | まぁ一緒の班だから一緒に行動してりゃいいだけだから別にいいけどー。 | でもどーして落としちゃうワケ?普通に持ってたら簡単に落とさないよねぇ? └───────v───────────────────────────── イヤホント ごめんなさいと プンプン 言うしかないです… ∧ ∧ 人に説明できないほど (Д-#) アホな理由で失くしやがって ∧,,∧ ∧ ∧ /y∨^ヽ このバカ ミ,,;=дミ (゚っ゚*) 〈 |ニ | 〉 \ ミ U .| U 〈_〈_|_ル'⌒` ミ ミ | ) ヽ_)ヽ_) U U U U 883:(23/71):2024/04/26(金) 21:53:51 ・ 脅威だったギコが離れてチャンス!と思ったちびたんでしたが、 学年全体でぞろぞろ行動する学生達の列にはひるみます。フサたんの単独行動を望みますが、 その願いとは裏腹に一行は地縛霊のちびたんにとって「地縛の壁」の外、 出入りできない山間部の登山を始めます。 ちびたんはフサたんの下山を待つことに。いろいろ募らせながら。 ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ ( 房千代…早く帰ってきて… また俺と一緒に ) こんなことそんなことあんなこと…♪ ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~' 巛〃ミ||//ヾ彡ミ/〃彡::::::::::::ミ〃巛ヾ||ッ//彡从〃彡:: 彡/〃/ミ〃/ヾ〃|彡,,::;.l;::'.;;l;:'';.;;::;l:;.;::川巛ヾ〃ミ/从彡ミ彡〃ヾ::; ヾ/巛||_/ミミミ〃ミ;;::;l :,;:;,:;:l;:,;l:;,:;l:,;:,;:,;l:〃川ヾ//从彡〃ヾ从ヾ;;:::l; 巛ミ/|||/川ミヾ〃彡::, ∧△∧:,::;:::::,:;:l::;,:;:;:,::,;::,;:/从||ヾ|||彡ヾゞゞ::l;:l:;: .ミ≧||||;||巛彡/,:;:: (-д-*),::;:::::,:;:,:,::,:,;::,:::;,::,:;ミ从||;|::|彡;:::::;: ::ヾ|;:l;;l;::l||/::,::::;, (uu_,,) ;:,:,::::,;:::,:::,;::::,:;;:|;;:l;:l||;l|;;;:::;:::: :::.|;l;:l;;:l;:l|,:::,;:::: -;;: ;;,::::::::;;;;;:,;:::,:;:::::::,::,;|l;:l::;|;;:l|:;;:::;: Mw从wWWmwW从mWw从wWmM从MwWMw从MwWmWW从 戦国時代から細々存在してきた無害だった地縛霊でしたが、 自分の一番の未練を昇華することが目の前にある状態で、 彼の持っていた霊力も禍々しい方向に変化をしはじめていました。 . 884:(24/71):2024/04/26(金) 21:55:23 ・ ここでちょっとしぃちゃん&ギコ君の事前エピソード。 登山靴を買ってからのしぃちゃんは、靴を慣らすため二壺神社の裏のちょっとした山とか 普段も探索して足腰を鍛え始めてました。ギコはそのやる気を最初応援していましたが、 また神社付近に生息してる例のちっこいヘビちゃんと遭遇して 特別に偏った愛情深さを見せるしぃちゃんに何か察することもあったようです。 だからフサたんとの険悪ムードだけでなく、登山を張り切るしぃちゃんを見ていたくなかった、 ってのも、登山に付き合わなかった理由でした。 /| /| 今日はこんなとこにいたんだ♪ . /::::`―/::: | 元気? /:::::::::::::::::::: | ∧ ∧ /::::::::::::::::::::: ヽ (,, *゙ヮ) ~ |:::::::::::::::::::::::: | / U wiilww ヽ:::::::::::::::::: / ( ノ wiilww \:::::: / U U |;;;;;;;;;;;; ̄>- 、 /;;;;;;;;;;;;;;/ ヽ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ | 885:(25/71):2024/04/26(金) 22:01:02 ・ ギコのそんな気持ちは知らずに登山するしぃちゃん。周囲がうわーってなってる険しい道でも 山赤に連れ去られて一人彷徨ってたあの悪路に比べれば全然どうってことのない安全な道です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ゙" ゙"゙ ゙" ゙"゙ ,/l/ ...;;: .. ../゙"゙" ゙"゙" ゙" ゙" ,, " ゙"゙ /l/''/,, ,,;/'' /,, ゙"゙"゙" ゙"゙" .゙"/⌒ ⌒ ̄\,,_ノ^ヽ lヽ ゙" ゙"゙ ゙" ゙"゙゙"゙"゙" ゙" ,,, ゙"゙" ゙" _ ./ ノ\ヾヽヾ ,,ヽ/"" ゙" ゙"゙ "゙ "゙ ,, :: '' ヽ ゙゙"゙ "゙" \ | /| ll; ;; :|⌒~'''⌒\ノ^ゝ_,,, ,, _,,  ̄ヽ / ゙゙ "゙ "゙ " / ̄ ̄\/ ̄\| :: ;;:: :ヽ/^/\,/ ヾ ゝ_ノ|'' '' ,,〉゙゙" ゙ "゙" ノ ̄ヽ_/ / 。 。 l: :;. :./\|__|\ / ,) |ll ,/_,、,,,_゙゙"゙"゙" ノ\_, / ̄|,/ ̄ wノ: : ::...;;|\ /\'' ̄ /l| 〉,, ,, |ll ll ゝ ヽ | ,/ _;: 川 ::;|_ / ̄ /~ |llノ'∧ ∧ 〉 ノ ,| | | ノ :;| ;l ::: :: ;::: |~ |ll | 〈 (д *) ゝ、 〈_ ノ、__;_ノ人__/~\人__, :: :: :,ヾ/__ノ 、___ノ 、_(ヽノ |メ、 _人 :|/ ... .. ....l ::; ;;: 川:: 。 o と_人) ヽ ̄ ノ ... .. ... ..。ノ;::; ;; ;;:::ノノ... ./| ̄`フ ツルッ YY _ノ| ̄);: :; ll;;: ;::: l| ノ||ll; | ずてんっ ノ| l ; : ::.  ̄| l ~|ll\__,,,, ,,,/l ̄~ノ〈 ゝ /l::; ::;; ;;l,,|~~ ノ :::.~::| |ll⌒:::: ,ノ ̄|| ,| 〈 。l ;;: ..。 。::. : 。:ヽ ':、 ..\... llノ ( ノ 〈、 |ll ノ ゝ l ノ ノノ :) :) . :: :::) ::~ ::::. | |ll |ll ~(、 、_, :ノ :' ..:::: そしてどんな悪路だって、モララーがいれば。 森の木々の合間を縫うように軽やかにスピードをあげる彼の背に乗せられ訪れたのは 誰も知らない秘密の滝。 山奥にひっそり咲く一面の花畑。 彼が自分を狭い世界から連れ出してくれたから 自分の眼の前に 今まで知らなかった風景が一気に広がり 世界は急に彩りを放つようになった。 Α_Α ( *>∀<) びゅーーん ハi|"~^^~7、 / |___●_| 〉 - -==三三 <_ノ」|_|」ノ - -==三三 Α|_|_|_|_|_| - -==三三 / ̄  ̄ヽ / <(i)> \ .| /∨∨∨ / ̄ ̄ ̄\ ∧ ∧ \∧∧∧ / \ (,,*゚ヮ) / / /⌒\ \ / つ / ̄ ̄ ̄ |\ / / \ (__⌒) / | \/ / \ し' / \ / / \ / \_/ \__/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ …あの時の自分が最高に幸せだったと今更ながら実感。逢いたいね。消息を知りたいね。 その前に少しでも足手まといにならずに歩ける自分になっておくからね。 なんて想いを抱えつつ、周囲にはバレないように明るく談笑を続けながら登山を続けます。 . 886:(26/71):2024/04/26(金) 22:02:44 ・ ギコの方は通ったハイキングコース全部、炊事場やトイレ、イベントやキャンプファイヤーあった場所、 キャンプ場駐車場からバンガローまでの道、 バンガローに置かれたフサたんの荷物までチェックしてみましたが 魔除けのお守りを見つけることはできませんでした。 ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ ( こんな山で小さなお守りひとつを探すことに ) 無理があったか…。 ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~' o 。 ハァ… ∧ ∧ m (,,;゙Д) ノ /i^ヽレ' ___/ |ニ|〉. \⌒ヽ_ノ ノ__)  ̄ (_/(_/ _,,-'~''^'-^゙-、 '~''^'-^゙-、 _,,-'~''^'-^゙-、 '~''^'-^゙-、 '~''^'-^゙-、 _,,-'~''^'-^゙-、 _,,-'~''^'-^゙-、 ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝ;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝ ゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝ;; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾ; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ; ゞヾ;;ゝヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾ ;ゝヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;;: ヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;; ヽゝヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;;: ヽ;;|;il|ゝ ヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;ヽ |;il| |il| ヾ:|il,,,..,,, |;il| |il| ヾ:|il,,,..,,, |;il| |il| ヾ:|il,,,..,,, |;il| |;il| |il| ヾ:|il,,,..,,, こうなったらギコも諦めるしかありません。 バカなフサたんもムカつくし、結局モララーのことばかり考えてるしぃちゃんにもムカつく。 探し物も見つからない、憧れてるタカラさんの努力を踏みにじってしまったような やりきれなさもあり、全く楽しい気分になれませんでしたが もう一人でいても仕方ないし、とりあえず皆が登山してる山に向かいます。 . 887:(27/71):2024/04/26(金) 22:04:00 ・ ギコが合流した時はちょうど一行が山頂についた頃でした。 もー読者視点でもそろそろムカついてくるほどモララーのことしか頭にないしぃちゃん、 モララーに「忘れないで」と言われた山の景色と似てるようで全然違う、 あの時のモララーのいた夏景色ではなく彼のいない秋山の風景の切なさについ涙が。 Α_Α * ( -∀-) * * * * ⊂二⊃ ⊂二⊃ ⊂二⊃ ...................................................................................................................................................... : : : : : : : :: : : : : : :: : : : :: : : :: : : : : :: : : : :: : : : . :: .: : :.. :. :.: :. .. . .:. :.: :. .:.: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: . : ..: .:. 、,、w..:、,、、,、w:.、,、v、,;;/ .............................. ;'''';,,;''''''';;,;''''';;;'''''';,,;' ,、,、,、wリ゙W゛jリwj从リj"W゙リwリ゙W゛;;;;;;;/ .......,,,,,,,........,,,,,,,,,,,,,,,`ii"i;:,;:,;:,,:i;;;;;i;; :;:;;;i;; 从;: `:、リ゙W゛jリw''、`'.、,:`:,,‐'゛' ;;./ ... , , , , , , , , , , , , , , , ,`,.li,", !!, ,`li,"`l `wリ゙W゛jリwj从リj`'.、-='´ / , , , , , , , ∧ ∧ , , , , __,,,...〟-‐…・・・ .wj从リj`'.、 ,:,-‐'゛,,vw-‐W゛:/ __,,,...〟-‐…・・・''' (T* ) "~"''''"~ ,,,...〟-‐…・・・''''"~"::;;, ;; :::;; ..,:: | U | ) U U 888:(28/71):2024/04/26(金) 22:05:21 うぉ!しぃが泣いてるじゃん \ なんだなんだ / こら!フトモナ!からかうんじゃない! 逢魔時は感受性が高いんだよ! ∧ ∧ /\__/\ ∧_∧ この美しい景色を見たら繊細な人間ほど (TーT*) (  ̄Д ̄ ) 。・(。¨∀¨。)・。 心動かされるもんだっ! うわーーーん | U ( ) ( 担任 ) 大自然って素晴らしいじゃないか…っ! | ) | | | | | | U U (___(____) (__(_) 担任のちょい的外れなフォローで、「確かに涙がでてもおかしくないほど素晴らしい景色だな、 頑張って登山してよかったーー!!」って登山の感動をクラス全体で味わう素敵な雰囲気に。 学校行事としては最高の結果だね! ・ 唯一、しぃが茂名村の被災者であることを知っているフサたんには、 ギコの前で泣きじゃくってたあの時のしぃの姿が重なります。 「やっぱ田舎の山のこんな景色はトラウマ抉られる何かがあるんだろうか?」って。 同情の気持ちは湧くけど、別にしぃのこと好きでもないから何もせず見ています。 ∧ ∧ (T* ,,) |U | | ) ∧,,∧ U U ミ∀=;,,ミ 889:(29/71):2024/04/26(金) 22:06:32 ・ しぃちゃんの様子を把握して近づくギコ。 ∧ ∧ (,,゚Д゚) /i^ヽレ' ___/ |ニ|〉 ∧ ∧ \⌒ヽ_ノ ノ__) (゚* ,,)  ̄ (_/(_/ |U | | ) ∧,,∧ U U ミ∀・;,,ミ ついギコに向かって手を伸ばしちゃうしぃちゃん。 フサたん的には前に屋上の踊り場で見た二人のいちゃいちゃを また見てしまうのかと身構えてしまいますが ∧ ∧ (,,゚Д゚) /i^ヽレ' ___/ |ニ|〉 ∧ ∧ \⌒ヽ_ノ ノ__) (T* ,,)  ̄ (_/(_/ と | | ) ∧,,∧ U U ミ∀=;,,ミ 今回のギコは静かに手を繋いであげるだけ。 ∧ ∧ (,, ) ∧ ∧ / i^ヽ (* ) / | bと | Σ__ノ ノ | ) ∧,,∧ (_)(_) U U ミд・;,,ミ 890:(30/71):2024/04/26(金) 22:07:49 傷ついてるしぃちゃんのそばにいて癒してあげたい。 先日心にそう誓っていたはずのギコですが、今は割と義務的にそれをやっています。 l´ヽ l´\ | ,―| ヽ / | | rュ rっ l ー ノ `ュ r‐、 ∧ ̄|\`/| ̄/ヽ / |.ヽ|`//|/ | ∧ / . |..§ § | ∧ だって今の彼女の手から溢れる熱い祈りが自分に直接流れ込んでこない。 この祈りは自分に向けたモノじゃないってありありと伝わってくるからです。 何もかも許した広い心で人としての大きな愛を注げるような洗脳されたタカラと違って、 自分は心の狭いちっぽけな人間(じゃなくて霊だった)だと再確認。 昔のギコなら自分の器の小ささに落ち込み自己嫌悪するだけでしたが、 今のギコは「この不愉快さは洗脳されてないからこそ感じる 自分の正直な本心なんだ」って、自分を肯定する気持ちです。 . 891:(31/71):2024/04/26(金) 22:09:21 ・ ギコの思った以上のテンションの低い表情にフサたんは以前のギコとの会話を思い出します。 霊が人間に恋したり欲望を持つことは危険でタブーだという話。 そうか、ギコは自分の想いをめっちゃ抑制してるんだな…ってフサたん一周遅れの解釈!! ∧ ∧ (,,-Д) ∧ ∧ / i^ヽ (* ) / | bと | Σ__ノ ノ | ) ∧,,∧ (_)(_) U U ミд=#,,ミ ギコの気も知らないで無神経にギコを頼ってるしぃにイラッとした気持ちが。 ・ 下山中も一人上空を飛んで無口なギコ。しぃは必要な時だけそっと支えてくれるギコの優しさと解釈してますが、 フサたんはギコの不機嫌さを感じ、気が気じゃありません。自分も怒らせてるし、しぃも無神経だし。 下山したらせめて自分は真剣に謝ろうと考えてます。 ∧ ∧ (Д ,,)__. レyレ /⌒ 〈 o_フ └〈_/ し ギコ君優しい ∧,,∧ ∧ ∧ やっぱ推しー♪ ミ・-・;ミ (゙ヮ゙*,,) 892:(32/71):2024/04/26(金) 22:09:59 急に振り返って森の一点を見つめるギコ。 ギコを気にしてたからいち早く声をかけるフサたん。 て ∧ ∧ て (( (,,゚Д゚)__. レyレ /⌒ 〈 o_フ └〈_/ し どうした!? ? ∧,,∧ ∧ ∧ ミд・; ミ (-゚*,,) ┌───────────────────── | 魔除けのお守りが…ONになった…! └─────v──────────────── ∧ ∧ (;゚Д゚)__. レyレ /⌒ 〈 o_フ └〈_/ し ┌────────────────── | おおー、位置がわかったってこと? └──────v──────────── ∧,,∧ ∧ ∧ ミ・Д・;ミ (ヮ゚*,,) ┌───────ヘ─────────── |じゃ、じゃあ俺が取りに行ってくる!! └────────────────── . 893:(33/71):2024/04/26(金) 22:10:41 ┌─────────────────────────── | 俺が行くよ。人間には無理だ。 場所的にたぶん鳥の仕業だ。 | 木の上だし、人間がそこまで行けるような道もない。 └───────v───────────────────── ∧ ∧ (,, -Д) /i^ヽレ' ___/ |ニ|〉. \⌒ヽ_ノ ノ__)  ̄ (_/(_/ ┌──────────────────────────────────────── | でもスイッチが入ってる状態の魔除けなんて!ギコにとってめちゃくちゃ苦手な奴なんだろ!? └─────v─────────────────────────────────── | あ、そうじゃん…!私達じゃわからなかったけど、 | 試しに動かしたらブブちゃんは死んじゃうし | ギコ君も一瞬で逃げてたっけ…。 | | ねぇ、もう今回は諦めて | またでぃちゃんに今度はタダで作ってきてもらおうよ…? └──v───────────────────────── ∧,,∧ ∧ ∧ ミ;・д・ミ (ii゚-゚) 894:(34/71):2024/04/26(金) 22:11:14 しぃちゃん、ギコのお守りへの思い入れを知らずに踏みにじる発言を。 ┌────────────────────────── | いい。俺が勝手に自分で取りに行きたいだけだ。 └──────v─────────────────── ∧ ∧ (# Д) /i^ヽレ' ___/ |ニ|〉. \⌒ヽ_ノ ノ__)  ̄ (_/(_/ ┌───────────────────────── | じゃ、じゃあここで待ってるから十分気をつけて… └────v───────────────────── ∧,,∧ ∧ ∧ ミ;=∀=ミ (ii゚-゚) 895:(35/71):2024/04/26(金) 22:12:28 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| |||||||||||||||||||||||||||| ┌──────────────────────── | …こんなところで待たれてもかえって迷惑だ。 | 集団行動乱さず皆と安全に下山しとけよ └────v─────────────────── r、 /| | ヽ、 _/ | | `"´ l l ', | l l # 弋ァ rヤ | ヽ _ / ` > _ / /\ r 、  ̄|\ \ / /l \ | \ / / | ギコ君、らしからぬ口調ーーー!! そのままギコは飛び去って行きました。 さすがにこれにはしぃちゃんもギコの怒ってる様子に気づいたようです。 ∧,,∧ ∧ ∧ はわわわ ミ;=д=ミ (ii゚っ゚) U ミ U | ┌─────────────────────────── | ほらぁ!フサたんが簡単にお守り失くしたりするからーー!! └────v─────────────────────── むっかぁー ∧,,∧ ∧ ∧ ミ,,#・дミ (゚っ゚#) U ミ U | 。 o ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ ( 半分は貴様のせいもあると思うぞ? ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~' …ここは相変わらず全然仲良くなりませんね…。 . 896:(36/71):2024/04/26(金) 22:13:21 ・ 魔除けのお守りがあると思われる位置に向かうギコ。 ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ ( …くっ 稼働してる魔除けに近づくにつれ耐えきれない不快感とダメージが…! ) でも正確な場所が痛いほどよくわかる!!一番俺が苦しいと思う場所を目指せばいい!! ( 逆に素早く近づいてすぐにスイッチを止めれば…!!! ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~' o 。 ∧ ∧ - -==三三 (ii;=Д) - -==三三 /i^ヽレ' ___/ bニ/ 〉. \⌒ヽ_ノ ノ__)  ̄ (_/(_/ \\\ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | /// 三 三 三 あったぁぁーーー!!! スイッチOFF!!!! 三 三 /// | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | \\\ ∧ ∧ (ii;=Д) カチッ /i^ヽレ' ロ __/ bニ/ 〉ノ. /// \⌒ヽ_ノ ノ__) \\\ ///  ̄ (_/(_/ /#;゚≦ カァ!! 彡ミ;;;;;;彡ミ ^ ^ ミミミミミミミミミミ ミ ミ ミミミミミミミミミミ // どうやらカラスがお守りを光モノとして拾っていたようです。 嘴でつついた拍子にスイッチがONになったのでしょう。このカラスは純粋な動物で、 怪異ではないので魔除けの効果はまるで影響なかったようです。 .