ウッウ

Last-modified: 2024-04-29 (月) 13:00:46

登録日:2020-01-08 (水) 22:23:08
更新日:2024-04-29 (月) 13:00:46
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Tag: ポケモン ポケットモンスター ウッウ うっ! 百均のホウオウ サシカマス ピカチュウ うのみ まるのみ 剣盾 第八世代 みず ひこう ポケモン解説項目 うのミサイル うっうー 高槻やよい ζ*'ヮ')ζ カズーイ フォルムチェンジ 無進化ポケモン 忘れっぽい フリーズドライ4倍 ウッウロボ 845 愛河里花子 ライバル迷走の象徴



相手を一撃で打ち負かすほどパワフルだが、忘れっぽいので戦っている相手を忘れる。



ウッウとは「ポケットモンスター ソード・シールド?」から登場するポケモンである。

【データ】


全国図鑑?№:845
分類:うのみポケモン
英語名:Cramorant
高さ:0.8m
重さ:18.0㎏
タマゴ?グループ:水中1、飛行
性別比率:♂50 ♀50

タイプ:ひこう?みず?

特性?:うのミサイル(後述)
隠れ特性:なし

  • 種族値?
    HP:70
    攻撃:85
    防御:55
    特攻:85
    特防:95
    素早さ:85

合計:475

努力値?:特防+2


【概要】


『鵜』をモチーフにしたポケモン。
?に対しとても貪欲で、エサであるサシカマス?の他、手頃な大きさのものはとりあえず飲み込んでみようとするチャレンジ精神の持ち主。
その結果、間違いに気づいて慌てて吐き出すこともある。
脳天気そうな見た目とは裏腹に相手を一撃で打ち負かすというパワフルさを持つが、その代償としてオツムの方は少々心許なく、
そもそも戦っている相手を忘れていたり、うっかり間違えて他のポケモンに食らいついてしまうこともある。
流石に信頼を置いたトレーナーならば忘れることはないが、食べ物を横取りされたときは途端に牙を向いてくる。


【ゲームでのウッウ】


野生の個体は9番道路に出現。
クリア後にはワイルドエリア?『キバ湖の瞳』に固定シンボルのものが登場する。
オノノクス?キテルグマ?が出現するエリアを何食わぬ顔で飛ぶその姿はどこか強者感を漂わせる…かもしれない。
またホップがスランプ時にパーティに入れてたポケモンの一匹で、プレイヤーによっては彼が使う個体で初対面となるだろう。
なおスランプ解消と共にリストラとなったが、エンディング後に再びパーティインする。
のだがその直後友情ゲットで仲間になった伝説のポケモンと入れ替わってしまうのであった…。

DLC『鎧の孤島』ではマスター道場にてハイドが開発したウッウロボが登場する。
4つのアイテムを投入すると新しいアイテムを1つだけ吐き出すというウッウを再現した機能を持っている。
それまで入手困難だった「かえんだま?」や「しんかのきせき?」はもちろんのこと、
ぼんぐりを投入することでガンテツボール?やサファリボール等の希少なモンスターボールも入手することができる。
ただし、希少なモンスターボールについては超低確率でしか入手できないので注意。

SVでもDLC第一弾?で登場。
それだけでなくライバルとも言えるスグリ?の手持ちに入っている。
…と言いたいところだが一戦だけの採用ですぐにパーティから外れてしまう
というわけでこのウッウはライバル級キャラ2人に採用されながらも3回もリストラされるという名誉なのか不名誉なのかわからない稀有なポケモンと言えよう。


【アニメでのウッウ】


『劇場版ポケットモンスター ココ』に初登場。
サシカマスを食べようとしていた所をサトシ?と遭遇。
サトシのピカチュウの『でんこうせっか』の突撃をくらってしまったことで、うっかりピカチュウを丸呑みしてしまう。
勿論大人しく丸呑みされているピカチュウではなく、『10まんボルト』で脱出した。
なおサトシはゲットしたがっていたが、10まんボルトを浴びた事ですぐさま逃げ出した。

【対戦でのウッウ】


パワフルという設定の割に攻撃・特攻は85と凡庸。
物理技に打たれ弱く、素早さも決して遅くはないものの、周りと比較すると今一歩届かないという印象が強い。
そもそも一番高い特防が95と100を越えるステータスが一つも無いなどバランスが悪い。
と、ここまで書けば『ただの種族値の低いポケモン』という言葉で一蹴されてしまうが、それでは彼の魅力は伝えられない。

そんなウッウの真骨頂は専用特性?である『うのミサイル』にある。

これは『なみのり?』もしくは『ダイビング?』を使用すると獲物を咥えて戻ってくると言う、謂わばフォルムチェンジ?をする特性である。
HPが半分より上の時はサシカマスを飲み込んだ『うのみのすがた』となり、相手からの攻撃を受けるとその勢いでサシカマスを発射し、相手のHPを最大値の1/4減小+防御1ランクダウンの効果を与える。
ちなみにサシカマスは満腹時には極端に動きが鈍ってしまい、その隙にウッウに捕食されてしまうのだが、噛まずに飲み込もうとするため度々ノドに詰まらせてしまうらしい。



HPが半分以下の時は、『まるのみのすがた』へと変化する。
こちらはHP(最大値の1/4)減少に加え、相手をまひ?状態にするという強力な性能。
ちなみにこの状態で咥えるのはなんとピカチュウ
サシカマスを飲み込もうとしたらうっかり間違えてピカチュウを咥えてしまったらしい。
多少の息苦しさは感じているものの、大して気にしていないという楽天家っぷり。
仮にも4倍弱点であるでんきタイプ?咥えておいて気にしないのはいかがなものかと…。
肝心のピカチュウは驚きのあまり大人しくしているが、反撃の隙を窺っている。まぁ、実際のゲーム画面ではものすごくじたばたしているが。
ちょっと電撃でも流せば容易に脱出できそうなものだが…嘴が絶縁体にでもなっているのだろうか。

バトルにおいてもこの特性を駆使し、相手の体力を無理矢理削っていくスタイルが主体となる。
きあいのタスキ?やこらえるを使えば何度でも特性が発動できる上に、まるのみでまひ状態にすれば上から攻撃を食らわせることも可能。
ひんしになっても発射できるため、上手いこと行けば一匹目を倒した後に削りにきた二匹目をまひ状態にして去って行くという感じで、
パーティ?を半壊させたなんてことも起こりえる、正に可能性の塊である。
ハマれば非常に厄介なものの、勿論弱点もある。
まず特性が相手の攻撃を受けるという前提なため、天候ダメージやスリップダメージでは特性が発動しない。
相手がダイマックス?わざで天気をあられや砂嵐に変えようものなら特性が発動せずに退場してしまう危険があるため注意。
特性の発動条件が両方ともみず技なため、無効にされてしまう『ちょすい』『よびみず』や、4倍弱点な上にまるのみの麻痺も効かないでんきタイプとは相性が最悪といっていい。
以上の点から如何に相手の場をかき回すトリッキーな立ち回りができるかを求められるテクニカルなポケモンと言える。

技についてはまず、うのミサイルを発動できる『なみのり』か『ダイビング』は必須。
物理型か特殊型かで使い分けてもいいが、ダイビングはダイマックスのターンを回避できるので思い切って二つとも採用するのもあり。
メインウェポンは物理ならば安定性の高い『ドリルくちばし』『アクアブレイク』特殊ならばまひるみを狙える『エアスラッシュ』高威力?の『ハイドロポンプ』『ぼうふう?』。
サブウェポン?には対くさタイプ?の定番『れいとうビーム』や素早さを下げる『こごえるかぜ』少々変わり種であるが『ゲップ』も思い出せる。
変化技については基本的に特性の発動回数を増やせる『こらえる』で充分である。

シーズン7で「リベロ」エースバーン?が解禁されると、「うのミサイル」で「とびひざげり」をしてきたエースバーン?にまひを撒いて退場してから、
後続にエースバーンを出して、まひした上にかくとうタイプを晒した相手のエースバーンを「ダイジェット」でなぶり殺しにする、というムーブが考察された。
まあ、ウッウが耐えられるのかとかエースバーンがそもそもピカチュウ咥えたウッウに半減の「とびひざげり」なんて撃つのかとかがあった為流行りはしなかったが。



ちなみに。
「うのミサイル」に敵味方の識別判定はない
なので全体攻撃にウッウを巻き込むと撃った味方にサシカマスやピカチュウが飛んでいく羽目になる。

【余談】


  • 日本の鳥というイメージが強い鵜ではあるが、ガラル地方?のモデルであるイギリスでは昔、鵜飼いが貴族のスポーツとして親しまれた他、現在でも野生の鵜が多数生息しているらしい。
    更に余談だが、鵜は魚を噛まずに丸呑みすることから、転じて人の言葉を考えずそのまま信じてしまうことを『鵜呑みにする』というようになった。
  • 初めてその姿が披露されたのは9月5日に公開されたポケモンダイレクトから。
    見た目・名前・特性と多大なるインパクトを残し、ネット上では様々なものを飲み込んだウッウのイラストが大量生産された。
  • 色違いはオレンジ色。まるでホウオウ?を思わせる絶妙にパチもん染みたその色合いから『百均のホウオウ』と呼ばれているとかいないとか。
    また名前と色違いのオレンジから某アイドル?を思い浮かべる人も多いとか。
  • なんらかの理由でセットになっているポケモンを事前公開する際は大概同時に発表されるものだが、サシカマスは何故か全く触れられないまま発売日を迎えている。
    そのため当時はポケモン界に存在するただの魚疑惑が持たれていた。
  • みず・ひこうの複合タイプ?はこれまでにもいたが、「ひこう・みず」という順番は初めて。
  • コイキング?を食べる鳥ポケモンやアイアント?を捕食するクイタラン?など、ポケモン同士の捕食関係がテキストで言及されることはこれまでも度々あったが、(実際には食べずに吐き出されるとはいえ)
    実際に他のポケモンを捕食している姿が本編で描かれたのは史上初。
  • ピカチュウを咥えてくる、ということが判明した以降は別のみずポケモンを咥えてくるウッウのファンアートもTwitterやPixivによく挙げられるようになった。常連は何故かカイオーガ?




追記・習性は手頃な大きさのものを飲み込みながらお願いします。



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