マニューバー(Splatoon)

Last-modified: 2024-03-17 (日) 10:52:08

登録日:2022-12-08 (木) 14:46:57
更新日:2024-03-17 (日) 10:52:08
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Tag: Splatoon Splatoon2 Splatoon3 Splatoonブキ解説項目 ブキ マニューバー 二丁拳銃




マニューバーとは、『Splatoonシリーズ』に登場するブキ系統である。


概要

シューターから派生した、二丁拳銃がモチーフのブキカテゴリ。
2』の新要素としてお披露目され、『3』でも続投。

雷神ステップ、慣性キャンセル等のプレイヤー側の工夫により一定の機動力を獲得していたシューターをさらに切り詰め、二丁化によるレート向上?・新機構による機動力の底上げでより接近戦向けにしたのがこのマニューバー系統。

射撃中や潜伏中に追加入力を押すことで『スライド』と呼ばれる、基部のノズルからインクを噴射して素早く任意の方向に急速移動するシステムを搭載。

これにより至近距離での意表を突いた立ち回りはもちろん、イカ移動よりも早く短距離を移動したり、障害物に出入りしたりと、普通のシューターではまず真似出来ない縦横無尽な次元機動が可能であり、鳴り物入りながらも戦術の幅を大きく広げた画期的なブキ。

キショい動きで無理矢理特攻するボールドマーカー以上にスタイリッシュに動き回り、ステージを荒らし回ってヘイト役も担うことが出来る。


性質

元がシューターなので塗ってよし、近づいて良しの万能ブキ。ほとんどは近~中距離での戦闘を得意とする。
単発の威力はやや控え目だが、二丁化したことによりDPSを上げて補っている。

スライドによる圧倒的な瞬発力をイカし、タイマン戦に於いて殆どのブキを圧倒出来る。
相手の射線を外すだけでなく、懐に入ったり急転換したり、エイムをズラしながら短距離を移動したり、空中で発動して飛び移ったりと意外にも用途は広い。
また、スライド直後の射撃はインク消費が増えるものの発射レートの向上と共に照準も収束し、一瞬で相手を仕留めることも出来る。

代わりに射程は一部を除いてかなり短く、長射程ブキに対してはまるで無力に等しい。
障害物を渡り歩いて懐に入れば勝てなくもないが、真正面から喧嘩を売りに行くのはご法度。

スライドは例外を除いて基本的に2回までで、スライド射撃は足が止まる他、使い切ると大きな硬直が発生する。
忘れがちだがインクも相応に消費するので、むやみに発動するといざという時にメインすら使えないこともある。
スーパージャンプの着地狩りを回避する使い方もあるが、この使い方をする際も硬直による隙は計算に入れておくべし。

前線で暴れられるのは間違いないし生存性も高いが、メインだけでは対応出来ない状況を見極め、素直に下がるかサブスペで対処しながら賢く戦おう。


種類

スプラマニューバー

基本的な型のマニューバー。マニューバでもマニューラでもない。形は霧吹きそのもの。

入門編としてのブキであり、バランスよく各種性能が纏まっている。
ある程度シューターを担いだ後にコレを担いで動いてみれば操作感か結構違うことが分かる筈。

並のシューター程度の射程はあるが、プライムやジェットスイーパーのような長距離ブキ相手での撃ち合いは苦手。
コイツでマニューバーの基礎を学び、メインとサブスペで柔軟且つ素早い切り返しが出来るスキルを身に付けておこう。


スパッタリー?

射程を犠牲にしてスライドの硬直を減らし、スライド射撃のレートを上げた近距離特化のマニューバー。元ネタは歯ブラシ及び、歯ブラシを使って絵の具を散らす絵画技法「スパッタリング」から。
近距離に割り切って対面戦をしまくりたい玄人プレイヤー向け。
塗りはなかなかに強く、レートも上々で確定3発なのでキル性能もかなり高め。特にスライド射撃はフルチャージで3確化したハイドラントに迫る高DPSを誇る。
が、その超火力も敵に近づかなければまるで意味が無い。イメージとしてはマニュ界のボールドマーカーといったところか。
詳細は個別項目を参照。


デュアルスイーパー

1』ではシューターだったブキを、パ○コの要領で真ん中からへし折ってマニューバーに改造されてしまった。
ジェットスイーパー由来の長い射程を有し、中距離での戦いを得意としている。近づいてきた相手にはスライドで後退し、有利な射程を維持する引き撃ちを心掛けて立ち回ろう。

インクを飛ばす圧力を得た代償か発射レートはやや低いが、代わりにスライド後の硬直が一切なく、少しだけだがスライド射撃を維持したまま動けるという変わった特徴をもつ。これにより、一瞬だけスライド射撃の性能のまま移動することができる。
スライド射撃は通常時よりも弾が大きく精度が高いため、相手の狙いをずらしながら優位に撃ち合うことが可能。『ジャンプキャンセル』というスライド移動中にジャンプをするテクニックもあり、これを極めれば一気に万能ブキと化す。
これに加え、『2』ではメイン性能アップによる疑似確で環境の上位に君臨していたこともあった。

ちなみにスライド射撃の際には合体して『1』と同じ形状に戻る。他のマニューバーと異なりスライド後射撃の際に少しだけだがそのまま動けたりと変わった特徴を持つ。


ケルビン525

レートと機動力を代償に、高い火力と長めの射程を手に入れたキル特化マニューバー。元ネタはグルーガン。
通常撃ちでは3確だが、スライド撃ちで威力が2確に上昇し、ガロン系統に匹敵する瞬間火力を叩き出せる。また、スライド射撃中は若干射程が伸びる特徴を持つ。

一方でスライド速度は遅く、硬直もかなり大きいため、迂闊にスライドすると狩られてしまいやすい。よって、意表を突いたり回避に絞ってスライドを使うことになる。
さらに塗り性能も低いので、他のマニューバーよりもスライドを的確に使って一瞬でキルが取れないと仕事にならないという恐ろしく極端な性能になっている。
極めれば複数人を連続で仕留められる高いポテンシャルを秘めるが、それを引き出せるかは使い手の力量に依存する。


クアッドホッパーブラック

リボルバー拳銃とスポーツシューズの靴底を合わせたような特徴的な見た目をしているブキで、唯一4回連続のスライドが可能な高機動マニューバー。
スライド2回を近接戦で使い、不利になったら残り二回で退却…といったような選択肢の広さがウリ。

しかも一回のスライドが終わるまで射撃できない他と違い、アクション映画の如くスライド中も弾を発射出来る。
ただし一回のスライド距離は控え目で、スピードもあまり速くない。転がりながらキビキビと移動する他の同族と異なり、地面を滑るようにゆったりとスライドする。
おまけに塗り性能もやや悪めで、高速戦闘中でもエイムを合わせられる高度なスキルを持った玄人向けのブキである。


ガエンFF

3』で追加されたブキ。消火器がモチーフ。
通常時は連射が遅いがジェットスイーパーに匹敵する長射程で、スライド時は射程が短くなるがスプラマニューバー並の速射になるという、まったく異なる2つの性質を併せ持つ遠近両用のブキ。
通常撃ちの長射程で牽制しつつ、接近戦を仕掛けられた際はスライドで大胆に切り返せる緩急のついた戦い方が得意。

欠点はインク効率の悪さを始めとした全体的な機動力の低さ。火力の低さや発射精度の悪さにより、それぞれのモードの同じ射程のブキとの撃ち合いになれば基本的に不利になりやすく、無闇に撃ち合いを仕掛けるのは得策ではない。
スライドは移動距離こそ長いものの、マニューバーで唯一連続で使うことができず、硬直も大きい。
4回もスライドすればタンクが空になるほどインク消費も重く、他のマニューバーのように敵のインクもお構いなしに突っ込むような使い方は厳禁。
水の如き冷静さで戦局を見極め、突然詰められたり相手を不意打ちできる場面では炎の如き苛烈さで攻め立てていこう。

名前の「FF」は消防士を表す「ファイヤーファイター」の頭文字であると同時に、16進数で255を意味する。これを意識してか、バトル用ガエンの射撃ダメージは25.5ダメージに設定されている。そのおかげで減衰による確定数の増加が悲惨なことになっているのだが。


オススメのギアパワー

  • インク効率アップ(メイン)
    二丁持ちの弊害で射撃の消費は多め。
    しかもスライドにもインクを消費するので、射撃分のインクを確保するのにも一役買ってくれる。
  • イカ移動速度アップ
    スライドで素の機動力は高いが、単純に前線での立ち回りにも使える。いざという時に逃げたりするためにも必要。
  • インク回復力アップ
    コンマ数秒の差でスライド分のインクを確保出来るだけでも生存率が高まる。
    ブキの特性上、あと一回スライドしてれば殺れたというシチュエーションも少なくない。
  • 相手インク/サブ影響軽減(爆風ダメージ軽減改)
    キルを優先してスライドしがちな都合で、飛んだ先が敵インクの真上なんて状況も少なくない。
    インクを踏んだ際の速度低下とスライド後の硬直も相まって隙を大きく晒す上に、相手側の確定数をズラされるスリップダメージも何かとバカに出来ない。
    前衛寄りに立ち回ることが多い以上、サブウェポンも食らいやすいので、枠が余ったら多めに入れておこう。
  • スペシャル増加量アップ
    レートの高さはそのまま塗り性能に直結するため、スペシャルは比較的溜めやすい部類。
    射程が些か心許ないメインだけで戦うのは流石に無理があるので、スペシャルも併用して戦場を引っ掻き回してやろう。
  • スペシャル減少量ダウン
    スペシャル増加量アップと大体同じだが、こちらはデス時のリスクを減らす。
    少ないギアパワーでも効果が実感しやすいほか、下記の「カムバゾンビステジャン」構成のギアとの相性はこちらの方が良い。
  • イカニンジャ
    常に前線で立ち回りたい攻めっ気の強いプレイヤー向け。
    近づくまでが大変なマニューバーにおいて、射程圏内に踏み込むまでのリスクを軽減したり、潜伏しながらの撃ち合いで動きを悟らせない事で有利な状況に持ち込みやすくなる。
  • 復活時間短縮
    イカニンジャと同様に前線プレイヤー向けだが、こちらは試行回数を増やして常にワンチャンを狙いに行く為のギア。通称ゾンビ。
    積極的に相手の懐に踏み込んで行く都合どうしてもデスが嵩みやすいブキ種であるためリスク軽減にもなる。
  • ステルスジャンプ
    これも前線向けのギアだが、復活時間短縮との相性がとりわけ良いのでセット起用すると強い。
    但し敵に近い位置だと普通に着地点が見えてしまうため、無計画なジャンプは禁物。
  • カムバック
    復活後20秒間インク効率やイカ速などが向上する。
    復活時間短縮+ステルスジャンプの組み合わせにこれもセットすると前線で更に暴れやすくなる。
    「カムバゾンビステジャン」というギア構成は前線マニューバーの鉄板構成の一つとして知られている。
  • スーパージャンプ時間短縮
    前線復帰を早めるだけでなく、前線で暴れるだけ暴れて自陣に即退却する、といった割り切り戦法を使う場合にも採用価値がある。
    追い詰められた際にも、単純にデスするよりは一瞬でも早く戻ってから前線に帰る方が前線荒らし時間の延長に繋がるので、そういう意味でも一考の余地はある。



追記・修正はガン=カタしながらお願いします。


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