Splatoon3

Last-modified: 2024-03-19 (火) 21:01:07

登録日:2022-10-10 (月) 02:49:48
更新日:2024-03-19 (火) 21:01:07
所要時間:約 28 分で読めます


▽コメント欄
Tag: 3 Nintendo Switch Splatoon Splatoon3 Splatoonシリーズ アクションシューティング イカ インクリング オクトリング オルタナ ゲーム コジャケ シャケ スプラトゥーン タコ バンカラ バンカラ地方 バンカラ街 ロッカー 任天堂 収集要素多し 混沌 続編 金欠 陣取大戦ナワバトラー



大自然で!大都会で!さらにひろがるナワバリバトル!



Splatoon3』とは、2022年9月9日に任天堂から発売されたNintendo Switch専用ソフト。
ジャンルはアクションシューティング・対戦アクションゲーム。



【概要】

Nintendo Switchの代表作品として大人気を博した前作『Splatoon2』から5年後に発売された、「Splatoonシリーズ」第三弾。
「Splatoon」シリーズは、我々の世界と同じ時間が経過しているという設定のもと、世界観やキャラクターがデザインされており、本作は前作『2』から5年の月日が経ったイカたちの世界が舞台。
ハードは前作と同じくSwitchなので、基本的なゲームデザインは前作がベースだが、さまざまな変更が行われている。

  • 【主な新要素】
    • 新たなブキ種「ストリンガー」「ワイパー」の追加。
    • バトルのスタート地点は、空中に浮かぶ装置「スポナー」からプレイヤーが射出される形式に変更。
    • 新サブウェポン「ラインマーカー」が追加。また、新スペシャルウェポンが10種類、前作から続投のスペシャルウェポンが5種類登場する。
    • 各ブキにセットされているサブ・スペシャルの構成が一部変更。また、世界観に合わせてメインウェポンの見た目も一部変更されている。
    • ギアパワーは前作のものに「アクション強化」「サブ影響軽減」の2種類が追加。前作の「メイン性能アップ」「爆風ダメージ軽減・改」は廃止された。
    • 「ガチマッチ」が「バンカラマッチ」に変更。従来と似たような形式の「オープン」と3敗するまでに5勝を目指す「チャレンジ」の2種類のスタイルで「ウデマエ」を上げていくことができる。
    • 「ウデマエ」が3ヶ月周期でリセットされる仕様に変更され、バトルでいくら負けても「ウデマエ」の降格はしなくなった。なお、一部の「ウデマエ」に昇格するには「チャレンジ」の「昇格戦」で3勝する必要がある。
    • 期間限定イベント「フェス」が3チーム制に変更。フェスのお題発表~フェス当日までの期間を「ヨビ祭」、フェス当日を「本祭」といい、ヨビ祭~本祭終了までの期間にバトルやサーモンランをプレイすると「ホラガイ」をもらえる。
    • 「フェス」後半戦では4人vs2人vs2人の「トリカラバトル」が発生することがある。
    • 「サーモンラン」に新たなオオモノと特殊WAVEの追加。
    • バトルやサーモンランの「ロビー」内にブキの試し撃ち場が併設。マッチング中もブキの試し打ちができるようになった。
    • 新バトルステージ追加。また、過去作の一部ステージがリメイクされて登場。
    • 従来の「ランク」に加え、「カタログレベル」が追加。レベルが上がる毎に「カタログ」に掲載されているアイテムが貰える。
    • ブキの購入はおカネではなく「ブキチライセンス」との交換に変更。ブキチライセンスは「ランク」を上げたりブキの「じゅくれん度」を上げるともらえる。自分の「ランク」に見合っていないブキも、ブキチライセンスを多めに支払うことで交換可能。
    • 「ロビー」内に「ロッカールーム」が追加。ロッカーには所持ブキやギアのほか、「オキモノ」や「ステッカー」など、多数のコレクションアイテムをかざることができる。作成したロッカーは、ほかのプレイヤーに公開される。
    • ミニゲーム「陣取大戦ナワバトラー?」の追加。
    • 有料DLC『エキスパンション・パス』の追加。フードチケットやネームプレート、おカネが入手できる他、ホームタウンをハイカラシティに設定できるようになる。また、1人用のモード『サイド・オーダー』がプレイできるようになる。


新アクション

  • イカノボリ
    壁で潜伏中にジャンプボタンを長押しすることで、自動的に一直線に素早く登り、アーマーを纏ったまま高台に飛び出すアクション。
    壁に潜伏し続けるアクションとしても使える。
    本作のバトルステージは長い壁を登るような構造が少ないため、正直バトルよりもサーモランの方が恩恵を受けやすい。
  • イカロール
    ざっくり言うと緊急回避アクション。
    潜伏移動中にスティックを進行方向別の方角に弾き入力すると同時にジャンプボタンを押すと、アーマーを纏って回転しながら鋭敏に動く。
    潜伏を利用した慣性キャンセルを発展させたようなもの。
    目の前にボムを転がされても瞬時に方向転換してアーマーで爆風を凌いだり、壁キックの要領で飛び移ったりと応用が利く。操作に慣れれば進行方向にイカロールして強行突破とかも出来る。
    反面、プレイヤーの反射神経を要するシビアなアクション。


【世界観】

今作の舞台である「バンカラ地方」は、これまでの舞台だった「ハイカラ地方」と気候の大きく異なる乾燥帯の地域。この地域は市街地がそこまで多くないため、自然を利用したステージが多く存在している。
拠点となる「バンカラ街」は、和・洋・中及び時代問わず様々な建造物が密集しており、「混沌の街」と呼ばれている。
例によって、この街でもどれだけイカしているか……つまり、バトル経験がステータスになっている。
バトルの経験が足りない者は「イカしていない」と見なされ、ロクに相手をしてもらえない。

「ハイカラ地方」とは距離が離れていたのだが、最近になって「マサバ海峡大橋」が開通したことで急速に行き来が活発になったとのこと。*1
最初はバトルのみでしかハイカラ地方には行けなかったが、後にDLCにて初代のホームタウン「ハイカラシティ」に行くことが可能になった。

ちなみにバンカラ街の若者達はハイカラシティやハイカラスクエアのような都会を「スカしている」としてからかっているが、洗練されたハイカラ地方のカルチャーに憧れている者もいる。


【イカした登場人物】

インクリング?オクトリング?

この世界の大多数を占める種族の総称。通称「イカ」&「タコ」。
詳しい生態は該当項目を参照されたし。

  • 主人公(新3号)
    プレイヤーキャラクター。前作の主人公とは別人。
    相棒の「コジャケ」と共にジャンク品を売りながら暮らしていたところ、「わかばシューター」と「ネームプレート」の入ったトランクケースを発見し、バンカラ街を目指すこととなる。
    オフラインの「ヒーローモード」では、クレーターの奥にある空間「オルタナ」に落ちた先で「シオカラーズ?」の2人と「司令?」にNew!カラストンビ部隊隊員「3号」に任命され、行方不明となったアタリメとオオデンチナマズの調査へと赴くこととなる。
    今作ははじめからイカとタコ、好きな種族をえらべる。
    またヘアスタイルとボトムスの性別の区別が廃止され、性別に関わらずすべてのパターンから好みのものを選べるようになった。
    さらに、新たにマユ毛のパターンも選べるようになった。
  • すりみ連合?
    流暢な京都弁で喋るサメ使い「フウカ」と、フリーダムかつ天然な踊るギャングスター「ウツホ」と、マスコットキャラクターのような不思議生物「マンタロー」による人気ユニットで、タコとイカとエイの異色トリオ。
    本作のバンカラジオのパーソナリティを務めており、フウカが進行し、ウツホとマンタローの2名がコメンテーターを担当するスタイル。
    本来の家業は盗賊であり、ヒーローモードではお宝を巡って目的の異なるNew!カラストンビ部隊と半ば無理矢理戦うこととなる。
    合言葉は「ほな、カイサン!」。
  • 司令?
    初代『スプラトゥーン』の主人公にして、New!カラストンビ部隊の“元”3号。本作では、引退したアタリメに変わって部隊の司令を務める。
    基本的に喋らず、マップ上で話しかけた際のセリフは全てホタルの意訳となる。
    前作で「オクト・エキスパンション?」をプレイ済みのセーブデータを引き継いだ場合、そちらで設定した3号の容姿が引き継がれる。
  • 1号&2号?
    New!カラストンビ部隊の隊員。
    その正体は……人気アイドルユニット「シオカラーズ」のアオリとホタルである。
    オルタナに転落し、行方不明となった祖父のアタリメを探すべく、3号のナビゲートを務める。
  • アタリメ
    New!カラストンビ隊の元隊員で、今は司令の座を3号に譲って隠居の身。クレーターにやって来た主人公を初代スプラと同じ展開で『新3号』に任命。クレーターのステージを進む主人公に歴戦の経験でさまざまなアドバイスをくれるも、DJタコワサ将軍戦後に起きた崩壊事故で離れ離れになってしまう。
ステージ最終章にて、黒幕の正体が明かされるとともにアタリメとも再会するが…!


じ…じーちゃん?



ロケットの激戦を潜り抜けついに彼の元に辿り着いた3号が見たのは、
ラスボスによってエキスを抜き取られ、干からびたようにぐったりと横たわったアタリメの姿だった。

これには駆けつけた1号と2号、そして指令も流石に動揺は隠せなかった。無線で聞いていたであろうすりみ連合はノーリアクションどころか登場すらしなかったが。
元凶であるラスボスが去ってしまい、ついにアタリメをもとに戻す手段が闇に葬られてしまう。



彼が司令の座を渡した、ハイカラシティで出会い、そのままタコと戦って来た戦友・旧3号が抱き上げる。
……だがアタリメは、孫たちの顔も見ることなく頑なに目を閉じたままであった。



これが、今も昔もイカたちの未来を守って来たヒーローの最期の時であった……。










と、思われたが、決して感情を表に出さなかった司令が初めて流した涙を受け、なんとスルメのような姿で蘇った
その後は世界を救いに行った主人公たちの決戦を地球から見守った。
エンディング後も生存しており、ヒト状態には戻れないようだが、オルタナに行くと元気な姿を見せてくれる。

  • コジャケ
    主人公の相棒。
    「サーモンラン」で現れる狂暴な種族「シャケ」の一種のはずだが、主人公にとてもなついており、周囲に危害を加える様子もまったくない。
    ヒーローモードでは主人公に同行し、ナゾの物質「ケバインク」の除去や、ギミックの動作、敵への攻撃など、さまざまな場面で活躍してくれる。
    ステージ内でも彼を活用しないと進めない場所もあるので、困ったときは無理せずにコジャケに頼ってみよう。
    ちなみに、主人公がバンカラ街にいるときは、ひとりでさまざまな場所で気ままにすごしている。


その他登場人物(バンカラ街)

  • ブキチ
    ブキ屋「カンブリアームズ」を経営するカブトガニ。語尾?に「~でし」と付けるのが口癖。
    ブキをこよなく愛するミリオタで、懇切丁寧に解説してくれる。
    今作のブキの購入は、自分の「ランク」やブキの「じゅくれん度」が上がると貰える「ブキチライセンス」と交換する形式となった。
    開放ランクに達していないブキでも、ライセンス3枚か、前作セーブデータ引継ぎ特典の「ゴールドブキチライセンス」1枚で交換可能。
    ちなみに、彼のながーいブキ解説は今作も健在…なのだが、今作のブキ解説は攻略法としては当てにならないものが多く、耳を傾ける必要は無いかもしれない。
    例として彼はとにかく『近づかれたらキューインキ』を頑なに押してくるが、キューインキは接近されすぎると発射モードに移った瞬間のスキをつかれて蜂の巣にされやすいという弱点がある。インクを自分で出せないカブトガニの言うことを信じてはならない。
  • オームラ
    アタマ屋「Golden ratio」の店員のオウムガイ。
    性格は内気でやや気だるげだがイカしたやつ。これまでのアタマ屋店員と同様に小さな生き物も存在し、コミュ力お化けの「タニシ店長」が彼の後ろにいる。SNSもやっており、フォロワー数25万人にも上る。
  • ハナガサ
    フク屋「ワンス・ア・ボン」を経営するハナガサクラゲ。
    これまでの店員のクラゲと同じく片言であるが会話が可能。しかし、これまでに登場したエチゼンやビゼンと比べて神経質な性格。ただし話のわかるやつが来ると服好きの血が騒ぎ、うんちくをめっちゃ教えてくれるらしい、家では自分の選んだ服に囲まれながら小魚をちびちび食べるのが趣味。
  • ヤシガニさん
    クツ屋「ココナッツクラブ」を経営する大柄なヤシガニ。
    強面だが多分優しい。若い頃はアイドルを志していたが変声期に入りうまく歌えなくなった為諦めた
    しかし諦め切れてないのか、裏声でキャピキャピした喋り方をしている。
    なお、商品を買う際にお金が足りないと地声で制してくる。
    因みに両手のハサミの力は体重の約90倍に上る為掴まれたら逃げられない。
  • パル子
    ザッカ屋「竜宮城」の店長代理のイソギンチャク。本来の店長である「カマスダ」は買い付け(という名のサボリ)でちょくちょくいなくなるため、常連だった彼女が店番を任されている。割とテキトーに売っているし店長とそれでいいと思っている。
    黒いクマノミが共生している。
    過去作のプレイヤーは気づいたかもしれないが、じつは初代からバトルBGMで参加していたユニット「ABXY」のメンバー。現在もバンド活動は続けており、店番をしつつ気が向いた時に歌っている模様。
    何気にニュース担当とタコワサ以外では初めて3DになったBGM担当の人物である。ちなみにいつも遊んでいるオモチャは任天堂が昔発売したオモチャ「ウルトラハンド」。
  • スパイキー
    一つ目のトックリガンガゼモドキの青年。
    前作では幼い少年だったが、5年の月日が経ったためか、かなり身長が伸びている。変わりゆく街や様々な人に触れダウニーのやっていたことのアヤシイ面についても理解し、以前のように完全にダウニーに心酔しきっているわけではないが、幼い頃の彼への憧れの気持ちも否定し切れず葛藤している。
    ロビーの出入口付近におり、今作もギアの注文やスロット追加、ギアクリーニングを請け負ってくれる。
  • ジャッジくん
    この世界で唯一の哺乳類「だった」ネコ?
    インク量を見抜く才能を用いて、ナワバリバトルの審判を請け負う。
    今作ではロビー内で寝ており、アドバイスによっては実際に練習させてくれることも。
  • コジャッジくん
    『2』から初登場した、ジャッジくんを一回り小さくしたような子ネコ。今作から体毛が茶色く汚れ、トゲトゲしくなっている。
    ジャッジくんと共にナワバリバトルの審判を請け負う。
    ヒーローモードをクリアするとインカムを身に付けるようになるが、タイミングがタイミングなのでクリア済のプレイヤーには「何か裏があるのでは?」と訝る者も。
  • クマサン?
    『2』から続投した、「クマサン商会」会長。
    今作でも木彫りの熊型のスピーカーを介して喋っており、その姿や正体を知る者は誰もいない。
    狂暴なシャケをシバく危険なバイトをイカたちに斡旋している怪しい存在だが、(日本語版では)その性格はいたって紳士的。
    ノルマ未達成であっても、イカたちに怒ることは決してない。
    だが、違法に改造されたブキを複数所持している等、完全なシロというわけではなさそうだ。
イカ、ネタばれ注意
本作の根幹に関わるネタバレです。それでも本当に閲覧しますか?


「アルバイト キホンの「ン」...
何事にも終わりは訪れるものだ
そう、今の世界にもね
なに、天からケバインクを降らせて
世界のバランスを正すだけさ
今日は終わり、明日が始まる」



本作のヒーローモードの黒幕であり、ラスボス。

その正体は正真正銘本物の熊。
かつて滅亡したニンゲンによってコールドスリープされ12000年もの時を生き延びた「実験体・熊三号」が彼の本当の名前であった。

彼の目的は、地球から絶滅してしまった哺乳類の復権。
そのために触れたあらゆる者を哺乳類に変化させる物質「ケバインク」を大量に生成。
これをロケットをつかって宇宙から地球全体に散布し、すべての生物を哺乳類化しようとたくらんでいた。

「クマサン商会」は、ロケットの燃料やケバインク生成の燃料確保のために熊三号が立ち上げた組織であり、
自らを「クマサン」と名乗り、アルバイトという体で何も知らないイカやタコ達を利用して「金イクラ」を集めさせていた。
バンカラ街のオオデンチナマズを盗んだのも彼のしわざである。

目的を明かした後はロケットで宇宙に向かい、追いかけてきた新3号&コジャケと戦うこととなる……

  • カミ様
    お馴染みのファックス機。やはりお札で厳重に保管されている。
    不定期に動いては「フェス」のお題を受信・印刷してくれる。
  • DJタコワサ将軍
    オクタリアン?の親玉。
    ヒーローモードでは「タコツボキング・局戦地仕様」に乗り込み最初のボスとして登場するが、どうやら今回はオオデンチナマズ失踪に関わってない模様。
    むしろ失踪を続けている部下たちを探しに現れたようで……。
  • マザー
    生粋のバンカラ生まれバンカラ育ちの(恐らく)金魚の女性。ある時はロビーの売店「サンカクス」の店員さん。またある時は広場のさんぽ案内所のガイドさん。はたまたある時はナワバトラー道場のスタッフさんとあらゆる場所で目撃されており、同一人物か姿の似た他人かは定かではないらしく、クマサン商会にも声のそっくりな誰かがいるという謎の多い存在。
    ハイカラシティにも来ているが、さんぽ案内所のガイドさんとナワバトラー道場のスタッフさんを同時にカメラに映そうとすると片方が消えてしまう。なんだか怖い。


その他登場人物(ハイカラシティ)

  • シオカラーズ?
    ご存知お気楽担当の「アオリ」と脱力担当の「ホタル」の従姉妹二人によるイカしたアイドルユニット。
    かつてと同じく普段は撮影スタジオにいるほか、フェス期間中ハイカラシティに行くとすりみ連合ではなく彼女たちが賑やかしを行っている。
    かつてはラストフェスの影響から忙しい日々を送っていたが、現在は自分達で仕事を選べるようになり、割とヒマしてるのだとか。
  • アネモ
    アタマ屋「おかしら堂」の看板娘であり、通販サービス「ゲソタウン」を営むイソギンチャク。
    ゴシックメタルにハマったらしく服装が微妙に変わっているがそれ以外の雰囲気は殆ど変わっていない。
    ぼったくりのゲソタウンでかなり儲けているらしいが、稼ぎは殆ど趣味に消えているとか。頭にはクマノミの「クマノ」が共生しており、毒舌っぷりも衰えていない。
  • エチゼン
    フク屋「サス・オ・ボン」を経営するクラゲ。
    帽子以外何一つ姿が変わっていない。独特な口調も健在、流行に敏感でファッションリーダーの側面を持つ。最近ハイカラシティ沿線に家を買い中古の戸建てをリノベーションしているらしい。
  • マメブキチ・ツブブキチ
    ハイカラシティの「カンブリアームズ」の店員を任されたカブトエビ。一回り小さくしたブキチのような姿だが種族が異なり、喋り方も舌足らずだが、ブキの説明の際はブキチの説明を一文字の誤差もなく話してくれる。語尾はマメブキチが「~でち」ツブブキチが「~でしゅ」
    初めて見た生き物のブキチのミリオタぶりに感銘を受けて弟子入りしたらしく、店内には3人で撮った写真が飾られている。
    どう見てもここ?にいた?の弟子二人にそっくりだが深いことを考えてはいけない。
  • アジオ
    クツ屋「エビスシューズ」の店員のアジ。
    開かれた状態で前任者の如くサクサクの衣に身を包んでいる…要は見た目は完全にアジフライ。
    クツが好きなためバイトに志願したが、エビスシューズの採用条件が「アゲモノ(アゲアゲなヤツ)」だったため、「フライ(揚げ物)」になったという誰がどう見ても狂気としか思えない経緯を経てバイトになった。
    なお当人は両脚でクツが履けると喜んでいる。お前精神状態おかしいよ
    見た目のインパクトがあまりにも強い(公式からも夢に出そうと言われている)上にダウナーな雰囲気だが、勤務態度は真面目。
  • ダウニー
    2から3にかけて一気にワイルド感が増したウニ。
    その間に様々な商売を成功させて一気に成金街道を突っ走っていたが、ある日急に全てに飽きて興味がなくなり、なんやかんやで古巣のハイカラシティの路地裏に戻ってきている。
    仕事内容はスパイキーと全く一緒で、かつての自分より色々とやってくれる。因みにスパイキーに注文したギアをダウニーから受け取ることも可能である、彼らは未だコネクションがあるようだ。


【ブキ】

インクを射出し、ナワバリを塗り広げるブキ。
ブキは「メインウェポン」「サブウェポン」「スペシャルウェポン」の三つで構成されており、組み合わせはブキごとに決まっている。
本作では、前作に登場したメインウェポンの基本形となるブキが発売日時点ですべて登場し、
3カ月に一回訪れる「シーズン」の切り替わり時に、サブ・スペシャルの構成が変化したマイナーチェンジ版などのブキが順次追加される。
各種既存ウェポンの詳細は前作の項目を参照。


新規メインウェポン

ストリンガー

本作で新規追加されたブキ種の一つで、弓のような形状をしている。
一度の射撃で扇状に3つのインク弾を発射し、地上撃ちでは地面に対して横向き、ジャンプ撃ちで縦向きに飛んでいく。
さらにチャージャースピナーと同様にチャージ機能があり、チャージすることで弾の飛距離や威力、収束率が向上する。
狙撃や制圧力に特化した上記2種よりいくらか柔軟な戦い方ができる分、違った立ち回りが求められる。

一覧
  • トライストリンガー
    長い射程をもつストリンガーの基本モデル。モチーフは釣り竿。
    チャージすると地形に着弾した後、小さな爆発が起きる冷却弾を放つ。
    その特性を活かし、高台から遮蔽物に隠れた敵を曲射で炙り出したり、敵の移動先にチャージ弾を放って爆風ダメージを狙ったりできる。
    チャージショットはうまく相手にヒットすれば一撃で倒せる威力があるが、狙うのは相当難しい。
    基本的にはサポート向きのブキ。
  • LACT-450?
    前線での戦いに特化したストリンガー。モチーフは乳酸菌飲料。
    射程が短く爆発弾がオミットされているものの、チャージや連射速度が速く、さらにチャージキープも可能。
    塗り性能の高さが注目されがちだが攻撃力も高く、相手に接近しつつ高威力のチャージ弾をお見舞いできる。


ワイパー

同じく本作で新規追加されたブキ種で、剣のようにふって使用する。
ボタンを短く押すと「ヨコ斬り」となり、直線上にインクの斬撃を飛ばせる。
ボタン長押しでパワーをためてボタンを離すと、威力の高い「タメ斬り」を前方に放つことができる。
ただし、チャージしても相手を一撃で倒せるほどの威力は無く、メインウェポンで一撃必殺を狙うには相手に接近してブキ本体の振り+斬撃を当てる必要がある。
メインの火力は高くないものの、サブとの組み合わせで補うことで非常にテクニカルな戦い方が可能。

一覧
  • ドライブワイパー?
    軽量級のワイパー。自動車のワイパーがモチーフ。
    短射程だが攻撃速度が速く、軽快に動き回って相手を翻弄する戦い方が得意。
    基本的にヨコ斬りで牽制し、要所要所でタメ斬りを叩き込みたい。柔軟な立ち回りで相手を追い詰めよう。
  • ジムワイパー?
    中量級のワイパー。モチーフは回転ゴム印とチェーンソー。
    メインの威力と射程は「ドライブワイパー」を上回るが、その分動作は大振りとなっている。
    攻撃範囲の大きさを活用し、標的を逃さず仕留めることに長けているが、振りの隙を突かれないよう注意する必要がある。
    いかにも玄人向けみたいな雰囲気だが、実はワイパー種の基本モデルはこちら。


その他

  • スペースシューター?
    「2022冬 Chill Season」で追加。
    射程と連射速度の両立を重視したシューター
    そのかわり射撃精度と攻撃力が低く、相手を倒すには最大で5発ヒットさせる必要がある。
    射撃中の素早い移動や強い塗りを活かし、敵のあぶり出しや味方のアシストを得意とするスポッターのような支援系ブキ。
  • ワイドローラー
    「2022冬 Chill Season」で追加。
    ブキの軽さと塗り性能に特化した、横に広い形状のローラー
    横振りは広範囲を一気に塗れる。塗りながらの移動だと素早く幅広く塗れるうえ、インクの効率もよい。
    その代償としてローラー種としては攻撃力が低く、相手をひいても1回70ダメージ、横振りでも一撃で最大70ダメージしか与えられない。
    縦振りならかろうじて相手を一撃で倒せる威力があるが有効な射程距離が短く、至近距離でヒットさせる必要があり、接近戦よりもある程度離れた位置から戦う方が得意。
  • R-PEN/5H
    「2022冬 Chill Season」で追加。
    ロケット鉛筆がモチーフの新型チャージャー。フルチャージからボタンを離すと1発発射され、その後もZRを押すたび連続で4回までチャージせずに発射できる。
    1発の威力は最大68ダメージとチャージャー種では低め。これで相手を倒すには2発は当てる必要がある。
    フルチャージの射程は「スプラスコープ」とほぼ同程度。強い塗りや味方のカバーで真価を発揮する。
    もちろん、しっかり相手を狙えば狙撃キルも可能。
  • S-BLAST92
    「2023夏 Sizzle Season」で追加。
    地上だと射程が長いが爆風の小さい、ジャンプ中だと射程が短いが爆風が大きい弾を放つブラスター
    弾速が非常に速く、遠くの敵も近くの敵も相手取れるポテンシャルを秘める。その一方で連射は非常に遅く、射撃硬直も大きい。直撃キルがほぼ前提の玄人向けブキ。
    モチーフはスーパーファミコンの周辺機器、スーパースコープ。
  • フィンセント
    「2023夏 Sizzle Season」で追加。
    『1』以来およそ8年越しに追加されたフデ?系の新ブキ。鈍重な振り始めと引き換えに、高い攻撃力と長い射程を併せ持つ。もちろんフデ移動も可。
    迂闊に近づいた敵は一瞬で倒すことができ、やろうと思えばフデ系にあるまじき曲射キルも可能。燃費の悪さと大きな隙という弱点をイカにカバーするかがポイント。
    名前はフィンセント・ファン・ゴッホから。
  • モップリン
    「2023秋 Drizzle Season」で追加。
    モップ絞り器がモチーフのスロッシャー。1回振ると、弾が出た後に僅かな時間差をおいて2つ目の弾が発射される。
    塗りが強く、薙ぎ払いをすると2つの弾を違う方向に飛ばすことができる。
    弾を2発当てれば相手を瀕死に追い込むことができ、少しでも体力が減っている相手なら1トリガーで仕留められる。
    しかし弾速は遅く、継戦能力の低さや隙の大きさもあって平地での戦いは苦手。
  • イグザミナー
    「2023秋 Drizzle Season」で追加。
    高い機動力に加え、フルチャージすると連射速度がアップするスピナー。
    その発射レートはスピナー中最速であり、一度フルチャージすれば大量のインクを超高速で浴びせることが可能。その上、射撃中でもかなり早く移動できる。
    代償としてスピナーの割には射程が短く、またフルチャージにはハイドラント並の長い溜め時間を要する。
    モチーフは採点ペン。
  • ガエンFF
    「2024春 Fresh Season」で追加。
    性質の違う2つの射撃モードを備えたマニューバーで、通常時は連射が遅いが非常に長射程の弾を放ち、スライド時は射程が短くなる代わりに非常に連射が速くなる。
    マニューバーとして初となる後衛枠のブキであり、平時は射程をイカして近寄る相手をいなし、インファイトではスライド射撃で立ち回る。
    スライドは移動距離も長く強力だが、連続で2回以上使うことができない上に、メイン共々インク消費が激しい。
    モチーフは消火器。
  • 24式張替傘・甲
    「2024春 Fresh Season」で追加。
    和傘がモチーフのシェルターで、射程の長いメインと標準サイズのカサをもつ。
    カサの耐久値は何が当たっても一瞬で壊れてしまうほど脆いが、パージと復活は素早い。パージ自体のインク消費も軽く、メインは射程端でも高い威力を保てるなど、これまでのシェルターとは一線を画す性能。
    「カサでガードしながら接近戦を仕掛ける」というより、パージを多用して相手の隙を作りつつ、ハイスペックなメインで仕留めるような立ち回りを得意とする。


新規サブウェポン

  • ラインマーカー
    発売当初では唯一の新規サブウェポン。
    地形に反射するインクのラインを飛ばし、当たった相手をマーキングする。また相手に直接当てれば少量だがダメージを与えられる。
    サブウェポンの中ではインク消費量が少なく、射程も長い。
    モチーフは油性マーカーのマッキー。


新規スペシャルウェポン

前作では初代から一新されたスペシャルウェポンだが、今作ではいくつかの既存スペシャルウェポンが続投された他、初代のスペシャルウェポンの一部がリメイクされて復活している。
スペシャルゲージは目盛りで表示されるようになった。また、今作でもブキ毎にスペシャル発動に必要な塗りポイントが設定されている。

  • ウルトラショット
    初代のスペシャルウェポン「スーパーショット」がリメイクされて復活。
    1回の発動につき3回まで強力なインクショットを放つことができる。
    縦に伸びるショットを発射できたリメイク元と異なり、こちらは放物線を描きながら弾が飛ぶため、より正確に狙いを合わせる必要があるが、その威力は絶大。
  • サメライド
    サメ型の浮き輪に乗って突撃し、一定距離進むか追加入力で停止して爆発する。
    進行ルート上にいる相手は一撃で倒すことができ前隙、後隙こそ大きいが爆発範囲、威力もなかなか。
    ただし、追い詰められてから発動してもまず返り討ちに遭うため、先手必勝で使うのが基本。奇襲性が高く、相手の認識外から繰り出せば回避の術はない。
  • グレートバリア
    初代のスペシャルウェポン「バリア」がリメイクされて復活。
    周囲に球体のバリアを展開し、外側からの攻撃を遮断する。
    攻撃を受け続けると徐々に縮んで壊れてしまうが、防御だけでなく「ジャンプビーコン」としても使用可能なため、相手に有利に立ち回りつつ味方の進軍に役立てたいところ。
    相手に使われた場合は、上の部分の装置、あるいは内部のビーコンを狙うと速く破壊可能。
    バリアは相手の侵入を防ぐ効果はないため、直接バリアの内側に入れば中にいる相手を攻撃できるが、ビーコンで遮断されることもある。
  • ショクワンダー
    影の戦士「ショクワンダー」に変身する。
    Rボタンを押すとウデが伸び、遠くの地面や壁をつかんで素早く長距離移動できる。嫌な位置にいるチャージャーなどに奇襲を仕掛けるのに最適。
    インクの残量がスペシャルの持続時間となっており、時間経過や各種行動でインクが切れると変身が解除され、発動場所に戻る。
    ヒーローモードでは時間制限がなく無限に使用できるステージがいくつか存在している。
  • ホップソナー
    ウェーブを最大3回放つ装置を地面に設置する。
    ウェーブは地面やカベにつたって広がっていき、当たった相手にダメージ+マーキング効果を与える。また、ウェーブはジャンプすれば回避が可能。
    相手との混戦時や、センプクしている敵の炙り出しに効果的。また後のアップデートによって、設置直後に近くに居る敵を一瞬だけマーキングするようになった。
    なお、相手が設置したホップソナーの装置は、攻撃すると早く破壊することができる。
    立ち位置としては初代の「スーパーセンサー」に近いか。
  • トリプルトルネード
    初代のスペシャルウェポン「トルネード」がリメイクされて復活。その特性上初代の「ボムラッシュ」、前作の「ボムピッチャー」の性質も一部引き継いでいる。ライダー君を思い出したコロコロコミック読者も多いかもしれない。
    ボムの要領で投げたガイド装置の着弾地点にミサイルを落とし、インクのトルネードをその場に発生させる。
    攻撃範囲と落とせる場所の自由度が下がった代わりに、名前の通り1回の発動につき3回までガイド装置を投げることができる。
  • キューインキ
    相手の攻撃を装置に吸い込んで自チームの色に変換し、反撃弾を発射する。
    相手の攻撃はスペシャルウェポンを含め、ほとんどのものを吸い込むことができる。
    さらに吸い込み中は近くの相手に「ポイズンミスト」と同じ効果を与えられるが、吸い込みから発射までの後隙が大きいことに注意。
    反撃弾は弾速が遅く回避しやすいが、威力が凄まじく範囲内の敵はほぼ即死。ガチホコのバリアなどは一撃で破壊できてしまう。
  • メガホンレーザー5.1ch
    初代のスペシャルウェポン「メガホンレーザー」がリメイクされて復活。
    ロックオンした相手に向けて6本の追尾するレーザーを放つ。
    追尾こそするが1本1本のレーザーは細く躱しやすいため、交戦中の相手を狙いたい。
    発生が早い上に発動後すぐにメイン・サブが使用可能なのでそれらとのコンボを狙うのも効果的。
  • エナジースタンド
    ドリンクのセットされたスタンドを設置する。
    スタンドのそばにヒト状態で近づくとドリンクを飲むことができ、飲むと一定時間、
    プレイヤーの移動速度増加やスーパージャンプの時間短縮、相手インクの影響軽減、やられた際のスペシャルゲージ減少を防いだ上で即座に復活できる、空中でのブキの射撃のブレ軽減など、さまざまな効果を得られる。
    発売当初は「復活ペナルティアップ」のギアパワーを装備している相手に倒されるとドリンクによる復活時間短縮効果が打ち消されていたが、アップデートにより廃止となった。
    なお、ドリンクの効果発生中は自身の周囲にエフェクトが表示され、それが敵にも見えるので、地面にセンプクしていても位置がバレてしまうデメリットがある。
    ドリンクはチームメイトも飲むことができ、スタンド自体が盾としてつかえるので、発動タイミングや設置場所を見極めよう。
  • カニタンク
    蟹型の戦車に乗り込んで攻撃する。
    ZR長押しで徐々に速くなるインクショットを連射し、Rで爆発するカノン砲を発射し、ZLで丸まって転がる。ちなみに転がっている間もローラーや前作の「イカスフィア」と同様の轢き攻撃の判定がある。
    正面からの攻撃にはある程度耐性があるが背後からの攻撃やボムに弱く、また移動速度が遅いため、発動する位置に注意が必要。
  • テイオウイカ
    「2023春 Fresh Season」で追加。
    初代のスペシャルウェポン「ダイオウイカ」がリメイクされて復活。
    巨大なイカ(タコ)状態になり、敵インクを塗り潰しながら自由に動くことができる。
    発動中は完全無敵で、ZRを押すとスピンして敵に大ダメージを与えられる。また、チャージすると相手を一撃で葬る高速突進も可能。
    発動前後の隙が非常に大きいものの、一度発動させればそれが霞むほどのパワフルさで敵を蹂躙できる。
  • デコイチラシ
    「2023春 Fresh Season」で追加。
    その場に発射装置を設置し、地面に張り付く12個のバルーン型デコイを指定範囲に撒き散らす。
    デコイの着地時はスーパージャンプと同じマーカーが表示され、着地から一定時間経つと爆発する。敵は破壊可能。
    実装当初は塗りも火力も大して強くなかったが、度重なるアップデートで迂闊に入ると危険なレベルにまでなった。
    強制的な塗りの確保や相手チームの分断、味方の着地狩り防止、デコイに紛れての進軍など幅広い用途をもつ。
  • ウルトラチャクチ
    「2023冬 Chill Season」で追加。
    下記の「スーパーチャクチ」がリメイクされて復活。
    空中へ飛び上がるとともに2つの拳を前方に生成し、地面に着地して3つの爆発を発生させる。
    スーパーチャクチの欠点であった大雑把な範囲攻撃を前方に集約させ、相手の前で発動しても逃しにくくなった。
    また、発動を狩られたとしても拳は消えずに残る。
  • スミナガシート
    「2023冬 Chill Season」で追加。
    装置を投げた地点に巨大なシート状のゲルインクを展開する。
    シートは障害物を貫通しながらゆっくり前進していき、触れた敵に色の識別を困難にするデバフと微弱なダメージを与える。
    接触した敵からは泡のようなエフェクトと音が出るため、センプクされても容易に発見できる。
    直接攻撃よりも撹乱に特化した風変わりなスペシャル。


続投スペシャルウェポン

  • アメフラシ
    装置を投げ一定時間インクの雨を降らせる。基本性能は前作と同じ。
    本作でもプレイヤーが装置を投げた方向に雲が移動する。「ホップソナー」と同じく、相手の追い込みやあぶりだしで高い適性を見せてくれる。
  • マルチミサイル
    両肩に発射台を担いで、ミサイルを発射するスペシャルウェポン。ロックオンした目標数が多いほど1つあたりのミサイルの数が少なくなり、ミサイル発射の動作に時間がかかる。
  • ジェットパック
    背中のジェットパックで飛びながらインクの球を発射して攻撃するスペシャルウェポン。サーモンランの支給スペシャルでは、唯一の続投。
  • ナイスダマ
    空中に高く飛びあがり耐久値の高いアーマーを纏い、自分と味方からの「ナイス!」を溜めた球を作り投げつけ爆発させる。
    元気玉?こと、前作のアプデ追加スペシャルその1。
    本作では塗りと範囲が多少強化され、サーモンランでは支給スペシャルのひとつとなった。
  • ウルトラハンコ
    ハンマーのような形のハンコを地面に何度も押しながら前進し、相手を蹴散らせるスペシャル。前作のアプデ追加スペシャル組その2。
    性能は前作と同じで、ハンコで前進中は前方からの相手の攻撃をある程度ふせげるほか、Rボタンを押してハンコ投げも可能。
    発売直後はバグのせいで本来の性能を発揮できていなかったらしく、2か月後のアップデートで怒涛のバグ修正が行われた。
  • スーパーチャクチ
    ヒーローモードでのみ使用可能。
    その場で垂直ジャンプをした後に勢いよく着地しインクの爆発を起こす。
    ヒーローシューターを使用する際に標準装備されているスペシャルで、通常のバトルと同様に地面を塗ったり敵を倒したりすることでスペシャルゲージを溜めることができる。
    中にはメイン・サブが支給されず、スーパーチャクチのみで敵を倒したりギミックを動かしたりするステージも。
    バトルでは上述の通り改造版が使用できる。


【ギア】

この世界でプレイヤーが装備できるアタマ・フク・クツのアイテムの総称。バンカラ街の各店で購入することができる。
今作でもギアにはそれぞれに「ギアパワー」と呼ばれる能力がついており、装着することにより、それに対応した能力がアップする。
最初からギアに付属している「基本ギアパワー」と、ギアのレア度に応じて1つから3つのスロットにつく「追加ギアパワー」があり、
「追加ギアパワー」はバトルを重ねることでランダムで追加されていく。

「基本ギアパワー」は1つで1.0、「追加ギアパワー」は1つで基本ギアパワー0.3個ぶんの効力があり、アタマ、フク、クツの3つのギアで最大5.7コ分のギアパワーをつけることが可能。
また、ギアには「ブランド」が存在し、ブランドによってつきやすい「追加ギアパワー」が異なる。

本作のギアのレア度は★無し~★★★★★までの6段階。
★★までは追加ギアパワーのスロット数が増加し(最大3個)、★★★以降は、そのギアに加算されるケイケン値がほんの少しだけ多くなる。
また、追加ギアパワーがすべて埋まっているギアでもケイケン値を一定量ためるたび、ギアパワーのかけらが手に入るようになった。
今作では各種ギアの単価が下がった代わりに大半の初期スロット数が1個か2個となり、すでに所持しているギアをショップで追加購入してレア度を上げるか「スーパーサザエ」を使うことでスロット数を増やしていく形となる。
ただし、レアリティを上げる際の価格はいずれも1万越えとかなり高め。本作のプレイヤーが金欠となる要因のひとつとなっている。

本作でもスパイキーに頼めば追加ギアパワースロットのクリーニングをすることができ、クリーニングすると「ギアパワーのかけら」が手に入る。
「ギアパワーのかけら」を一定数集めると、その追加ギアパワーを好きなギアのスロットに復元できる。
今回は「基本ギアパワー」を変更することも可能となり、「スタートダッシュ」「ラストスパート」などの各部位専用の基本ギアパワーも、特定のギアパワーのかけらをつかうことで復元ができる。
デザインは好きだが基本ギアパワーはいまひとつ……というギアも使いやすくなった。かなりの数のカケラをつぎ込む必要があるが……。*2
また、「Nintendo Switch Online」のサービス「イカリング3」で、ショップで通常販売されているものとは異なる基本ギアパワーがついたギアが購入できる。


【モード】

レギュラーマッチ(ナワバリバトル)

ナワバリバトルで対戦する基本的な対戦モード。
制限時間3分の内にインクを塗り合い、ステージ全体の塗った面積が多いチームが勝利*3
4VS4の2チームに分かれて対戦し、チーム分けは毎試合ランダム。
ステージは時間帯によって2つが登場し、そのうちのどちらかが試合毎に選ばれる。
今作のバトルは、スタート地点がステージ上空の「スポナー」から着地点を選んで発射する形式になった。
試合後は勝ち負けに関係なく自分が塗った面積に応じておカネとケイケン値をもらうことができ、勝利した場合はボーナスがつく。


バンカラマッチ

従来の「ガチマッチ」にあたる、ランク10以上のプレーヤー*4のみが参戦可能な対戦モード。
4VS4の2チームに分かれて対戦する流れは「レギュラーマッチ」と同じだが、 こちらは4種類のルールがあり、時間帯によってプレイするステージとルールが変化する。
またこのモードでは「ウデマエ」というレートが測定される。
「ウデマエ」は「C-」から「A+」と「S」「S+」の計11段階に分かれており、「ウデマエポイント」をためていくことで「ウデマエ」が上がっていく。
本作では「ウデマエ」は全ルール共通となっており、マッチングは「ウデマエ」の近い者同士で行われる。
なお、本作ではバトルで何度負けても「ウデマエ」はいっさい降格しない。ただし、3か月ごとに行われるバンカラ街の「シーズン」切り替わりの際に、プレイヤー全員の「ウデマエ」がリセットされる。
使用するステージは「ナワバリバトル」と同じだが、その構造は一部変化している(「ナワバリバトル」では登れなかった場所が登れるようになる、障害物の配置変更など)。

ガチマッチの制限時間は5分間で、両チームに「100」のカウントが与えられ、各ルールで決められた勝利条件を満たしている間、カウントが減っていく。
このカウントを先に「0」にするとそこで試合終了となり「0」にしたチームのノックアウト勝ち、時間内に決着がつかなかったときはカウントをより多く減らしていたチームの勝ちとなる。
残りのカウント数は画面上部に試合中常時表示される。
また、制限時間が終了しても、劣勢側が勝利条件を満たしていて逆転の可能性がある時は、試合がそのまま延長される(延長の開始、終了条件は各ルールごとに異なる)。
前作と同様、負けたときにもらえるボーナスはかなり少なく、特にノックアウト負けした場合は試合経過時間によるケイケン値しかもらえない、ハイリスクなモードである。

今作では、ひとりでの参加やフレンドとチームをつくっての参加も可能の「オープン」と、5勝するか3敗すると終了となるひとり参加専用の「チャレンジ」の2つの形式があり、好きなほうで「ウデマエポイント」をかせぐことができる。
「チャレンジ」でははじめに参加料として現在のウデマエに応じた数のウデマエポイントを支払う必要があるが、試合の勝利数や得られた表彰の数しだいでウデマエポイントを一気に稼げるチャンスがある。
「オープン」は各試合の勝敗によってウデマエポイントが増減するが、増減するポイント数は少ない。
なお、一部のウデマエに上がる際には「チャレンジ」モードでのみ行われる「昇格戦」で3勝する必要がある。

ルールはイカの4種類。

  • ガチエリア
    ステージ中央に設置された指定の「ガチエリア」を2つのチームで塗り合い、エリア確保していた時間を競い合うキングオブザヒル・ルール。
    ガチエリアを確保している間にカウントが減少していき、0まで守りきればノックアウト勝利となる。
    ただし一度確保したガチエリアを相手に取られると、ペナルティとしてカウントが一定値追加される。加算分はタイムアップ判定に含まれないが、次に取り返した際に加算分を消費するまで本カウントは減少しなくなる。
  • ガチヤグラ
    ステージ中央にある「ガチヤグラ」に乗り、相手陣地のゴールに移動させるペイロードルール。
    ガチヤグラは自チームが占拠すると自動的に相手チームの方に向かってレールに沿って進行し、ゴールまで移動させるとノックアウト勝利となる。カウントはヤグラが相手ゴールに近づいたほど減る。
    今作でもコースの途中に「カンモン」と呼ばれるチェックポイントが数か所設置されており、ヤグラが「カンモン」に到着した場合はカンモンの耐久値がゼロになるまでその場でヤグラを守りきらねばならない。
    ヤグラに乗ったプレイヤーの数が多ければ多いほどカンモンの耐久値の減少速度が上がり、一度突破したカンモンはヤグラが相手に押し戻されたとしても復旧しない。
  • ガチホコバトル
    ステージ中央にあるバリアに包まれた金のシャチホコ「ガチホコ」を奪い取り、相手ゴールまで持ち運んだ距離を競うキャプチャーザフラッグ系のルール。
    ガチホコはブキ扱いであり、持ったプレイヤーは「ガチホコショット」という強力な溜めショットを撃てるが、移動速度・イカダッシュ速度は下がり、センプク中も相手から丸見えとなってしまう。
    今作ではガチヤグラと同様に「カンモン」が設置され、これを突破しないとゴールの台が出現しない。なお、カンモンの形はゴールと同一で、クリアすると台が下がる。カンモンはステージによっては複数あるが、いずれか1か所をクリアすればゴールまでガチホコを運べるようになる。
    カンモンにガチホコを配置すると、再びガチホコバリアが復活するため、再度バリアを破壊する必要がある。
    見事ゴールまで運びきればノックアウト勝利。カウント判定はこちらもガチホコ(およびカンモン)とゴールの距離が近いほど少なくなる。
  • ガチアサリ
    ステージ上のあちらこちらに出現する「アサリ」を集め、相手ゴールに入れた点数を競う。相手より先に100カウント減らせばノックアウト勝利となる。
    「アサリ」は10個集めることで、ラグビーボール状の「ガチアサリ」に変化。それを相手ゴールにシュートすることで、自チームのカウントを20カウント減少&バリアを破壊できる。
    バリア破壊後は相手のゴールネットにアサリを投げ入れれば更に自チームのカウントが減り、ガチアサリなら20カウント、普通のアサリは1つにつき3カウント減らせる。
    ゴールが開いている時間は有限だが、アサリを投入すれば時間が延長されるので1ターンで決着というのも不可能ではない。

    バリアが破壊されている時はもう一方のゴールにアサリを投入できなくなるので、相手に破られた時は基本防衛を推奨。
    修復後は破ったチームにはペナルティポイントが与えられ、破られた側はゴールにカウンター用のガチアサリが出現する。
    ただ闇雲にガチアサリを作って単身突っ込んでもろくにポイントは得られず、それどころかペナルティポイントが付いてしまう&相手チームにカウンターアサリを与えてピンチに陥りやすい。イカにしてアサリを沢山集め、一度の攻撃でポイントを稼げるかが重要となる。
    本作ではガチアサリを作るのに必要なアサリの数が減少したほか、ゴールのバリアが破壊されている間はBGMが変化するようになっている。


Xマッチ

「ウデマエ」が「S+0」以上のプレイヤーのみ参加できる対戦モード。
こちらはウデマエポイントではなく、各ルールごとに計測される「Xパワー」でランキングを争う。
ひとり参加専用で、マッチングはそのルールの自分の「Xパワー」と近い相手が選ばれる。
ソフト発売時点では実装されておらず、シーズン2で実装された。


イベントマッチ

シーズン4で実装された、期間限定で不定期に開催される対戦モード。
ナワバリバトルや上記のバンカラマッチのルールで対戦するが、ウルトラショット打ち放題、プレイヤーのジャンプ力が大きくアップ、霧で視界が悪化するなど、通常とは少し異なる条件でバトルを楽しめる。
このモードでは、前作のリーグマッチと同様に試合の勝敗に応じて「イベントパワー」が計測され、ゲーム連動アプリ「イカリング3」で、イベントパワーのランキングを確認できる。
2~4人でチームを組んで参加できる他、1人での参加も可能で、イベントパワーはソロ、ペア、チームの3部門別で計測される。
なお、イベントマッチ実装に合わせて、前作のリーグマッチの一部の仕様が「バンカラマッチ(オープン)」に実装された。


プライベートマッチ

フレンド同士で集まり、ルール・ステージ・チーム分けを自由に設定して遊べるモード。
このモードは2人からでも遊ぶことができ、8人揃わなくとも少人数での対戦を楽しめる。
ただし、このモードではランクやウデマエの変化はせず、おカネやケイケン値はもらえない。
本作ではステージを一定時間自由に見て回れる「さんぽ」モードでプライベートマッチをプレイすることも可能となった。チームメイトと一緒にステージをさんぽして作戦を考えるのに最適。


フェスマッチ

これまで同様、不定期に他オンラインマッチの代わりに開催されるバンカラ街の一大イベント。
フェス期間中は「レギュラーマッチ」「バンカラマッチ」「Xマッチ」がすべて休止され、街やステージの時間帯が夜に変化する。
従来までは2つのチームだったが、今作ではニュース担当のユニットが3人になったことで3つのチームに分かれてナワバリバトルで戦うこととなる。
投票でどちらかのチームに所属し、フェス終了後に「ホラガイ獲得数」と「得票数」と「レギュラー」「チャレンジ」「トリカラマッチ」モードの「こうけん度」によって勝敗を決める。
従来の「こうけん度」をより多くもらえる「10倍マッチ」「100倍マッチ」に加えて、本作では「333倍マッチ」も追加。
またフェス後半からは、4人の防衛チームと2人ずつの攻撃チームに分かれ、全陣営が三つ巴の対戦を繰り広げる「トリカラバトル」も遊べるようになった。
攻撃チームはステージ中央に設置された「スーパーシグナル」を獲得することで「マトイ」を起動し、広範囲を塗ってができる。


ヒーローモード

オフラインの一人用モード。副題は「Return of the Mammalians」、直訳すると「哺乳類の帰還」。
上記のジャッジくんとコジャッジくんを除いて、この世界の哺乳類は絶滅したはずだが……?

クレーターの奥につながる「オルタナ」を舞台に、主人公の「新3号」がはぐれたアタリメを見つけるべくオクタリアンとの戦いに身を投じる。
基本的な操作やテクニックが身につけられるステージが用意されているため、一人で操作の練習をしたいときにも便利。
基本のゲームシステムは前作DLC「オクト・エキスパンション?」のシステムがベースだがステージの入口のヤカンや「ヒーローそうび」の強化など従来のヒーローモードの要素もきちんと引き継いでいる。
ヒーローそうびは「イリコニウム」と「強化ポイント」で強化するシステムで、ヒーローモード定番の「イクラ」は行く手を阻むケバインクの除去とステージ挑戦料として使用する。
相棒のコジャケはヒーローそうびの一部のような扱いで、敵の誘導や仕掛けの起動などで活躍してくれる。
ステージではそれぞれで指定されたブキセット1~3種類から一つを選んで挑戦する。ヒーローそうびは基本的に挑戦料が無料のステージ専用。
全体的な難易度は従来のヒーローモードより高めだが、流石にオクトほどではない。一部は例外?だが……


サーモンラン NEXT WAVE?

前作から続投したPvEモード。
基本ルールは前作と同じだが、新たにインクを消費してイクラを投擲するアクション「イクラ投げ」や、4種のオオモノシャケ、オカシラシャケと戦う「EXTRA WAVE」、手に入れた「ウロコ」と限定アイテムの交換など、新要素が多数追加されている。
また、シーズン2より、ナワバリバトルのステージを舞台とした「ビッグラン」も実装された。
前作のセーブデータを引き継いだ場合、初回来訪時の「けんしゅう」を一部スキップできる。
詳細は該当項目を参照されたし。

サイド・オーダー?

有料DLC『エキスパンション・パス』の第2弾として配信された1人プレイ専用のモード。
詳細は該当項目を参照されたし。


【その他の要素】

  • カタログ
    ほかのゲームでいう、所謂「シーズンパス」に該当する報酬コンテンツ。
    ランクが4以上になると、ザッカ屋「竜宮城」で「カタログ」を受け取れる。
    カタログを所持していると、オンラインでのバトルやバイトの結果に応じて「カタログポイント」がたまり、一定量ためると「カタログレベル」がアップ。
    到達したカタログレベルに応じて、シーズン限定のギアや二つ名、エモートなど、さまざまな報酬を順番にもらうことができる。
    カタログはそのシーズン中のみ有効。
    シーズンが切り替わるとカタログは回収され、つぎのシーズン用のカタログが自動で配布される。
  • くじ引き
    所謂ガチャ。
    ロビー内に設置されており、30000(その日の初回は5000)ゲソで1回くじ引きができる。
    ネームプレートやオキモノ、ギアパワーのかけらなど、いろいろなアイテムが獲得でき、ここでしか手に入らないものもある。
    フェス(ヨビ祭~本祭)期間中のみ、カタログレベルを上げると獲得できる「ホラガイ」でもくじ引きが可能。
  • ネームプレート
    バンカラ街にいるプレイヤーたちは「ネームプレート」を所持しており、バトルやバイト開始時などに表示される。
    ネームプレートには「プレイヤー名」・プレートのデザイン・「バッジ」・「二つ名」が表示され、プレイヤー名はロビーの端末で、それ以外はメニュー画面でも編集が可能。
    プレートのデザインや「二つ名」は、カタログの報酬やくじ引きなどで手に入る。
    「バッジ」はゲーム内でさまざまな実績を達成すると獲得できるため、相手に自分がどのような実力があるのか端的に知らせたりすることもできる。
  • 陣取大戦ナワバトラー?
    バンカラ街で流行っているカードゲーム。本作のミニゲーム枠。
    詳細は該当項目を参照されたし。
  • ロッカー
    ランクが4以上になると、ロビー内にある「ロッカールーム」で自分専用の「ロッカー」を所有できるようになる。
    ロッカーは「オキモノ」や「ステッカー」、所有しているブキやギアなどで好きなようにデコることができ、他のプレイヤーのロッカーを見て楽しむこともできる。
    オキモノやステッカーはザッカ屋「竜宮城」で購入したり、カタログやくじ引き、ヒーローモードなどで入手可能。
    綺麗にまとまったロッカー、ゴチャゴチャしたロッカー、はたまたネタに全振りしたユニークなロッカー……どんなロッカーにするかは、プレイヤー次第。



悪いけど、イカしていないヤツの追記・修正は許可してないんだ。
ランクが4以上になってからまた来てくれるかな。


△ページトップ
項目編集


この項目が面白かったなら……ポチッと 1 

コメント欄

▷ 表示する
  • 遺伝子して頂きありがとうございます。 -- 2024-03-17 (日) 01:00:30
  • 遺伝子→移転 -- 2024-03-17 (日) 10:14:40

*1 ちなみに中々進まなかった工事が進んだ理由は海上に突如浮き上がった謎の像から大量の物品が排出されそれが漂流物となり船舶の運行に支障をきたした為。どこかで聞いたような話?である。
*2 もっとも本作では前作よりカケラを集めやすくなったため、1.3ギアを作るのもかなり楽になっている。
*3 勝敗は床の塗り面積のみで判定され、壁の塗りは含まない
*4 前作のセーブデータを引き継ぐと最初から解放される。