イシマキガイ

Last-modified: 2010-02-04 (木) 02:36:29

データ

撮影者:Sufiasu
写真提供:Sufiasu [添付] [添付]
通称イシマキガイ
石巻貝、石散貝
学名Clithon retropictus
分布西太平洋沿岸の熱帯・温帯域
体長(成体)約2cm
水温約10~28℃
水質中性~弱アルカリ性
平均取引額約100円
  • 壁面の苔を食べてくれる掃除屋
    南日本の淡水・汽水を行ったり来たりして生活している巻貝の仲間で
    野生の彼らを岩盤・転石・コンクリート護岸等で確認する事ができる。
    主にそう言った場所に付着している植物プランクトンのバイオフィルムを
    食べると言うヘルシーな生活をおくっており、苔とりとして知名度が高い。
    生まれてすぐは、海を漂いプランクトン生活をおくる、その後ある程度たつと
    河口付近に流れ着き上流へとむかいながら貝としてその後の人生を送りまた子孫を残す。
    ゆえに上に上がれば上がるほど比較的成体~大きな個体を発見する事ができる。
    その独特の行ったり来たりする生態から人工繁殖がかなり難しく、相当な設備
    が整った学者などでも失敗するほどと言われている。
    ゆえにどうしても使い捨て感覚での飼育を余儀なくされている可哀想な面をもつ。
    生息域が汽水域に近いため弱アルカリ環境を好む、ただし淡水じゃ生きていけないと言う
    わけでもなく、中性に近ければ難なく環境に適応してくれるだろう。
    ただし巻貝の主成分がカルシウムの為酸性に弱く、弱酸性環境下だと寿命が縮んでしまう。
  • 歯がある
    よく見ればわかるのだが歯らしき物が存在し、他の巻貝のような「吸い取って食べる」
    と言うよりかは「吸い取ってかじって食べる」と言う方がただしく硬くてしぶとい
    ガラス面につく苔などでも文字通りかじって食べてくれる。

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