舞踏会の手帖 ~Un Carnet de Bal~

Last-modified: 2021-02-22 (月) 02:34:47

舞踏会の手帖 ~Un Carnet de Bal~

  • 原作・イラスト: 新田祐克
  • キャスト: (九鬼遠文(青年) 杉田智和×岸尾大輔 (清源院真弘(青年)/(九鬼修季) 小西克幸×岸尾大輔 / 平川大輔 (解良公紀)/ 野島昭生 (清源院真弘)/ 辻親八? (九鬼遠文)/ 大橋佳野人? (松岡)/ 一田梨江? (遠文(少年)/ 酒井敬幸? (パート)/ 高口公介? (清源院家執事)/ 市来光弘 (華族1)/ 堂岡孝行? (華族3)/ 櫛田泰道? (教授)/ 岡田加奈子? (仲居)/ 村松由美? (伯爵夫人)/ 山川琴美? (伯爵夫人)/ 千々和竜策 (グレンスリー卿)/ 尾形雅宏? (公爵)
  • 発売日: 2006年11月24日    4,500 円
  • 収録時間: 78分18秒    トークなし
  • 発売元: 元氣プロジェクト / アミューズソフトエンタテインメント ASCS-2310 フロンティアワークス
  • 脚本: 新田祐克安藤優子 時代考証: 高林美香 音楽: ROMEO
  • 音響監督: ハマノカズゾウ 音楽コーディネート: 早川屋 音響効果: 斉藤みち代(サウンドガーデン)
  • 録音調整: 山口貴之(神南スタジオ) 録音スタジオ・音響制作: 神南スタジオ
  • マスタリング: 中村文俊(Office Invillage) 制作担当: 林希実子(神南スタジオ)
  • 同梱特典: 描き下ろしBOX・100頁描き下ろしコミックス(B6版)
  • 関連画像(Amazon.co.jp)
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    TRACK LIST

    TRACK LIST
    1 前章 ~鹿鳴館~
    2 手帖
    3 逢瀬
    4 裏切り
    5 舞踏会
    6 愛情
    7 出征
    8 再会
    9 終章 ~鹿鳴館~

感想

  • 『鹿鳴館…その華やかなりし時代、彼らは踊った。生涯、ただ一度だけのダンスを…』明治の世、舞踏会は外交の場として位置付けされていた。しかしまだ、西洋文化の馴染まぬ時代。外遊帰りの清源院真弘は、明治政府の要請により、良家の子弟に踏踊(ダンス)の手ほどきをすることとなる。真弘は、その生徒の一人、九鬼子爵家次男・遠文と特別な関係になるが、そこには遠文の兄・修季との秘かな約束があった…。新田祐克渾身の大河ロマン、ここに誕生!いま、舞踏会の幕があがる。
  • 新田氏お得意の女王受けに年下攻め。老人目線のモノローグが斬新。メインの絡みよりも小西の演技が鳥肌立つ程秀逸だった。ファンは聴いて損はない!!
  • 小西×岸尾・杉田サン×岸尾。小西さん神演技!
  • 新田作品らしい出来。年を経ての主役二人を盛り込む事で、ぐっと物語に重厚感が出ている。中盤から畳み掛ける様に時間が流れて行くので説明的な台詞が多い。音楽も趣が有って良いが、レッスン時のピアノの音が突然大きい。青年期の主役二人に艶が無いのでソレを求める人にはお勧めしない。フリトが無いのは残念だがメインの三人を考えると正解だったか。格差社会に流されず同じ時代を生き年を経ても中睦まじくダンスを踊れる関係を音で楽しむ作品。
  • CD1枚は短すぎる。せめて2枚組にして欲しかった。終盤駆け足過ぎる。前半、岸尾×杉田か?と勘違いするほど杉田が可愛いかったが、年を重ねるごとにどんどん男前になっていく様が良かった。残念ながらHシーンは全く色っぽくないが、それをさっぴいても小西&野島パパのおかげかとても聴きごたえがある。 -- 2008-02-20 (水) 01:51:41
  • さすがの新田作品、骨太で聴き応えあり。2枚にして二人の蜜月等も聴いてみたかった気もするが、1枚でも充分うまくまとまっていると思う。寧ろ1枚だからこそ全くダレる事なく聴けたのかも。コミック付きでこの値段、作品のクオリティを考えると決して高くはない買い物かと。ストーリー重視の方にはおすすめ。個人的に、これまで聴いてきた岸尾さん受けの中でもピカ一。絡みも無理を感じさせず艶があって好感が。主役陣はもちろん、脇役陣に至るまで質の高い熱演が聴けます。 -- 2008-08-11 (月) 08:54:37
  • 買ってからしばらく寝かしておいたんだけど聞いて良かった。けど体力有る時でないと負けそう。重厚な迫力で、気軽に聞くって感じじゃない。 -- 2008-10-13 (月) 16:18:53
  • 岸尾さん、低めなせいか、普段よりやや聞き取りにくい箇所があるけど、こんなにしっとりした大人の色気を醸し出せるのかと驚いた。年老いた後も、杉田さんと岸尾さんで聴いてみたかった。 -- 2008-11-28 (金) 17:56:03
  • さらっと聞ける類の話ではないが、聞いてよかったと思える作品。自分は、主役のお二人よりも九鬼修季@小西のほうに感情移入してしまった。いつもはこの手のキャラクターに同調することはほとんどないのに…。彼の背景が具体的に語られたわけではないのに、その生き様が説得力を持って感じられたのは、やはり小西の演技があってのことかと。また、野島パパの語りなくしては成立しないドラマCDだったと思う。初々しい役所の杉田もよし。そして岸尾は、美しくたおやかな芯の強さをもつ役が似合うと実感。 -- 2009-09-29 (火) 23:42:13
  • 華やかでドラマテッィックなストーリー。メイン役者はもとより、野島パパに持っていかれました。渋すぎる…素敵だ。 -- 2009-11-27 (金) 23:25:18
  • リアルにおじいちゃんになった二人の声があるので、美青年カップルのBLドリームを期待されている方にはお勧めできないかもしれません。逆にそこがこの作品の深みであり、魅力だと思います。真面目な時代物BLドラマを聴きたい方にはお勧めです。また、BLCDで、ここまで歪んで悲しい役の小西さんの演技は珍しいので聴く価値があると思います。 -- 2009-12-09 (水) 09:39:00
  • この程度やっておけば及第、のようなパターン化されたBLCDに食傷気味の方にお薦めです。声優さんが列記とした役者さんであることを再確認できます。若手お二人の熱演の上に、野島(パパ)と特に小西さんの演技には戦慄が走りました。少々重い内容ですが聴きごたえたっぷりです。 -- 2010-02-27 (土) 13:04:11
  • 泣ける話が苦手なので、なんかそういうっぽい感じなのかな?と思っていてずっと敬遠してたのですが、聞いて良かったです。個人的には「ああ、良かった」と微笑みながら聞き終わることが出来ました。話自体しっかりとしているのでスッと話に引き込まれて、時間が経つのが早く感じました。ただ、物語の中の時間経過が結構早く、ナレも「何年後」とかではなく「明治○年」という風だったので、ちょっと「あれ?今前のシーンからどれくらい経ってるんだろう?」と迷子になってしまったりしましたが・・・。でもそんなの大して気にもならないくらいに出来た話で、ほんとに聞いて良かったなと思える作品でした。 -- 2010-05-10 (月) 14:16:48
  • 誘い受け真弘が経験の少ない遠文に手ほどきするシーンすらも自然で、一連のドラマの流れを崩さない。杉田さんの演技は、BLではなく設定も異なる由貴香織里作品での演技を彷彿とするものだった。こう書けば身も蓋もないが、病んだ空気の近代洋物が似合う役者だと気づかされた。主人公達に感情移入せず傍観者の位置で聴いていたが、後半は修季に感情移入。1枚なのにも関わらず、重厚感たっぷりの2枚組のような長さを感じた。おそらく2枚組なら聴くのがつらかったと思う。聴いた後しばらく余韻に浸りたいと思わせる作りに、フリートークが不要だと思った初めての作品。 -- 2010-07-18 (日) 14:04:00
  • 新田作品は、はずれが無い!そんな気がしたCDでした。今の時代には絵空事な「心」が新田作品には確かにあると改めて思いました。声優さんの声がとかキャラがとか、普段は思うのですがこの作品においては内容が全てな気がします。春抱きや冬の蝉そしてこの作品、私には宝物です。何度も聞き返して何度も噛み締めて聞いて頂きたい作品です。耳から聞こえる音で、脳内で変換された映像が見えるそんなお勧め作品です。 -- 2010-07-20 (火) 16:45:30
  • たった今聴き終わりましたが、はっと長い夢から醒めたような気がします。作品自体は78分という長さですが、物語中の時間は何年にも渡っています。随所でナレーションによる時間の解説(明治○年など)が入るのですが、途中から面倒になってしまい年を計算するのをやめてしまいました。しかしながら、今まで聴いたBLCDの中でも5本の指に入るくらい、かなりクオリティーの高い作品です。一番最後のシーンが素晴らしいですね。まるで映画を見ているような気分になりました。幕が降りた後も、観客はその場から動くことが出来ない。充足感に満ちた穏やかな沈黙の後、観客は一斉に立ち上がり、惜しみない拍手を送り続ける・・・。そんな作品です。 -- 2010-08-04 (水) 02:25:43
  • しっとりと聴き惚れました。キャストは勿論、全てにおいて素晴らしい作品。最近は内容がライトなBLばっかり聴いてたので、こんな素敵な作品に巡り合えて感激しました。 -- 2010-08-17 (火) 18:56:00
  • しっかりとその世界に連れて行ってくれる良作。 -- 2010-08-28 (土) 14:11:56
  • 岸尾さんの低い声が耳に心地よく、しっとりと聞き惚れることができました。岸尾さんの高い声が苦手な私には、とっても好ましく聞けました。新田作品はやっぱり素晴らしい。非常に素晴らしい作品に仕上がっていると思います。 -- 2010-12-09 (木) 08:07:26
  • すごくよかった。映像が目にうかぶようです。 -- 2011-08-01 (月) 01:21:43
  • 時間がぎゅっと詰まったような、濃密で締まったいい作品でした。やはり様々な年代の方が出演されていると、世界観に幅が出ますね。主人公たちが年を経た「現在」を描くことによって、ファンタジーっぽさが消え、よりリアルに聴くことができました。 -- 2011-09-01 (木) 00:04:15
  • 小西キャラはかわいそうだなと思いました。真弘と遠文もせっかく結ばれたのに離されてしまったりしtかわいそうだと思ったけど おじいさんになっても会えたことはよかったし、おじいさんになっても二人でダンス踊ったとこが良かったです。 -- 2011-12-08 (木) 09:55:37
  • 長い間積みCDにしたままだったが、たまたま聞いてその完成度にびっくり。基本的に原作は読まない自分なので、新田作品だと途中から確認して納得。「冬の蝉」に通じる重厚さがありますね。 -- 2011-12-15 (木) 21:11:45
  • その世界観にひきこまれた。ストーリが面白くダレるシーンがなかったので一枚でも堪能できた。終わり方もよかった。 -- 2011-12-17 (土) 07:21:44
  • ちょっとエコー効き過ぎで、聞き取りにくいところが多かったかなぁ。お話は面白いのに。ちょっと残念かなぁ。 -- 2012-03-11 (日) 21:38:57
  • 音楽、世界観、脚本、どれをとっても高クオリティでした。特にラストシーンが素晴らしいです。時代物を求めている人は絶対おすすめです。メイン三人に感情移入しながら、切なくなったり、ときめいたり、ぞっとしたりしながら何度もじっくり聴けました。こういう作品に出会ってしまうからBLCDやめられないなあと思います。 -- 2012-07-23 (月) 22:42:42
  • 原作を知らないでCDを聞いたのですが、最後は死んでから二人が会えたというアンハッピーエンドだと思ってしまってましたが実際会えたのですかね?だと、嬉しいです。久々引き込まれる作品でした。 -- 2012-08-28 (火) 20:20:28
  • キャスティングがはまっている。鹿鳴館という徒花と、美しい青春の季節をつかの間ともに過ごし、時代に翻弄されていった二人の姿を合わせ鏡にして、それでもなお残る何かを描いている。積み重ねた時間を感じさせる辻、野島両氏の声が一瞬にして作り出す世界に魅了された。 -- 2013-04-06 (土) 14:27:11
  • パイプオルガンの音量が大きすぎてせっかくの盛り上がりが・・・そこが残念。 -- 2013-04-29 (月) 15:25:37
  • 中身ありますか…?文明開化と戦争という事象を薄く追っただけでキャラ付けも薄く、人間ドラマとしても時代物としても今一つ。BLCDとしては異色なので良評価になりがちなのかもしれませんが、文学や歴史がお好きな方は期待してもそこには大して何もありません。音声や文字化するよりも漫画・TVで画の華があってやっと見られるかなあという感じ。BLCDとしてはHシーンや甘い台詞は少ないし、音楽が始終大音量なので声優さん目当てでもおすすめできない。口直しがしたくなりました。Hシーンはあります、ただ薄いです。せめて話し言葉にもう少し時代を感じさせてくれるとお話全体に色気が増したのかも(現代人が当時の単語を混ぜて会話しているだけという感じでした)。 -- 2013-05-03 (金) 11:00:31
  • 音声だけで、まるで映画館で観ているような気分を味わいました。素晴らしかった。 -- 2013-05-18 (土) 00:50:08
  • 主役2人の物語もさることながら、小西さんの自殺が心に重々しく残ります。傑作です! -- 2013-10-05 (土) 02:15:12
  • ↑ひどいネタバレを見ました(笑 -- 2014-11-23 (日) 03:11:55
  • 中身、大変あります。時代を変わる中であった1つの物語でblというファンタジーを抜けばリアリティのある作品。 -- 2017-08-30 (水) 23:48:56
  • 原作未読。明治・大正・昭和初期という時代背景ゆえの、新旧が混在する中での葛藤、和洋折衷、耽美で陰鬱な世界観が魅力的。「近代モノ」好きな自分は楽しめました。時間経過が端折り過ぎな感もありましたが。小西さんの存在感が印象的でした。 -- 2018-02-18 (日) 15:29:18
  • 原作未読のせいか時間経過がよく分からずに戸惑って面もあったが、お手軽に「雰囲気」を味わうのであればこれで充分だと思う。絡みのシーンはとても上品で作品の世界観に合っているし、エロければいいというものでもない。しかし主役二人よりも小西さん演じる兄があまりにも不遇で、熱演もあり聴き終えて心に残ったのは小西さんだった。10年以上も昔のCDだが意外と楽しめた。 -- 2018-02-20 (火) 13:09:24
  • 数年ぶりに聴き返してみましたが本当に素晴らしい作品だと思います。 -- 2019-04-04 (木) 22:51:55
  • 小西サイコ -- 2019-05-05 (日) 18:23:42
  • 小西さん目当てですんごい久しぶりに聴きました。杉田さんと岸尾さんより際立っててやっぱり大好きです。もちろん、杉田さんと岸尾さんも良かったです。 -- 2021-02-22 (月) 02:34:47