AAR/適当シナリオ消化/考察編

Last-modified: 2018-12-29 (土) 07:35:02

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今回は自動車メーカーでも目指してみようかな


では戦略会議と行きますか


戦略の基本は大から小へ


1.都市
2.マーケット
3.店舗

都市

今回はこんな感じ
都市は毎回ランダムで選ばれるよ
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どの都市もどっちつかずのパッとしないマーケットだな~


あっ!ベルリンがある!
今回の最大の戦場はベルリンですね


そして世界の工場となる都市は瀋陽!
圧倒的な実質賃金率の低さ
しかし、メインのマーケットに遠い……
輸送費と実質賃金率の差どっちがお得なのかこればかりは作ってみないとなんとも


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というわけでこんな感じ
ベルリンとブリュッセルのリテールのシェアを保ちながら
マルセイユにも色目を出す


リオデジャネイロは自己完結で食料品を生産して売ってもいいかもしれない


優先順位


1.ベルリンの小売
2.ベルリンへの供給
3.ブリュッセルへの小売
4.ブリュッセルへの供給
5.リオの小売
6.リオへの供給
7.マルセイユの小売
8.マルセイユへの供給


あくまで仮の方針


商売の基本はまず出口の確保
次にモノ
出口が無かったらモノがいくらあっても売れねーんだよ!!!

マーケットを検討しよう

このゲームの最大の敵は
利益を追い求めるあまり
多角化しすぎて自分が何をやっているか分からなくなること


マーケットは慎重に選び
自分がどういうシステムを組んだのか忘れないようにしよう


ただあまり一本気過ぎてもダメなんだよね
全力を集中しても勝てないマーケットでは勝てない!


赤字!それは死!!!

自動車マーケットの分析

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さて
ベルリンでは平均1.1万ドルの車が月に980台程度売れているという統計が上がってる


ベルリン市民の購買決定の商品評価がOverrall
そしてその評価の内訳がConcernです
Localは既存のメーカーの競争力
AverageはプレーヤーとCOMを含めた競争力の平均


どうやら
既存メーカーのクオリティが雑魚


今回は輸入品のクオリティが高いので
いきなり自動車メーカー始めても勝てそうなマーケット


試しに工場を試作していくつかシミュレーション

まず本命のベルリンに直接立てたらどうなるか?
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原価が$5317
トントンで小売に流しても1台$4000くらいは儲かるかな?
年間平均シェア30%で月300台程度としても
120万ドルは固い
で、ベルリンのカーディーラーのランニングコストがフル装備で15万ドル
利益は100万ドル!
店舗の初期投資が1300万ドルだから
広告を3ヶ月間、月100万ドル分打ってブランドを向上させると
最初のシェア獲得までの期間3ヶ月を抜いて
およそ19ヶ月で元本回収!
(コスト上げ要因がなければ)

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瀋陽


メインのマーケットに建てるより部品の輸送コストが倍
なんと主な部品の輸送元を見たら


エンジン-パレルモ
ボディ-ブリュッセル
タイヤ-パレルモ


なるほど……全部ヨーロッパじゃねーの?


ヨーロッパ産の部品を中国で組み立ててヨーロッパに送り返す…コレはバカバカしい!
自動車工場は2つの部品が地元で得られるパレルモに建てるのが良いだろう

大から小への戦略基準、早速崩壊!

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パレルモ
ベルリンよりはちょっと400ドルくらい安いけど
これひょっとして輸送費で相殺される奴では?


さてパレルモで作りベルリンで売った場合


ROIは


経営資本

(ディーラー初期投資)         14,000,000
(ディーラー変動費+固定費)150,000×12=1,800,000
(広告費最初の3ヶ月) 1,000,000×3=3,000,000
(広告費残り9ヶ月) 250,000×9=2,250,000
(中工場の初期投資) 7,000,000
(中工場の変動費+固定費) 900,000×12=10,800,000


計                   $38,900,000


営業利益(年間)1年目シミュレーション     $5,100,000
(営業外収益は抜く)


ROI 38,900,000 ÷ 5,100,000 ×100 = 約 13(%)

ROIを出してみたの感想


うーん……超優良事業だね


法人税ないからなぁ DLC抜いてると
税金あったら消費税と法人税で大体5割減だから 6%か
それでも優良か


でももし年利6%でお金借りて同じ事やったら
トントンですね
金利!恐ろしい!!!


最初の3ヶ月間に広告費をつぎ込みまくってるのは
既存製品のブランドに追いつくためです
信頼ってものすごいお金のかかる資本なんですね
崩れる時はあっという間なのに


ということは企業の悪いニュースや口コミが流れる度に
ブランドにかけた目に見えない資本がものすごい勢いで吹き飛ぶ……ということか
これ悪用されたらキツイっしょマジで


ときには根も葉もない噂に対して、平謝りやリコールを受けつけなくてはいけないのでは?
失われるブランドイメージを築くのにかかるキャッシュと時間よりコストが低いならば


そう考えるとブランド武装って諸刃の剣だなって思う
過剰なクレーム対応にはそういう意味があったのか

これどうなの?Q&A

実質賃金率と固定費への影響はどの程度あるのか?

疑問
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上図のように
地域によって実質賃金率が違う
それは工場を建てる場所の意思決定に影響するほど
コストに影響を与えるのか?

予想

当然ある!現に世界では安い賃金の国で生産したモノを
グローバル企業がそれを賃金率の高い国に輸出して稼いでるじゃないか!
それにAIも賃金率の低い都市に工場や農場を作るのが大好きだし!

検証

 ブリュッセル
 リオデジャネイロ
 マニラ
 瀋陽


以上の4都市に小工場を建て
生産に支障を来さないよう
成果物をベルリンの巨大倉庫で吸収しながら月間賃金を比較する
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結果

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コストに占める賃金の割合の都市間差は最大で7%
影響が無いわけではないが思ったよりも小さい
さらにここから卸先への輸送費用が別途かかる


それを考慮すると実質賃金率が最も高いにも関わらず
原材料と市場に最も近いブリュッセルに工場を建てるのが一番最終コストが低くなる


賃金率よりも材料購入費と輸送コストを抑える事を重視した方が
原因の8割を抑える事になり効果が高い


どうやら原材料と工場と小売をいかに短い線で結ぶかということが鍵なようだ

意外にも
賃金を抑えるのはあまり有効な手とは言えない
という結果が出た


あくまで輸送距離が同等の場合に
実質賃金が低い方都市を選んで工場を建てた方がちょっとだけお得
という程度の話に過ぎない


貧乏都市でリテールをするつもりなら工場は貧乏都市に作ったほうが良いが
富裕都市でリテールをするつもりなら普通に現地生産で大体問題ない事になる
最初に世界地図を見て計画していた事は大体誤りだということだ
なんということだ
もしかしたら製品によっては輸送費の割合が小さいとかあるかも知れないけど
車は輸送費が馬鹿みたいに高いからね
後DLCを入れると工場を作ることで経済成長するみたいな要素もあるみたいだけど
そんな慈善事業をするつもりは無いよ

反省


これからの戦略意思決定は


1.ターゲット市場の選定
2.利用できるリソースの洗い出し
3.流通経路検討と製品の選定
4.チャンネル構築

という順番で行うと良いという仮説を立てる



商売ってモノを効率良く運ぶ事なんだ……!
おしまい


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