PaintGuide_AP_1

Last-modified: 2017-09-19 (火) 22:50:35

【アーミーペインターでのペイント例2:Savage Orruks】
ゲームズワークショップ社の「Savage Orruks(野蛮オーク?)」をペイントしてみます。
様々なファンタジー世界観で暴れて回っているオークたちですが、ウォーハンマー・シリーズの中でも活躍。ゲーム中の他の軍勢の説明はまともな文章なのに、彼らオルクの軍勢の紹介だけは擬音語まみれの頭の悪い文章だったりと面白い連中です。
 オルクのミニチュアは筋肉の凹凸がはっきりとしていて、これをシェイド塗装やドライブラシ塗装のテクニックを使って表現するのが楽しいモデルです。

 

パッケージ写真とか見ながら、どんな色で塗るか考えます。
今回は以下の9色を用いることにしました。以降、塗装時にこの表の行列番号を使用します。
Paint_AP_SO_ColourS.jpg

 

まずはモデルの部品を切り離して組合せを確認します。
Paint_AP_SO_01.jpg

 

それぞれを接着剤で引っ付けます。部品の成形ラインなどをナイフの背やヤスリで撫でて処理します。造形からしてすでに頭が悪そうです。
Paint_AP_SO_02.jpg

 

[0~1A]下地~ベース色の塗装「Goblin Green」
今回は緑色の面積がとても多いので、下地用カラースプレイを使ってみます。様々な色の下地とベース色塗装をまとめてやってしまえるカラー下地スプレーが揃っていることは、アーミーペインターの強みの一つ。大型のミニチュアや多数のミニチュアをペイントしたいときに威力を発揮します。
Paint_AP_SO_03.jpg

 

長めの段ボール片とかにくっつけて一気に塗れば、5体くらいをまとめて10秒くらいで緑色のペイントが合終わります。
Paint_AP_SO_04.jpg

 

持ちやすくして作業性を良くするため、ペットボトルのふたなどに両面テープで張り付けます。
段ボールのままでも、まぁ構わないのですが。
Paint_AP_SO_05.jpg

 

[2A]シェイド色の塗装「Green Tone」
これだけ緑色の比率が高いと、この色だけ先にやってしまった方が手早くダイナミックに作業を行えます。
モデル全体に「Green Tone」をダバダバと塗ります。
こうするとモデル全体の凹凸が明確になり、他の色部分のペイントも楽になります(人によりけりで、まずは全体にドライブラシで凹凸をわかりやすくする人もいます)。
ゲームの駒に使う目的ならこれで十分な、それっぽい気もします。
Paint_AP_SO_06.jpg

 

[3A]シェイド色「Green Tone」塗り足しとドライブラシ「Goblin Green」
撮りそこなっていましたが、このオークたちのチャームポイントは背筋のバルクと、丸出しのお尻。筋肉の凹み部分に追加で「Green Tone」を塗り足してやり、出っ張った部分に「Goblin Green」をドライブラシで塗って筋肉のメリハリをはっきりとさしてやります。
Paint_AP_SO_07.jpg

 

[1B,1C]ベース色の塗装「Pure Red」、「Matt Black」
口内の奥まった部分などを先に塗ってやります。
Paint_AP_SO_08.jpg

 

[1D]ベース色の塗装「Oak Brown」
Paint_AP_SO_09.jpg

 

[1E]ベース色の塗装「Skelton Bone」
Paint_AP_SO_10.jpg

 

[1F]ベース色の塗装「Leather Brown」
形的に他の色の上に重なる部分の多い「Leather Brown」を最後に塗ります。
はみ出しや塗り間違い、細かいところなどの各々のベース色で塗り直します。
これで各色のベース色の塗装完了。
Paint_AP_SO_11.jpg

 

[2B~F]茶色部分のシェイド塗装
ちぐはぐだった色が褐色にまとまりつつ、凹凸の陰影がつきます。
Paint_AP_SO_12.jpg

 

[3D,3F]「Leather Brown」でのドライブラシ塗装
 「Oak Brown」部分と「Leather Brown」部分にドライブラシ塗装で行います。
[3C,3E,4B,4D,4F]「Skelton Bone」でのドライブラシ塗装
 緑色でない部分にドライブラシ塗装で行います。
Paint_AP_SO_13.jpg

 

[3C]「Skelton Bone」のドライブラシ塗装
斧の黒いところに「Skelton Bone」あるいは白に近い灰色などでドライブラシすることで、黒曜石っぽい感じになります。
Paint_AP_SO_14.jpg

 

[4A]「Scaly Hide」のハイライト部へのドライブラシ塗装
筋肉の出っ張った筋に「Scaly Hide」を軽くドライブラシしてハイライトをつけます。
これで完成!
Paint_AP_SO_15.jpg

 

気が向いたら、適当な色で文様を書き込んでやったり、オプション部品つけてやると楽しいかもしれませんね。
ということ、部族の連中と並べて記念撮影。
「Savage Orrukus」は一箱にたくさん入ってるしペイントが簡単なので、ドガーッと並べることができて楽しいです。
Paint_AP_SO_16.jpg

 
 

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