・ちいさな勝利、ひとつの決意
依頼者:
ラーアル(Rahal)
/ 南サンドリア・番犬横丁
依頼内容:
緊急任務!
ジャグナー森林南部に赴き、
オーク軍に囚われた従騎士
アルテニアを救出せよ!
- 南サンドリア〔S〕(E-7)のRholontに話しかける。
任務完了、お疲れさまであります!
Rholont : 実はたった今、
ビスティヨ作戦本部長から、
全員に緊急召集がかかったであります!
団長もじきに到着するであります!
(暗転)
Excenmille : ……いったい何だ?
ビスティヨ。大慌てで呼びだしたりして。
Excenmille : 団長のオレに無断で
緊急召集をかけて、つまんねー用事だったら
タダじゃおかないからな!
Bistillot : ……エグセニミル団長。
落ちついて聞いてください。
Bistillot : いま、例の盗聴用
リンクパールからの情報を聴いていたのですが……
Excenmille : お、おいっビスティヨ!
Excenmille : 金の羽根に
リンクパールが仕かけてあったことは
まだ[Your Name]に……。
Rahal : エ、エグセニミル!
(慌てる少年騎士団、驚く冒険者)
Excenmille : あ……。
Rahal : 自滅だ……。
Bistillot : これは団長の父上に渡した
金の羽根……
いえ、リンクパールからの情報です。
Bistillot : アルテニアの属する隊が、
ジャグナー森林でオーク軍に襲撃を受けました。
Excenmille : なんだって!?
Rahal : じゃ、じゃあ
アルテニアは……。
Bistillot : ……わかりません。
ただ騎士団では、一隊が壊走したという
噂も流れています。
Excenmille : おいっ! ビスティヨ!
何かほかに情報は……!
Bistillot : ……!?
待ってください。みなさんお静かに。
Bistillot : 神殿大騎士ダルヴィーユに
仕かけたリンクパールから声が……
(暗転、ジャグナー森林〔S〕の物見台の上にデーモンとオーク、エルヴァーンの姿)
Zogbog : これはこれはビフロンス伯爵様。
ご機嫌うるわしゅうございます。
Count Bifrons : 虚礼は要らぬ。
ゾッグボッグ小隊長、
速やかに状況を報告せよ。
Zogbog : へ、へへぇっ!
Zogbog : ここにおられるサンドリアの
大騎士ダルヴィーユ殿の手引きで
神殿騎士団長ムシャンの抹殺につづき、
オーク族の捕虜救出にも成功し……
Zogbog : そして今回、
王立騎士団の急襲にも成功しまして。へへぇ。
Count Bifrons : 上首尾だ。
Count Bifrons : ……ダルヴィーユよ。
貴殿のような立場の者が、われわれに
手を貸すこと、真に後顧なきことか?
Darvylle : ……。
Count Bifrons : ……冗句だ。
戦に大義は問わぬ主義。それにしてもこの光景、
何とも奇遇な邂逅よ……。
(ビフロンス、魔法でその場を立ち去る)
Zogbog : ケッ……。
(暗転)
Bistillot : 神殿大騎士の
ダルヴィーユが血盟軍と手を……?
Bistillot : こっ、これは大変なことですよ!!
Rahal : どういうことだ? ビスティヨ。
説明してくれ。
Bistillot : つまり、国内で起きた暗殺や
捕虜の脱走、そして今回の襲撃にまで
ダルヴィーユが絡んでいたということ。
Bistillot : サンドリア内部の情報は、
ダルヴィーユの手によって、オーク帝国側に
筒抜けになっていたということです!
Excenmille : ゾッグボッグ……。
あのときジャグナーの森で会ったオークか?
Bistillot : し、静かに!
また声が聞こえてきます。
Darvylle : (ゾッグボッグ。
ひとつ頼みがある……)
Darvylle : (此度捕らえた
捕虜が、私が内通者であることに
勘づいている……)
Darvylle : (……槍使いの従騎士だ。
「アルテニア」と名乗っていたか……)
Darvylle : (生かしておくのは
何かと不都合だ。今のうちに、始末しておきたい)
Excenmille : ……!?
Rholont : ど、どういうことで
ありますか? ア、アルテニア様は
生きているでありますか!?
Bistillot : ま、待ってください。
隊は急襲を受けたけど、アルテニアは捕虜に
なったおかげで生命が助かった……。
Bistillot : つまり今はまだ生きている。
Rahal : だ、だけどダルヴィーユが
始末しようとしている従騎士の名前は……。
Excenmille : ……アルテニア!
(走り去るエグセニミル)
Rahal : 待て! エグセニミル!
Rahal : ビスティヨ、ロロン。
このことを大人たちに報告するんだ!
Rahal : 金の羽根のことも大人たちに話せ。
アルテニアの生命には代えられない。
Rahal : 僕はエグセニミルの後を追う。
Rahal : [Your Name]、
いっしょに来てくれ。
Bistillot : わかりました。
副団長の指示に従います。
Bistillot : オークの隊は現在、
ジャグナー森林で待機していると
思われます。
Bistillot : たぶん、ラヴォール村の近く……
ジャグナー森林の南のほうだと思います。
Bistillot : それと!
Bistillot : くれぐれも用心してください。
王立騎士団の精鋭が不覚をとった連中です。
Rholont : 副団長!
[Your Name]殿!
アルテニア様をお願いしますであります!
Rahal : 行こう!
[Your Name]!
アルテニア様をお願いしますであります!
Rholont : オークの隊は現在、
ジャグナー森林の南のほうで
待機していると思われるであります! - ジャグナー森林〔S〕(H-10)の???を調べる。
Rahal : あっ、[Your Name]!
あれ見て!
(オークに連行されるアルテニアの姿)
Zogbog : おい、ダルヴィーユ。
ブッチズボッチ(Buchzvotch)様は
気がみじけぇんだ。さっさと済ませろ。
Altennia : ……ついに正体を現したわね。
神殿大騎士ダルヴィーユ。
Altennia : 前から怪しいと
思っていたけれど……。
Darvylle : ……お前がいつから
疑念を抱いていたのかなど、興味はない。
深入りしたのが運のつきだったな。
Altennia : 王を裏切り、まして
宿敵のオークどもに味方を売るなんて……。
Altennia : 答えなさい!
あなたの目的は何なの!?
Darvylle : 勘違いするな。
私はただ、サンドリアを本来
あるべき姿へと導いているに過ぎん。
Altennia : ……?
どういうこと?
Darvylle : 現国王……
いや僭主デスティン・R・ドラギーユは
我が同志らの手によって殺害される。
Darvylle : ……そう。
10年前、先の国王グランテュールが
オークの襲撃で死んだようにな。くくく……。
Altennia : な、なんですって?
??? : グウォォォォォオオオ!
Zogbog : お、おい、ダルヴィーユ!
ブッチズボッチ様が痺れをきらしちまうぞッ!
Zogbog : トバッチリは
小隊長のオレサマにまわってくるんだ。
早くしやがれッ!
Rahal : くそ!
助けたいけど、敵の数が多すぎるよ。
Rahal : それにしても
エグセニミルはどこに行ったんだろう……
Darvylle : ……余話が過ぎたな。
そろそろ終わりにしよう。
Rahal : ま、まずい!
(エグセニミル登場。ダルヴィーユに飛び蹴り決め、ダルヴィーユ川へ転げ落ちる)
Altennia : ……エグセニミル!
どうしてここに!?
Zogbog : グッ……貴様はッ!!
Rahal : エ、エグセニミル!?
Rahal : ……[Your Name]。
今だ、アルテニアを!
Zogbog : まさかお前から
会いに来てくれるとは……
Zogbog : オレサマは嬉しいぞ、
エグセニミル!
Excenmille : ふんッ!
お前の顔を見るために、わざわざ
走ってきたんじゃねーよ! ゾッグボッグ!!
Altennia : ラーアル!
[Your Name]さんまで!
Zogbog : また会ったな!
お前ら!
Zogbog : グフフフフッ!
飛んで火にいる夏の虫とはこのことだァ!!
Buchzvotch : (クロッグ
クラックブレック!!)
Zogbog : げッ! ブッチズボッチ様!
Zogbog : (ドヌック
ヴェックズックグレッグ!)
Buchzvotch : …………。
ヴォックブロックグレッグ!!
Zogbog : ……どうする?
ブッチズボッチ様はいま、
とてつもなく機嫌が悪いようだぞ?
Rahal : ……ちょっと、
なんかスゴそうなのが出てきたよ!
Excenmille : …………。
Excenmille : おい[Your Name]。
あのデカいのはお前に任せる。やれるだろ?
Excenmille : 残りのオークは
オレとラーアルで何とかする。
Excenmille : もしもドジ踏んでみろ。
あとで領地のゴミ拾いだからな。
Rahal : た、頼んだよ。
[Your Name]!
Buchzvotch : グゥォォォォオオ!! - Cobraclaw Buchzvotchを倒し、再度???を調べる。
(ブッチズボッチ、ラーアルに突き飛ばされゾッグボッグが下敷きになる)
Zogbog : グホァァアアアッ!
Zogbog : ちッ、畜生~ッ!!
Zogbog : (ヴェグロック!)
……ガキだと思って甘く見ていた!
クソォ! 普通に強ェじゃねェか!!
Zogbog : グッ……とにかく出直しだ。
オレサマだけでかなう相手じゃ
ねぇってことが、よーくわかった。
Excenmille : ゾッグボッグ!
また逃げるのか!
Zogbog : に、逃げるだと!?
バカにするな! これは
「戦術的撤退」っつーんだよ!
Zogbog : 覚えてろッ! 次会うときは
必ずお前の首をチョウダイする!
Zogbog : なぜならお前は
オレサマの氏族の……カタキだからな!
Zogbog : (グレックヴック!)
それ、退却……イヤ
後方にむかって前進だッ!
(逃げ去るゾッグボッグ)
Excenmille : ゾッグボッグのやつ、
こないだも同じようなコト言ってたな……
仇敵とかカタキとか、なんの話だ?
Rahal : さあ……。
Excenmille : ところでだ……、
[Your Name]。
Excenmille : お前はあとでゴミ拾いな。
理由はわかるだろ?
Excenmille : お前がちゃんと
トドメ刺さねーから、危うくオレが
ミンチになるところだったじゃねーか!
Altennia : エグセニミル。
Excenmille : うっ……な、なんだよ。
アルテニア。
Excenmille : 今日はわざわざ
危険を冒して駆けつけたんだ!
怒るなら……。
Altennia : ……ありがとう。
Excenmille : !?
Excenmille : ア、アルテニア……
Excenmille : 頭打ったんじゃねーのか?
Altennia : ちょっと、人がせっかく
まじめに感謝してるっていうのに、この子は!
Altennia : はぁ……。
Altennia : ラーアルも
[Your Name]さんも……。
Altennia : ……本当にありがとう。
あなたたちは、あたしの生命の恩人です。
(進軍するオークの姿)
Altennia : な、なに?
Rahal : ドッグヴデッグ!
王都を包囲した軍団の将軍だよ!
Rahal : どうする、エグセニミル!?
Rahal : ……エグセニミル?
Altennia : [Your Name]さん、
ここは危険だわ。早く……
Altennia : あ、あれは……!
Altennia : 野豺軍団のバックゴデック!!
こんな近くに!
Excenmille : …………。
Altennia : きっと、
南のラヴォール村に駐屯していた部隊ね。
ジュノ方面にむかってるように見えたけど……
Altennia : バックゴデックと
ドッグヴデッグ……オーク軍の両巨頭と
言ってもいい将軍たちよ。それが足並みそろえて
出撃だなんて、どういうこと!?
Altennia : (あ……!)
Altennia : エグセニミル!
今からあいつらを追いかけて倒そうだなんて
バカなことを考えちゃ……
Altennia : ……エグセニミル?
(暗転、アルテニアらの元に駆けつける騎士団)
Alphonimile : いたぞ!
……みな無事か!?
Alphonimile : アルテニア、
無事だったか!
Excenmille : ……親父!
Alphonimile : エグセニミル、
それにラーアル……ルブラール卿のご子息か。
それから……
Alphonimile : これは……
本当にお前たちだけで、これを……?
Laoudrant : アルフォニミル様!
谷底に、神殿大騎士ダルヴィーユ様が……!
Alphonimile : ダルヴィーユ卿?
まさかそれも彼らだけで……!?
わかった、速やかに捕らえよ。
Alphonimile : ……今は急いで
ここから離れることにしよう。
オークの駐留部隊に気づかれては事だ。
Alphonimile : 貴公が
[Your Name]卿か。
アルテニアから話は聞いている。
Alphonimile : 愚息らが世話に
なったようだ。サンドリアに帰還ののち
あらためてお目にかかりたい。 - 南サンドリア〔S〕(E-7)のRholontに話しかける。
無事で何よりであります!
団長がお待ちであります!
Rholont : 我輩は盗聴の件で
鉄羊騎士隊のロンジェルツ隊長に雷を落とされ、
正直ヘコんでいるであります!
Excenmille : おっ、誰かと思ったら
[Your Name]か。
Excenmille : 今日はラーアルも
ビスティヨもいねーよ。
金の羽根で盗聴してたこともバレちまったし、
大人たちに叱られてんじゃねーのかな。
Excenmille : え? オレ?
もちろん逃げてきたに決まってんだろ。
??? : ……エグセニミル。
Excenmille : ああん、誰だよ?
……って、げッ! 近衛騎士団の
フィリユーレ副団長とアルテニア!
Phillieulais S Dieuffon : エグセニミル、
父上がお探しだったぞ。
Excenmille : ……。
Phillieulais S Dieuffon : それから
[Your Name]どの、貴公もぜひ
お越しいただきたいとのこと。
Phillieulais S Dieuffon : アルテニアの生命を
救った恩人だとか。私からも御礼申しあげたい。
Phillieulais S Dieuffon : ……では、
私はここで失礼する。
Phillieulais S Dieuffon : アルテニア、
まだ歩きまわっては
身体にさわろう。無理はするな。
Altennia : ありがとうございます、
フィリユーレ様。
Altennia : 行くわよ、エグセニミル。
いいわね?
(暗転)
Alphonimile : ……アルテニア、
ケガはもうよいのか?
Altennia : ご心配をおかけしました。
もう大丈夫です。
Alphonimile : [Your Name]卿。
ご足労いただき、恐縮至極。
Alphonimile : エグセニミルを助け、
アルテニアをご救出いただいたことに
心から感謝を申しあげたい。
Alphonimile : 聞けばこのたび、
凶猛な敵のオーク戦士を退けたのも貴公だとか。
わが騎士隊にあらまほしき剛の者よ。
Alphonimile : ……そして、もうひとつ。
貴公もご存じの、神殿大騎士
ダルヴィーユのことなのだが……
Alphonimile : 彼は、いまは亡き
東サンドリアの復活をもくろむ勢力……
いわゆる「東王派」の残党であったらしい。
王国が東西に分裂していた時代の、負の遺産だ。
Alphonimile : 東王派は10年ほど前、
オークの荒武者ドッグヴデッグを雇い入れ、
畏れ多くも先のサンドリア国王、
グランテュール陛下を謀殺した前科がある。
Alphonimile : そしてふたたび
獣人どもと結託し、現国王……デスティン陛下の
お命を狙わせていたというのだ!
Alphonimile : さらにダルヴィーユは
その見返りとして、獣人血盟軍に
王国の情報を流していたこともわかった。
Alphonimile : 彼らの計画を
止めることができたのは、貴公らのおかげだ。
Alphonimile : 礼物には換えられぬ功業だが、
騎士団からの心と思って、
どうかこれを受け取っていただきたい。
Excenmille : ……親父。
Alphonimile : ……?
何だ、エグセニミル。
Excenmille : 次の遠征に
オレを連れていけ。
Altennia : ……エグセニミル!
Alphonimile : ……。
なぜ今、そのようなことを言う?
Excenmille : ジャグナーの森で、
王都を包囲したドッグヴデッグの軍団を見た。
母上を、……手にかけた連中だ……
Alphonimile : ……!
Excenmille : 目の前が真っ赤になって、
追いかけて、刺し違えてでも殺してやる!
そう思った。
Excenmille : でも……。
Excenmille : 足がすくんで、一歩も動けなかった。
Excenmille : もっと……力が欲しい。
Excenmille : ただの力じゃない。
敵の大将を目の前にしてもくじけない、
勇気と智略が欲しいんだ!
Excenmille : 親父、頼む!
オレを次の戦いに連れていってくれ!
Alphonimile : ……いちどだけ問う。
その言葉、本気か?
Excenmille : もちろんだ!
オレを戦場に連れていけ!
Alphonimile : ……わかった。
あとで屋敷に来るがよい。
Alphonimile : [Your Name]卿。
愚息らをお護りいただいたこと、
重ねて感謝申しあげる。
(暗転)
Excenmille : ふぅ~。
使い慣れねー言葉使ったから、疲れちまったぜ。
Altennia : エグセニミル! 本気なの!?
Altennia : あたしだって、
あなたがただの子供じゃないことは知ってる。
Altennia : あなたの剣の腕なら、
今すぐ王立騎士団にだって入れるかもしれないわ。
Altennia : でも、戦場という場所は……!
Excenmille : アルテニア、
親父の性格を知っているだろう?
Excenmille : あの親父が
いちど連れてくと言ったんだ。
引きずってでも、オレを連れていくさ。
Altennia : エグセニミル……
(アルテニアを探し回るハルヴァーとそれを追いかけるラーアルの姿)
Halver M Borel : アルテニア、どこだ!
まだ、出歩いてはならん!!
Rahal : ……ちょ、ちょっと
ハルヴァーさん! 落ち着いて!
Altennia : に、兄さん!?
……や、やば!
Altennia : じゃあね、
[Your Name]さん!
いろいろとありがとう!!
(アルテニア走り去る)
Halver M Borel : 君たち!
アルテニアがここに来なかったか?
Excenmille : ああ、アルテニアなら……
なあ、[Your Name]?
東を指す
西を指す
Halver M Borel : そうか、あっちへ行ったか!
感謝する! 少年騎士団のエース殿!
Halver M Borel : アルテニアァァ~!!
Excenmille : ……。
Rahal : アルテニアって
ハルヴァーさんに愛されてるなぁ……。
Rahal : でも「少年騎士団のエース」って
[Your Name]に
ぴったりの呼び名だね!
Excenmille : ……フン!
Excenmille : おい、エース!
ゴミ拾い、忘れんなよ!
だいじなもの:王国軍獣人戦役軍票を手にいれた!
・王国軍獣人戦役軍票
サンドリア王立騎士団が 水晶大戦時に発行した軍用手形の一種。 各種通貨との兌換が 騎士団長の名で保証されている。